平和で豊かな日本となった今日、私達はややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘
れがちになります。私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦
争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。特に近隣諸国の人々
と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくため
には、何よりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼に基づいた関係を培ってい
くことが不可欠と考えます。政府は、この考えに基づき、特に近現代における日本
と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な
拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友好交流事業を展開しております。
また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信
頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き誠実に対応してまいります。
いま、戦後50周年の節目に当たり、我々が銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴
史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであ
ります。
★1
わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の
危機に陥れ、植民地と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対
して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に過ち無からしめんとするが故
に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反
省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもた
らした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。
敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショ
ナリズムを拝し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じ
て、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、
★2わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指
し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要で
あります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を
鎮める所以となると、私は信じております。
「杖(たよ)るは信に如(し)くは莫(な)し」と申します。この記念す
べき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓い
の言葉といたします。』
以上がいわゆる馬鹿な、頓馬な首相の村山富市の「村山談話」なるもので
あるが、一番の間違いは★1の部分であり、次の間違いは★2の部分である。
第一の間違いの理由。
なんとなれば、あの大東亜戦争は国策を誤ったものでもないし、アジア諸
国に多大な損害を与えたものでもなかった。反対に「植民地からの開放」
と言う多大な恩恵を与えたものであったことは、良く理解できることと思
う。
そして、第二の間違い。
唯一の被爆国として、次の被爆を防ぐ為に「核武装」を真剣に検討してゆ
かなければならないところを、核兵器の究極の廃絶などと「究極のたわご
と」を能天気に述べているからである。ソ連、中国、北朝鮮の日本へ照準
を合わせた数多くの核ミサイルの存在を気にしていない。(当時はまだ北
朝鮮は核武装していなかったであろうが。また核兵器の究極の廃絶は、ロ
下記のURLには、良くまとまった意見が掲載されているので、参照される
と良い。
http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-378.html
(続く)