ただ単に名前が同じだからと言って、「バラックオバマ候補を勝手に応援する会」
なんぞが、2008年2月4日に小浜市民によって結成された。その前2007年1
月にはオバマ氏が来日した際のジョークのテレビ放送をきっかけに、小浜市は
「親書と夫婦箸」を送ったと言う。テレビ放送は確認できなかったと言われたが、
NHKの連続テレビ小説の影響もあったようで、オバマがどんな人物で、オバマが
属する民主党がどんな政党かも斟酌もせずに、日本の一地方自治体がアメリ
カ大統領候補に現(うつつ)を抜かす(夢中になる)などと言うことは、まことに
おかしなことである。
現(うつつ)を抜かすなら抜かすで、地方自治体としての抜かし方があるはずで
はないかと思う。小浜市がどんな内容の親書を送ったかは知らないが、ただ単
に、「小浜市はオバマ氏を応援しています」程度ではなかったか。小浜市の歴史
や魅力、そして、それとなく将来像などをPRしアメリカからの観光客の誘致など
のPRなどをしたのであろうか。
または、「オバマ氏にこんな親書を送った。小浜市はこんな魅力のある町です。」
なんぞと日本国内へのPRに使うとかの戦略(?)でもあればまだ納得できるの
だか、そんな話も聞かなかったと思うのでほんとに「ミーハー」的だと思うのであ
る。
この内容は、下記のニュースを参考にしている。
http://www.j-cast.com/2008/02/06016422.html
(5)リベラルなオバマ
オバマの本来の性質や行動は超リベラルだと言う。リベラルとは「市場の自由な
活動による富の増大と分配では失業や貧困、差別などのさまざまな弊害や社会
問題が生じる為、政府のかなりの介入によりそれを修正する必要がある」と主
張することである、と小生は理解する。
このWiLLでは、「大きな政府」策に基づき、民間への政府の介入や規制を
増やすことを主唱し、経済面での自由競争や福祉面での自助努力を抑え
ようと言う思考、と書かれている。
民主党は労働組合に支援されているから「アメリカ労働者の雇用」を極端に重
視し、自由貿易に難色を示し保護貿易主義に傾斜し、労働組合への極端な配慮
を示す。
税制では高額所得者へ増税をして低所得者への減税や福祉に回す発想をす
る。原子力発電にも反対していたが、大統領選のスタートで石油価格が上昇する
と態度を軟化させてしまったことは先にも述べた。
対外面では軍事を軽視し、対話や協議を優先させ、同盟関係よりも多国間関係
を重視する。イラク介入にも激しく反対し早期撤退を唱えている。北朝鮮やイラン
の核問題についても会談し問題の解決を図る、と言っている。こんな態度で北朝
鮮やイランの核問題が解決されるとは思われない。
日米同盟や拉致問題などはオバマの頭の片隅にも存在していないのであろう、
と危惧する。
(続く)