バラク・フセイン・オバマ大統領(14)

(2)仏教徒を無視した大統領(就任演説の第24節目

24節目とは、YOMIURI ONLINEの「オバマ大統領、就任演説全文

(1/3~3/3)」における英文の節区切りを言う。その24個目の節を意味する。

以下同じ。

「我々のつぎはぎ細工の遺産は強みであって、弱みではない。我々は、キリスト

教徒イスラム教ユダヤ教徒ヒンズー教、それに神を信じない人

よる国家だ。我々は、あらゆる言語や文化で形作られ、地球上のあらゆる場所

から集まっている。

For we know that our patchwork heritage is a strength,not a weakness.

We are anation of Christians and Muslims, Jews and Hindus and non-

believers. We areshaped by every language and culture, drawn from

everyend of this world;・・・」

    

ここで注意しなければならないことは、「ヒンズー教徒」を盛り込み、仏教徒を敢え

て無視していることだ。米国にも仏教徒はいるのであろうが完全に無視している。

そして、敢えて、仏教徒の多い日本も無視したのではないか。アフガニスタン

の戦いにはインドが欠かせないから、「ヒンズー教徒」を盛り込んだのであろう。

手前が作っておいた憲法9条のために何も出来ない日本を、意識して無視した

ものと思う。このためオバマは日本を中国に売り渡すのではないか、と言う憶

測もあながち的外れとは言えないのではないか。

もう一つ付け加えると、アメリカ原住民のアメリカインディアンにも言及されてい

ない。もちろん non-believersの中に含まれていると言えばそれまでだが、アメリ

開拓史は、言ってみれば、アメリカインディアンへの虐待と虐殺の歴史でもあ

る。仏教徒を無視し、原住民をないがしろにしていることは、一神教徒の身内に

は甘く、異教徒へは容赦しないと言う異常さの、無意識の表れかとも勘繰るので

ある。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/090126/amr0901260753001-n1.htm

の【一筆多論】乾正人 仏教徒を無視した大統領 にもそのようなことが書かれて

いる。

ここでは、ヒンズー教徒を入れたことは、アフガンの作戦はオバマは本気でやる

つもりだ、としている。

ただしオバマはアジアのことを判らない筈は無いのである。2004年7月の民主

党大会の基調演説では、次のように演説しているからである。アジアのことは十

分に判っていた筈である。

Well, I say to them tonight, there is not a liberal America and a

conservativeAmerica — there is the United States of America. There is not

a blackAmericaand a white America and Latino America and Asian Americ

there's the UnitedStates of America.

(【2】オバマ氏の経歴、の2004年7月の項参照のこと)

そしてその答えはここ(10節目)にあると、【一筆多論】乾正人氏は言っている。

Rather, it has been the risk-takers,the doers, the makers of things –

somecelebrated but more often men and women obscure in their labor,

who havecarriedus up the rugged path towards prosperity and freedom.

リスクをとる者、実行する者、創造する者、著名なと言うよりも目立たずにがん

ばっている男女こそが、我々を繁栄と自由へと、長く険しい道を運び上げてくれ

たのだ。」に答えがあると言っている。

即ち、アフガニスタンの平和構築に、日本が、自衛隊の派遣を含めて具体的に

どのように協力するか、を早く決めなければならないと。

小生はカネを出すことには大反対である。平たく言えば、憲法9条なんぞは「

法中の悪法」なので、それを無視する特例法を作って自衛隊アフガニスタン

派遣すればよいと思っている。これこそ「普通の国」になると言うことである。

そうでなければいつまでたっても日本は世界に認められずに、アメリカの属国の

位置から抜け出すことは出来ない。

オバマは、日本はアメリカの植民地か属国と思っているから、敢えて、仏教徒

無視したのである。明らかに確信犯である。

それにはもう一つ重要な理由がある。世界3大宗教とは、キリスト教イスラ

、そして仏教だ。その仏教をはずしたのには訳がある。オバマが仏教を知

らない筈は無いから。

大統領就任式翌日のNational Prayer Service祈祷会にはヒンズー教イスラム

を含む20の宗教的指導者か参加していたのだが、仏教の指導者は参加して

なかったと言う。もちろん招待されていなかったのだが、もしここに招待すると

れば、それは、ダライ・ラマを招待せざるを得なくなるのである。それを避ける

めに仏教の指導者は誰も招待されなかったのであると言われている。

それは中国に対する気兼ねである。特にオバマ政権が中国との関係を重視

したからに他ならない。

http://ameblo.jp/globalphotoex/entry-10197274019.html

このブログを是非参照されたい。

日本は、あまりにもアメリカにべったりでは、本当に中国に売り渡されてしまう。

早急に核武装することを、極秘にでも進める必要がある。それは日本を中国

から守ることである。

(続く)