尖閣諸島問題(3)

25、尖閣諸島付近への調査船派遣中止せず、中国200812092127

        

中国外務省の劉建超報道局長は9日の定例記者会見で、中国の海洋調査船

尖閣諸島中国名・釣魚島)付近の日本領海に侵入したことについて「調査船を

いつ再派遣するかは中国側の事情だ」と指摘、今後も調査船の派遣を中止する

考えがないことを示唆した

記事本文の続き 劉局長は、尖閣諸島が古くから中国固有の領土だとの主張を

繰り返した上で「中国が主権を有する海域で正常に航行して、何が挑発と言える

のか」と指摘。13日の日中韓首脳会談などには影響しないと強調した。(共同

http://sankei.jp.msn.com/world/china/081209/chn0812092128007-n1.htm

更には、領海侵犯をより強化していく、とまで言っている。

        

27、中国当局、活動強化を言明、尖閣諸島付近の海洋調査で200812101257

        

10日付の中国紙新京報によると、中国の国家海洋局海監総隊の孫書賢副隊

長は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近での海洋調査活動について「この海域の

管轄を強化する」と述べ、今後活発化させる考えを明らかにした。

 海監総隊は海上巡視を業務とし、8日には同総隊の調査船が約9時間、日本

の領海に侵入した。

副隊長は、領有権の争いがある海域では国際法上「実効支配」の実績が重要だ

との認識を示した上で「中国も(主張するだけでなく)管轄海域内で存在感を示し、

有効な管轄を実現しなければならない」と語った。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/081210/chn0812101257003-n1.htm

中国は日本併合に備えて着々と手を打ち始めている、と思わなければならない。

このこと踏まえて日本は、強硬に中国には抗議しなければならない。日本のマ

スコミもそれと連携して、中国の非をあげつらって国内にキャンペーンを広げ

てほしかった。単なる抗議だけでは簡単にあしらわれてしまう。次の記事を見て

ほしい。もっと語気強く、閣僚はじめ、議員の先生方もあちこちで中国の非をあげ

つらってほしかった。

       

23、中国調査船の領海侵入首相が日中韓首脳会議で抗議へ2008.12.09,1219

        

 中国の海洋調査船尖閣諸島周辺の日本の領海内に侵入したことを受け、

麻生太郎首相は13日に福岡県太宰府市で開かれる日中韓首脳会議で、中国

側に抗議を申し入れることを決めた。河村建夫官房長官が9日午前の記者会見

で明らかにした。

 河村長官は、「中国側は『非難される余地はない』との談話を出しているが、

閣諸島は国際的にも歴史的にもわが国固有の領土であることに疑いはない」と

述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081209/plc0812091221006-n1.htm

これに対して当然中国は無視を決め込む。

        

28、日本の抗議に説明なし、示威行為?中国船の尖閣諸島領海200812112126

        

わが国固有の領土である尖閣諸島の領海内に中国の海洋調査船2隻が出没

した事件は、関係修復が進んでいる日中関係に暗い影を落とした。中国側の

威行為」との見方が強く麻生太郎首相は13日の日中首脳会談の際に抗議す

る方針を固めているが、度重なる中国の不法行為に「戦略的互恵関係」の難し

さを露呈したといえる。(田中靖人)

 事件は8日に起きた。海上保安庁の巡視船「くにがみ」が午前8時10分、尖閣

諸島・魚釣島の南東約6キロの領海内に中国国家海洋局の調査船「海監46号」

「海監51号」が航行しているのを発見。「くにがみ」が領海侵入の目的を無線で

確認したところ「尖閣諸島は中国の領土だ」と返答し停止、進行を繰り返しなが

魚釣島を一周した後、9時間後に領海外に消えた。

 日中間では平成13年2月から東シナ海で海洋調査を行う場合、2カ月以上前

に相手側に通報する事前通報する取り決めを結んでいるが、事前通報はなかっ

た。海洋調査に必要な機材の投下などをした形跡もなかったという。

 海上保安庁によると、中国側は今年に入り、日本の領海、排他的経済水域(E

EZ)内で5回の調査を行っているが、いずれも事前に通報があったという。

 首相は8日夜、「明らかな領海侵犯であり甚だ遺憾だ」と表明。外交ルートを通

じて抗議したが、中国政府側から明確な説明はないという。中国外務省の劉建

超報道局長は9日の記者会見で、記者に「挑発行動ではないか」と問われ、「

国が管轄する海域で正常な航行をすることが、なぜ挑発なのか」と反論した。

 政府筋によると、国家海洋局は中国海軍から分離した組織で今も海軍の影響

力が強い。東シナ海を中心に中国海軍の活動は年々活発化しており、「領海侵

犯は尖閣諸島を中国領だと主張するための示威行為だ」(政府高官)との見方

が強い。政府中枢や外務省は調査船の動きを事前に知らされていなかった

とみられ、国家海洋局独自の動きである可能性が高い。

 一方、台湾の馬英九政権は、尖閣諸島領有権問題を棚上げし、周辺海域の

日台共同開発を提案している。このため政府内には「中国には尖閣諸島をめぐ

る日中の領土問題を再燃させることで、この問題に台湾を巻き込みたいとの狙

いがあるのではないか」(高官)との見方がある。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081211/plc0812112126010-n1.htm

こんな抗議では弱すぎる。中国の思う壺だ。「今後領海を侵犯したら拿捕する」位

は言ってもらいたかった。ここでは諸々の問題を含んでいる。

一つは尖閣諸島はわが国固有の領土であるにも拘らず、中国が自分のものだ

といっていることだ

二つ目台湾を巻き込みたいという思惑がある、と言うことだ

三つ目中国政府内部の意思統一が取れていないかもしれない、と言うこと

(続く)