(3)親日と言われる台湾の動きは?
24、中国船の日本領海侵入に一線画す 台湾国民党主席200812091717
訪日中の台湾の与党・中国国民党の呉伯雄主席が9日、東京都内で会見し、
尖閣諸島(中国名・釣魚島)の日本領海内に8日、中国の海洋調査船が侵入した
ことに関連して「釣魚島は台日間の問題。問題の複雑化は望まない」と述べ、
日本の抗議に対して尖閣は「固有の領土」と反論した中国と一線を画す姿勢を
示した。
台湾は尖閣の領有権を主張すると同時に、日本とは主権問題を棚上げし
て海洋資源を共同開発することを希望している。
呉主席は7日、自民、民主両党などと政党交流を進めるために来日し、8日に
は石原慎太郎都知事と会談した。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081209/chn0812091720004-n1.htm
14、中台連携に期待感 尖閣問題で中国紙('08/6)200806162044
中国週刊紙、国際先駆導報は16日付の最新号で、尖閣諸島(中国名・釣魚
島)の日本領海内で台湾の遊漁船が警備中の海上保安部の巡視船と衝突、沈
没した事故を1面と特集面で紹介、「台湾では『両岸(中台)は手をつないで釣魚
島を守ろう』との声が相次ぎ上がっている」と中台連携への期待感を伝えた。
また同紙は、日本の態度について「釣魚島の実効支配に向けて各種兵力を配
置、軍(自衛隊)と警察の強力な監督態勢を敷いている」と分析。さらに台湾当
局者の「開戦も辞さない」とする発言を伝え、日台の海上戦力比較表も掲載した。
一方、中国のウェブサイト上でも「両岸(中台)はそろって軍艦を釣魚島に派遣
し、中華民族の力を日本に見せつけるべきだ」(サイト「網易」掲示板)などと“中
台共闘”を呼び掛ける声が目立っている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080616/chn0806162043013-n1.htm
いくら親日と言ってもこと領土問題となると、台湾といえども、理不尽とならざるを
得ない。しかも国民党政権だ。中国本土と同じ中国人だ、注意が必要。昨年6
月には台湾船が尖閣諸島の日本領海を侵犯して、退去を促す日本巡視船とぶ
つかり沈没している。
そのため両船長は書類送検されている。日本の領海内での事案であるから日
本の法律で処理されているが、領海侵犯の台湾遊魚船の船長はなぜ逮捕・勾
留されなかったのか。罰金も取ってしかるべきではなかったか。海上保安庁の
巡視船「こしき」の船長は職務にのったった業務をこなしただけである。業務上過
失傷害容疑をかけるとは、石垣海上保安部もどうかしているぞ。
7、台湾船が巡視船と接触沈没 尖閣諸島・魚釣島沖の日本領海内
20080610
10日午前3時23分ごろ、尖閣諸島・魚釣島の南約9キロの日本領海内で、警
備中の巡視船こしき(鹿児島海上保安部所属)と台湾遊漁船の連合号が接触
した。
連合号は約1時間後に沈没、こしきが乗組員16人全員を救助した。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、こしきは領海内を航行している連合
号を発見し、確認作業中に接触した。こしきは船首部分に軽い損傷があるとい
う。こしき船上で連合号の乗組員から詳しい事情を聴いている。
11管本部は現場海域に巡視船もとぶなど3隻と、航空機、ヘリコプター各1機
を出動させた。接触当時、現場海上は南風6メートルで、1.5メートルのうねりが
あったという。
http://www.nikkei.co.jp/china/society/index.aspx?n=MMCHcx425010062008&ichiran=True&Page=16
尖閣諸島・魚釣島付近の日本領海内で10日、台湾の遊漁船「連合号」と海上
保安庁の巡視船「こしき」が衝突し、連合号が沈没した事故で、石垣海上保安
部は14日、業務上過失往来危険罪と業務上過失傷害罪の容疑でこしき船長の
堤信行二等海上保安監(58)を、業務上過失往来危険罪の容疑で連合号の何
鴻義船長(48)を書類送検した。何船長が衝突の際に左まゆ付近や右ひざに軽
傷を負ったため、堤船長には業務上過失傷害容疑も適用された。
調べでは、こしきが日本領海内を航行していた連合号の船名を確認するため
に接近した際、連合号との間に十分な距離を取らず、また連合号も自動操舵(そ
うだ)のまま航行を続けて回避行動を取らなかったために衝突に至った疑い。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-133153-storytopic-147.html
台湾はその6日後に、抗議船を3隻の巡視船に守らせながら尖閣諸島の日本領
海内に侵入させた。この外にも6隻の巡視船が、尖閣諸島の日本領海内に侵入
している。明らかに組織的な侵犯活動である。日本巡視船はマイクと電光掲示板
で警告を続けたというが、これでは生ぬるいのではないか。退去を促すための警
告射撃、場合によっては船体への射撃も辞さない旨の警告もすべきではなかっ
たのか。
したがって尖閣諸島海域には、軍艦並みの巡視船を配置すべきであろう。と言う
ことは、巡視船とともに海上自衛隊の護衛艦もこの海域には遊弋(ゆうよく)さ
せることである。
5時間にわたって日本の領海を侵犯されて、何も出来なかったということでは情
けない。是非軍艦での警備を実施してほしい。そうすれば中国に対しても抑止と
なる。
(続く)