54、「米国は合法的利益の尊重を」調査船問題で中国国防省200903120119
新華社電によると、中国国防省の黄雪平報道官は11日夜、米海軍調査船が
南シナ海の公海上で中国艦船から妨害行為を受けたとされる問題で、調査船が
中国の排他的経済水域で活動していたことを強調した上で「米国がわれわれの
合法的な利益と安全保障に関する懸念を尊重するよう求める」との談話を発表し
た。
全国人民代表大会(国会)に出席している軍人からは米側を批判する発言が
相次いでいるが、報道官の発言は抑制された内容で、米中関係の悪化を望まな
い姿勢を示唆した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090312/amr0903120119001-n1.htm
中国は、日本の排他的経済水域で許可なく調査船を遊弋させているが、仮にそ
れがEEZだったとしても、アメリカの調査船が航行するのは許せないと言う。力
があれば他国の排他的経済水域でも許可なく調査できる、と言う考えを中国は
持っているのだ。これは許せない。日本政府も、もっともっと(海軍のみならず)軍
備を強化して、中国の傍若無人の侵犯を防がなければならない。
56、【主張】米調査船妨害 中国は危険行為をやめよ200903170355
2009.3.17 03:55 このニュースのトピックス:主張
(Photo)
日本の領海内を航行する中国の海洋調査船「海監46号」=2008年12月8日午前8時50分ごろ、沖縄県の尖閣諸島・魚釣島から西方約6キロの海上(第十一管区海上保安本部提供)
米海軍の調査船が南シナ海で中国艦船に妨害を受けた事件が国際社会に波
紋を広げている。中国は新たに最大級の漁業監視船を派遣するなど、海洋権益
を守る異常な強硬姿勢が背景にある。
妨害事件は海南島付近で起きたが、米側によれば調査船は3日間にわたって
海軍を含む中国艦船の組織的妨害を受けた。8メートルの距離に異常接近した
り、軍用機が威嚇飛行を十数回繰り返すなど危険きわまりない行為もあり、米海
軍は護衛のためにイージス艦1隻を現場に急派した。
南シナ海には、周辺諸国と領有権を争う西沙諸島や南沙諸島もある。漁業監
視船派遣も排他的経済水域(EEZ)の権益誇示が狙いとみられるが、強引なや
り方は緊張と危険を高めるだけだ。中国は厳しく自制すべきである。
妨害事件で米側は「国際法にかなった公海上の調査活動」と外交ルートで抗
議し、中国側は「排他的経済水域で無許可の違法測量をしていた」と反論した。
両国の主張は平行線をたどっている。
(続く)