尖閣諸島問題(43-1)

中国は、台湾危機に際してはアメリカの空母艦隊に散々威嚇されていた。その

ため台湾への攻撃は、金門島への砲撃程度しか出来ていなかった。そのため毛

沢東は切歯扼腕していたに違いない。次の記事をみれば明らかである。そして

着々とそれに対抗する手はずを整えていたのである。

次の軍事専門家の意見も参照願う。
                 

35.2、【正論】「空母建造」と中国の軍事戦略 中国軍事専門家・平松茂雄 200902040303(1/3ページ)

2009.2.4 03:03 このニュースのトピックス:正論

政治的威嚇力」に重点

 1958年夏の「金門砲撃」で、米国が空母を派遣して台湾海峡の緊張が著しく

高まったときに、毛沢東が語った言葉がある。

 「米国は6隻の空母のうち3隻も寄こした。6万トンの大きなのもあった。120隻

を数える艦艇からなる最強の艦隊ということだ。しかしどんな艦隊を集結させて

も、われわれは歓迎する。どっちみち役に立たない。軍艦は、海の上でのみ使え

るのであり、陸に上がってこられない。海岸線に並べるだけだ」

(続く)