尖閣諸島問題(71-2)

  中国の食品安全問題は深刻で、最近も中国国産ブランド三鹿集団の粉ミル

にメラミンが違法に添加されていた事件が発覚した。
17日現在で6244人の赤

ん坊が腎臓結石になりうち
3人が死亡し、三鹿だけでなく他22社の粉ミルクからも

メラミンが検出されている。メラミン添加は栄養が足りない粗悪ミルクの含有タン

パク量を検査数値上ごまかすためだ。


  かつて輸入用ペットフードに違法添加され米国でペットの健康被害が出て大

問題となった事件があったがその教訓が生かされていなかったしかも五輪

前にメラミン添加事実が分かっていたのに当局あえて公表しなかった

いが
濃厚だ。米国ペットフード事件などが発生したときメディアがもっと批判的に

局の食品管理責任も含めて報道していれば、当局も食品のメラニン添加に対

る調査を徹底して、今回の事件などは防げたか、より早期に公表していたので

ないだろうか。

  日本では汚染米転売問題で天地をひっくり返すような大騒ぎだ。健康被害

がでていない事件ですら、メディアの批判の舌鋒は激しく、汚染米流通先として

表された会社の社長が追いつめられて自殺した。中国なら、こういう事件も

「消費
者の不安をあおる」と統制の対象になるのだろうか。だが無知でいること

による
安心より、過剰な情報に翻弄される方がまし、と思う私は、日本人に生ま

れた幸
運を、こういう事件の報道のとき感じるのだ。

(執筆:北京在住会社員・三河さつき)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0918&f=column_0918_002.shtml



誰でもペットフード事件や毒餃子事件を教訓にして、中国政府が対策をしていれ

ば防げたのではないかと、感ずる筈である。

さすがこのメラミン入りミルク事件では、乳業メーカーの代表達が拘束されてい

る。そして三鹿集団は破産している。そして乳業メーカーの代表者たちは死刑、

三鹿集団の代表は無期懲役の一審判決が言い渡されている。

(続く)