粉ミルク事件を大分追っかけてしまったが、まだまだこの手の事件は、中国では事欠かな
い。元に戻って次々と紹介しよう。
19.9、興奮剤残留の豚肉料理で70人中毒 中国浙江省200811112357
2008.11.11 23:57 このニュースのトピックス:中国
中国の通信社、中国新聞社によると、浙江省食品薬品監督監理局幹部は11日、興奮剤
が残留した豚肉を食べた浙江省嘉興市のプラスチック会社従業員70人が、中毒症状を起
こしたことを明らかにした。
従業員は10日、昼食に豚肉を使った料理を食べた後、手足のしびれや動悸(どうき)、嘔
吐(おうと)などの症状を訴え、市内の病院に運ばれたという。
豚への興奮剤の投与は人体に有害なため禁止されているが、中国では脂身の少ない豚
肉が良いとされ、興奮剤を与えると豚が絶え間なく運動し脂肪が減るため使われていた。
(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081111/chn0811112358004-n1.htm
34.7、腐った肉に生徒数千人抗議 中国・広東省の高校食堂200901291357
2009.1.29 13:57 このニュースのトピックス:中国
29日付の香港紙、明報によると、中国広東省茂名市の高校で今月中旬、校内食堂で使
用された豚肉が腐っていたことに抗議し、生徒ら数千人がデモを行った。興奮した生徒らは
爆竹を鳴らしたり、食堂にある売店の棚を壊すなどした。
生徒らが17日、食堂の職員に対し、料理に入っている豚肉から腐臭がすると追及。職員
が「あなたたちは既に1カ月間、腐った肉を食べている」と認めたため、怒った生徒らが「健
康を返せ」「人権を取り戻そう」などと叫んだ。
さらに18日にも、多数の生徒が食堂に集まり抗議活動を展開。学校側が改善を約束し、
ようやく事態が収拾したという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090129/chn0901291357002-n1.htm
75.5、豚肉に赤身増加の禁止添加薬 中国紙が報道、広東で中毒も200904231936
2009.4.23 19:36 このニュースのトピックス:ドラッグ
23日付の中国紙、南方週末は、中国内の養豚場で、使用が禁止されている動物成長
促進薬クレンブテロールやラクトパミンが飼料に混入されていると報じた。2つの薬物は
中国で「痩肉精」と呼ばれ、脂身を抑え、赤身を増やす効果がある。
今年2月に広東省広州市でクレンブテロールが残留した豚肉を食べた70人が食中毒と
なる事件が発生したが、同紙は一般の養豚場でも広く使用されていると示唆。有害物質
メラミン混入で健康被害を起こした粉ミルクと同様に社会問題となる可能性もある。
小規模の養豚農家ではクレンブテロールを、大規模養豚場ではラクトパミンを飼料に混
入させているという。ある養豚業者は同紙の取材に「(痩肉精の使用は)業界の隠れた常
識」と語った。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090423/chn0904231937005-n1.htm
(続く)