このNHKの偏向報道への非難は巷の数多の書籍にも掲載されている。そのひ
とつ産経新聞社の「正論」2009年6月号のノンフィクション作家河添恵子氏の
「NHKに騙された!-”反日台湾”を捏造した許されざる取材手法」と言う論
文の中から元医師の柯徳三さん(87) の発言を次に掲載する。台湾民族の
真意がよくわかるであろう。
その一
「NHKのH氏が朝九時頃、僕の家へ来た。昼食を挟み、夕方まで一緒だった。V
TRもまわしていた。その日、日本時代の功績もたくさん話をした。インフラ整備や
教育の良さをね。アルバムも見せながら。でも、そういった部分は全てカットされ
た。NHKは一体どうなっているんだろう?」
その二
中国人ではなく「台湾人」の柯さんも再三、強調している。
「私たちを健やかに育ててくれた日本には感謝している。私にとって日本は養
母、中国から切り離され、日本に養子として拾われたのだから。NHKは、台湾と
日本の仲を引き裂こうとしてるようだ。台湾へ来たことのない人、知らない人が
番組を観たらどう思うのか?中共にNHKは汚染されてしまったのだろうか?」
そして、ワック株式会社の月間「WiLL」の2009年8月号のジャーナリスト大高
末貴氏の「台湾人の名誉を傷つけたNHK偏向報道」の中にも、元・塀(ツチヘン
はない)東県議員、国立高雄師範大講師で、現在は教育部原住民政策委員の華
阿財氏も「人間動物園」ではない、と怒りをあらわにしている。(続く)