尖閣諸島問題(77-3)

中国には悪い奴がいるもので、次のような記事を見つけた。なんと、中国人の誘拐犯が日本に潜伏していたと言う。



93、逮捕の中国誘拐団メンバー容疑認める200906041129
2009.6.4 11:29


 中国当局から誘拐容疑で逮捕状が出ていた中国人の男が日本に不法入国していた事件で、入管難民法違反の疑いで逮捕された東京都大田区大森南、食品製造会社従業員で中国籍、賀光強(フー・グァンチャン)容疑者(39)が「間違いありません」と逮捕容疑を認めていることが4日、警視庁組織犯罪対策2課への取材で分かった。

 組対2課の調べによると、賀容疑者は知人の男性になりすましてパスポートを取得し、平成19年6月5日、このパスポートを使って「研修」名目で成田空港から日本に入国し、大田区大森南のマンションに居住するなどして不法に在留した疑いが持たれている。

 捜査関係者によると、賀容疑者は中国の誘拐団のメンバーで、誘拐した児童の斡旋(あっせん)先を確保する役割を担っていたとみられる。この誘拐団は17年から19年にかけて、山西省山東など中国国内3カ所で、児童3人を人身売買目的で誘拐した疑いが持たれており、中国当局は誘拐容疑で賀容疑者の逮捕状を取っている。

 中国当局が今年4月、日本側に国際刑事警察機構(ICPO)を通じて賀容疑者の情報を伝えるとともに、賀容疑者の身柄を確保して日本国外に強制退去させるよう要請していた。

 賀容疑者は日本での司法手続きが終了した後、中国に移送される見通し。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090604/crm0906041129010-n1.htm


そして中国では誘拐事件が全国的に発生しているようだ。どうも一人っ子政策で子供のない裕福な家庭がその需要先のようだ。もしそのようなニーズならば里子制度のようなものを作ることを考えればよいのだが、共産党政権ではそんな瑣末なことには構っていられるか、と言ったところか。共産党の正当性を守るための施策は何でもするのだが、中国人は共産党の所有物の人民であるから、そんなことは必要がない、と思っているようだ。しかし「誘拐児童」を500人近く救出したという驚くべき記事もあった。21世紀のこの世の中で、中国では全国的に誘拐ビジネスが繁盛しているようだ。まるで古代か中世に逆戻りした錯覚にとらわれる。

(続く)