150,中国の新聞が載せた怪しい投書200907142322
2009.7.14 23:22 このニュースのトピックス:中国
(1/2ページ)
【北京=矢板明夫】中国新疆ウイグル自治区での暴動発生後、中国の国内メ
ディアは連日、「暴動は分離勢力による計画的な陰謀」と繰り返し主張し、中国
当局の対応の正当性を宣伝している。一方で、当局を非難した在外ウイグル人
組織の主張を伝える外国メディアに、「ウソつき」「中国への敵意に基づく報道」
などと徹底批判している。
ネットなどで話題となっているのが、中国共産党の機関紙「人民日報」傘下の
「環球時報」が最近掲載した、「私が2度と(米紙)ウォールストリート・ジャーナル
(WSJ)を読まない理由」と題する投書。北京在住でWSJ紙を10年以上購読し
ているという筆者は最近、同紙のウイグル暴動に対する「無知と偏向に満ちた
報道」に「我慢ならなくなり、ついに解約した」そうだ。さらに、ウイグル人に同情
的な同紙を「もはやテロリストの代言者となった」と切り捨て、「私はWSJを購読
するすべての中国人に『もうドルの無駄遣いをやめよう』と言いたい」と訴えてい
る。
(2/2ページ)
投書は地方紙にも転載され、「中国人読者の素直な気持ちを代弁している」と
して大々的に紹介されている。しかし、投書は読者が寄せたものではなく、当局
によるやらせではないかとの疑惑がネットで浮上している。厳しい情報統制が
敷かれている中国では、一般市民がWSJ紙を10年間も購読することはまず不
可能で、中国では同紙のホームページすら開けない。普通の中国人は同紙の
「無知と偏向に満ちた報道」を知るよしもないのが実態だ。
昨年3月のチベット騒乱の際にも、欧米メディアの“誤報”を批判する北京市民
が自主的に立ち上げたとされるウェブサイト「アンチCNN」が話題となった。「情
報収集能力があまりにも高すぎる」として外国メディアの間では、「半官製サイト
ではないか」と疑問視された。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090714/chn0907142322009-n1.htm
このウイグル問題への記述は、次のニュースを掲載することで終える。
日本は中国の近代化に対してはインフラ整備に貢献した。鉄道の建設、通信施
設の設置、水利事業の推進、森林の育成や農業の近代化、医療衛生事業の取
り組み、科挙制度に変わる新教育制度の確立など中国の「文明開化」と「近代
化」に貢献したのである。そのため中国は匪賊社会から脱皮が出来たのであ
る。中国開国の祖と言われる孫文も、日本で教育を受けている。今中国共産
党は、日本国と日本軍が中国の近代化に果たした功績を無視し、恩を仇で返し
ているが、こんなやり方ではチベットもウイグルも混乱状態が未来永劫続くので
あろう。中国は、日本が中国の近代化に果たした役割をチベットやウイグルで果
たすなら、少しは安定してゆくであろうが、中国共産党にそれを期待するのは無
理と言うもの。
しかしこんな野蛮な国が、国連の常任理事国として隣に存在している。そして尖
閣諸島を手始めに日本を侵略しようと虎視眈々としている。日本は、ハード的に
もソフト的にも国防軍を完備しておかなければならない。核武装はハード的にも
ソフト的にも有効な抑止力としての軍備なのである。日本を第二のチベットやウ
イグルにはしたくはない。
151,【イチから分かる】ウイグル暴動 漢族支配に不満爆発200907150759
2009.7.15 07:59 このニュースのトピックス:中国
(1/3ページ)
中国の新疆ウイグル自治区の区都、ウルムチ市で起きた暴動は1000人以
上の死傷者を出す大惨事となった。背景には、先住民のウイグル族と移住して
きた漢族との根深い対立、さらにいえば、中国政府が漢族支配を中心に推進し
てきた少数民族政策のほころびがある。ウイグル問題を検証する。(北京 矢板
明夫)(続く)