尖閣諸島問題(92-1)

(14)中国の「異質性」-その3。
                

昨年の記事ではあるが、中国のCO2排出量がものすごく増加している、と警告

ている。それでもなお中国はCO2を排出し続けて、削減しようとはしていない。

かも宇宙に人を送り宇宙軍拡を続け、さらには航空母艦を大量に配備しようと

て(現在3隻を保有している)世界に覇を唱えている中国である。なぜこの地球

暖化の危機の時に、「中国はCO2の排出規制をする義務はない」と、暴言を

吐いているのか。中国は現在世界一、二を争うCO2の排出国である。軍備への

支出を少し減らして、CO2の削減に少しは努力したらどうかと思うよ。まあ、中国

共産党政権は中国の内陸部がすべて砂漠となってもよいと思っているのでしょ

う。2009年7月11日の日経新聞には、中国のCO2排出量の巨大さをデータで

示していた。それによると、総量で日本の4.7倍ものCO2を排出している。

GDP千億ドル当たりで見ると、中国は日本の5.2倍ものCO2を排出している。

中国は地球や人類に対して5.2倍もの悪影響を与えているのである。

しかもそのことに対して、なんら改善する意思を示していない。
                        

                中国         日本          米国
名目GDP('08年)   4兆4千億ドル   4兆9千億ドル   14兆3千億ドル
CO2排出('06年)   56億トン       12億トン       58億トン
人口('08年)      13億28百万人   1億28百万人   3億4百万人
排出百万トン     127.3百万トン    24.5百万トン    40.6百万トン
/GDP千億ドル     (4.2t/人)      (9.4t/人)       (19.1t/人)
                            

「先進国は、今まで誰にも文句を言われずにCO2を排出してきたであろう、だか

ら中国も排出してよい筈である。」と言うのが中国の言い分である。中国は現在

地球温暖化の現状が全くわかっていない。将に、中国は地球に対するAIDSを

引き起こすHIVみたいなウイルス的存在だ。中国は、安い賃金で物を作る工場と

して世界各国から資本を受け入れて、供給工場を化した。そして世界各国にコモ

ディティをはじめ各製品を輸出し、世界各国を中国製品で埋め尽くした。その結

果、自国では莫大なCO2を排出し、世界各国では国内の地場の工場を潰して

いった。しかもMade in China の製品なくしてはその国の生活が成り立たな

いような仕組みになってしまっている。そのためますます中国は、CO2を排出す

ることになる。世界の国々は、地場産業や中小企業が崩壊の危機に瀕しその結

果、国の経済構造が破綻することとなり、さらに中国の発するCO2やそのほか

の中国毒により地球規模でそれぞれの国の環境破壊や健康被害に拍車がかか

ることとなる。丁度、HIVが人の免疫細胞を破壊して増殖し、免疫不全を起こし

て人に死に至らしめる状況そっくりではないか。

簡単に言うと、中国製品が各国の基礎(中小企業)経済[免疫]構造を破壊し、さ

らに中国のCO2が国々の環境破壊を進め地球を死に至らしめる、と言う形が

HIVの活動そっくりではないかな。
(続く)