尖閣諸島問題(102)

また話は変わるが、北朝鮮に拉致されていた米国人女性記者2人が解放され

て、8月5日朝(日本時間同日夜)空路、米ロスアンゼルス近郊北西側18kmの

バーバンク空港に到着した。オバマ政権は、今回のビル・クリントン元大統領の

北朝鮮行きに関しては、あくまでも私的な行動として、(1)米政府職員を同行させ

ない。(2)民間のチャーター機を使用する。(3)記者の釈放以外の交渉権限は与

えない。-との線引きをしていたと言う。当たり前だが、米政府は北朝鮮の非核

化問題に何らかの言質を与えたくはないし、核開発の停止を求めた国連決議の

完全実施や核廃棄を迫りたいのである。


それにしてもこの二人の記者は、一体どうやって北朝鮮に拘束されたのであろ

うか。国境を侵犯しないのに拿捕されたのであれば、米国は武力を使ってでも

奪還を試みることも可能だ。しかし国境侵犯をしたと言うことであれば、つかまっ

ても致し方ないことであろう。だからヒラリー・クリントンは強気から弱気に転じた

のであろうか。


この後の動きはさておいて、日本の拉致被害者家族にとっては何とも言えないや

りきれない気持ちで、この場面を凝視していたことであろう。我々も同じくやるせ

ない思いでいっぱいであり、被害者家族の気持ちは察して余りあるものの、日本

国にはその解決能力に欠けていることにも、よくよく言及しなくてはならない。


日本の拉致被害者は、北朝鮮の国境など侵犯などしていないし、何の咎(とが)

など無いのである。本来は戦争で拉致被害者を取り戻さなければならない筈で

ある。

175,弟の解放、想像した」拉致被害家族に希望 米記者帰国200908060145

2009年8月6日1時45分

 クリントン元米大統領が訪朝し、拘束されていた米国人女性記者2人が帰国し

たことは、日本の拉致被害者の家族たちに希望を与えた。

 78年に弟の修一さんが拉致された市川健一さん(64)は、米国人記者が解放

された映像を見て良かったと思う一方、うらやましさも感じた。「弟が解放される

姿を想像した。アメリカは人権問題に本当に一生懸命になってくれる」

 助け出すためのクリントン氏の行動を見て、「それに比べて日本はどうだ」

思ってしまう。修一さんは拉致されたと分かっているのに、30年以上何の進展も

ない。「日本にも口だけでなく行動してくれる政治家はいないのだろうか」

 拉致被害者家族連絡会の増元照明さん(53)は、米国人記者2人を乗せた飛

行機が米国に着いた映像を自宅テレビで見た。「解決して本当によかった」

 78年に拉致された姉のるみ子さんらの救出を求め、運動を続けている。「今

回のケースと姉たちは、北朝鮮の人質外交としては同じだ」と言う。「北朝鮮

米国の方ばかり向いているとはいえ、米国にできたことを日本はできないという

ことはない。今回のケースを我が国も真剣に分析してほしい」


 
クリントン氏は今回の会談の中で、日本人拉致被害者の解放を求めたとされ

る。増元さんは「ありがたいこと。日本が動かない、動けない中で米国が言ってく

れることは北朝鮮へのメッセージになる」と話した


http://www.asahi.com/national/update/0806/TKY200908050359.html

                    

「それに比べて日本はどうか」と言われても、日本は北朝鮮に掛ける圧力になり

うる手段は、経済制裁くらいしかないのである。それでも北朝鮮にはそれなりの

抜け穴がたくさんあり、非常に効果的だ、とは言えない。米国には、世界に冠た

る軍事力がある。その米国に「悪の枢軸(axis of evil)」(2002年1月29日ブッ

シュ大統領の一般教書演説で、イラン・イラク北朝鮮を)と名指しされ、金正日

は戦々恐々としていたに違いない。今回は、そのため北朝鮮はその軍事力を鎮

めるために、恩を着せて記者を解放したものである、と推測できるのである


それに比べて日本はどうか、日本は専守防衛非核三原則集団的自衛権

放棄など、など、憲法九条なんぞがあるから、誘拐されっぱなし、不審船が来て

も追っかけるだけで沈めることも出来ない。こんなことであるから、北朝鮮なんぞ

に人さらいにあうのである。さらわれたことがわかっても、武力を使って奪還する

ことすら出来ない。また憲法九条のトラウマのために、奪還することすら考えな

い虚弱体質となってしまっている。


もし憲法九条なんぞが無く、自衛権を正々堂々と行使できる体制があったので

あれば、果たして金正日も日本人の拉致に手を染めたであろうか。きっと拉致な

んぞに手を染めなかったことであろう。敢えて批判を覚悟で結論付ければ、日本

憲法北朝鮮による日本人の拉致を手助けしたことになる。憲法九条が北

朝鮮による日本人拉致を手引きした
のである。その昔、石原慎太郎がいみじく

も言っていた「(拉致被害者を奪還するためには)戦争だ」とは、至極当たり前な

ことである。時間はかかるかもしれないが、拉致被害者家族も憲法九条の破棄

を働きかけることのほうが現実的かもしれない。


その北朝鮮はいまや核保有国となっている。そして核弾頭を装着した弾道ミサ

イルまで配備している。この現実を今の日本人は、何とも感じていない。もっと

も、中国のほうが北朝鮮よりも、数段と危険な国ではあるが、このことも日本国

民はしっかりと理解しているのであろうか。中国は450発~500発の核弾頭を

保有し、そのうち半数の200発が日本に照準を定めていると言う。それに一

言、中国を含めない「核廃絶」なんぞは将に無意味。日本はそれに対抗出来得

るように、真剣に核武装も国防のための検討項目に加えるべきである。


何はともあれ、北朝鮮は核爆弾の小型化に成功しているのである。

                  

60.3,北朝鮮、核爆弾の小型化技術獲得に成功か 米国防情報局200904052051

2009.4.5 20:51 このニュースのトピックス:米国

 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮は弾道ミサイルに搭載できるほど核爆弾の小

型化に成功しているのか。ゲーツ米国防長官は現時点での搭載能力に懐疑的

な見方を示しているが、すでに小型化技術を獲得しているとの分析もある。

 国防情報局(DIA)のメープルズ局長は3月10日、上院軍事委員会に提出し

た「脅威評価」に関する年次報告で、「核弾頭と弾道ミサイルを成功裏に一体化

させられるかもしれない」として、北朝鮮が核爆弾の小型化技術の獲得に成功し

た可能性があるとの見解を示した。


 DIAは、2006年10月に核実験を実施した北朝鮮が、核兵器を弾道ミサイル

に搭載するため、核爆弾を小型化する研究を進めてきたとみている。


 ただ、射程が延びれば延びるほど核爆弾の小型化が必要で、技術もそれだけ

難しくなる。ゲーツ長官は3月下旬、ミサイルへの核爆弾搭載が北朝鮮の「長期

的な目的」としながらも、「現時点で北朝鮮が保有しているかというと個人的には

懐疑的だ」と述べている。


 これに対し、米シンクタンク科学国際安全保障研究所(ISIS)は、北朝鮮が日

本を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)に搭載可

能な、核兵器を製造できる技術を保有している可能性があると指摘。ブリュッセ

ルに本部を置くシンクタンク国際危機グループも3月末、北朝鮮が「ノドン」用の

核弾頭を配備したとの報告書を公表している。


http://sankei.jp.msn.com/world/america/090405/amr0904052052008-n1.htm

(続く)