日本は、有効な軍備を保持して、さらに日米安保を堅持して、自分の国は自分
で守ることをしなければならない。
ちなみに、プラハ演説を次に示そう。北朝鮮に核兵器を作らせてしまった米国の
ことである。いかに空虚に聞こえることか。
60.4,オバマ大統領、核廃絶に向けた演説詳報200904052314
2009年4月5日23時14分
(Photo)
プラハで演説するオバマ米大統領=AP
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オバマ米大統領が5日、プラハで行った演説の主要部分は次の通り。
米国は、核兵器国として、そして核兵器を使ったことがある唯一の核兵器
国★として、行動する道義的責任がある。米国だけではうまくいかないが、米国
は指導的役割を果たすことができる。
★ 当時アメリカの大型機3機は、北上し広島上空に差し掛かると東へ旋回した。そして三
原市上空で、突如、反転し再び急遽広島市上空に殺到した。それは「空襲警報解除」の報
に接したからである。そして広島市上空にウラニュウム型原子爆弾を投下したのである。
B29の電信員は解除を傍受している。アメリカは、1m程の深さの穴に入っていれば、原子
爆弾に被害を相当に軽減できることを知っていたのである。明らかに意図的に広島市民を
地上に出させておいて、原爆を投下し、罪の無い一般市民の殺傷を狙ったのである。いわ
ば原爆による人体実験を行った。アメリカには、本来の意味で人権擁護を主張する資格は
無い。この記事の次には、このことを報じているブログを載せている。ぜひご一読を。核を
持たないと言うことは、日本は、どこかの国から再度核爆弾を落とされる可能性がある、と
言うことを想定しておかなければならない。ちなみに広島市と三原市の各市役所間は、国
道2号線の曲がりくねった道でも、約70kmしかないので、直線距離では40~50km程度
であり、5分足らずでB29は飛べるのであり、「空襲警報」の発令が間に合わなかったので
ある。このことは、先のNHKスペシャルでも報じている。事実、エノラゲイ(B29)の搭乗員
にもインタビューを行っている。
今日、私は核兵器のない世界の平和と安全保障を追求するという米国の約束
を、明確に、かつ確信をもって表明する。この目標は、すぐに到達できるものでは
ない。おそらく私が生きている間にはできないだろう。忍耐とねばり強さが必要
だ。しかし我々は今、世界は変わることができないと我々に語りかける声を無視
しなければならない。
まず、米国は、核兵器のない世界を目指して具体的な方策を取る。
冷戦思考に終止符を打つため、米国の安全保障戦略の中での核兵器の役割
を減らすとともに、他の国にも同じ行動を取るよう要請する。ただし核兵器が
存在する限り、敵を抑止するための、安全で、厳重に管理され、効果的な核戦
力を維持する。そしてチェコを含む同盟国に対し、その戦力による防衛を保
証する。一方で、米国の核戦力を削減する努力を始める。
核弾頭と貯蔵核兵器の削減のため、今年ロシアと新たな戦略兵器削減条約
を交渉する。メドベージェフ・ロシア大統領と私は、ロンドンでこのプロセスを
始め、今年末までに、法的拘束力があり、かつ大胆な新合意を目指す。この合
意は、さらなる削減への舞台となるものであり、他のすべての核兵器国の参加
を促す。
核実験の世界規模での禁止のため、私の政権は、直ちにかつ強力に、包括
的核実験禁止条約(CTBT)の批准を目指す。50年以上の協議を経た今、核
実験はいよいよ禁止される時だ。
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核兵器に必要な材料を遮断するため、米国は、核兵器用の核分裂性物質の
生産を検証可能な方法で禁止する新条約(カットオフ条約)を目指す。核兵器
の拡散を本気で止めようとするなら、核兵器級に特化した物質生産に終止符を
打つべきだ。
次に、我々は核不拡散条約(NPT)を強化する。国際的な査察を強化するた
めに(国際原子力機関〈IAEA〉に)さらなる資源と権限が必要だ。規則を破っ
たり、理由なくNPTから脱退しようとしたりする国に、すぐに実のある措置をとる
必要がある。民生用原子力協力のため、国際的な核燃料バンクを含む、新たな
枠組みを作り、核拡散の危険を増すことなしに原子力利用ができるようすべきだ。
今朝我々は、核の脅威に対応するため、より厳しい新たな手法が必要なこと
を改めて思い起こした。北朝鮮が長距離ミサイルに利用できるロケットの実験
を行い、再び規則を破った。
この挑発は、午後の国連安全保障理事会の場のみならず、核拡散を防ぐとい
う我々の決意の中でも、行動が必要であることを際立たせた。規則は拘束力の
あるものでなければならない。違反は罰せられなければならない。言葉は何かを
意味しなければならない。世界はこれらの兵器の拡散を防ぐために共に立ち上
がらなければならない。今こそ厳しい国際対応をとる時だ。北朝鮮は脅しや違法
な兵器によっては、安全と敬意への道は決して開かれないことを理解しなけれ
ばならない。すべての国々は共に、より強力で世界的な体制を築かなければな
らない。
イランはまだ核兵器を完成させていない。イランに対し、私の政権は相互の
利益と尊敬に基づく関与を追求し、明快な選択を示す。我々はイランが世界で、
政治的、経済的に正当な地位を占めることを望む。我々はイランが査察を条件
に原子力エネルギーの平和的利用の権利を認める。あるいは一層の孤立や国
際圧力、中東地域での核兵器競争の可能性につながる道を選ぶこともできる。
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はっきりさせよう。イランの核や弾道ミサイルをめぐる活動は、米国だけでなく、
イランの近隣諸国や我々の同盟国の現実の脅威だ。チェコとポーランドは、これ
らのミサイルに対する防衛施設を自国に置くことに同意した。イランの脅威が続
く限り、ミサイル防衛(MD)システム配備を進める。脅威が除かれれば、欧州に
MDを構築する緊急性は失われるだろう。
最後に、テロリストが決して核兵器を取得しないよう確保する必要がある。
(続く)