小沢資金問題(8)

これが小沢の資金洗浄方法なのである。当然これらの4億円は、ゼネコンから

提供された黒い金に相違ないからだ(NO.13参照の事)。だから洗浄する機会を

わざわざ作ってまでして、複雑な操作をしたのである。ゼネコンから提供された

と言う証言もある。次の記事も参照願う。

    

31.大久保秘書、水谷建設元役員からの接待認める
2010年1月19日15時0分

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体陸山会」をめぐる事件で東京地検

特捜部に逮捕された元会計責任者の公設第1秘書・大久保隆規容疑者(48)

が、大久保秘書らに裏金を提供したと証言した中堅ゼネコン「水谷建設」(三重

桑名市)元役員から、接待を複数回受けたことを認めたことが、関係者の話で

わかった。特捜部も同様の事実を把握している模様だ。


 大久保秘書は裏金の受領自体は否認を続けているという。特捜部は、接待は

小沢氏側と水谷建設が密接な関係にあった証拠の一つとみて、さらに詳しく調

べている。


 この事件で、特捜部は、大久保秘書と、陸山会の事務担当者だった元秘書の

衆院議員石川知裕容疑者(36)らを政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で

逮捕。大久保秘書らは2004年10月29日、陸山会に入金した原資不明の4億

円を使い、東京都世田谷区内の宅地を約3億5千万円で購入しながら、04年分

政治資金収支報告書に収支を記載しなかった疑いなどが持たれている。


 関係者によると、大久保秘書は、自分が現金を手渡ししたと証言した水谷建

設元役員
から「東京・向島の料亭で2回接待を受けたことはある」と認めたと

いう。特捜部も06年に水谷建設の脱税事件を摘発して以降、同社の向島での

接待の実態については徹底的に調べた模様だ。


 また、特捜部が石川議員の議員会館の事務所を13日に家宅捜索した際、部

屋から元役員の名刺を押収していたことも判明。石川議員は関係者に対して、

「すれ違ったことはあったのかもしれないが、会ったという認識はない」と弁明し

黒いことは一切していない」とあくまで裏金受領を否定しているという。


 水谷建設複数の関係者は特捜部の聴取に、「胆沢ダム」(岩手県奥州市

の関連工事
受注した時期にあたる04年10月と05年4月に、5千万円ずつ

計1億円を1回目は石川議員、2回目は大久保秘書に、元役員が東京都港区の

ホテルで渡したと証言。「大久保秘書の要請で、受注の謝礼として支払った」な

どと説明した。特捜部は、土地取引と同時期の1回目の5千万円が、4億円の土

地購入原資の一部となった疑いがあるとみている。


 しかし、4億円について小沢氏は「私の個人資金」と説明し、石川議員は「小

沢氏が父親から相続した資産」と供述した。ゼネコン資金については、大久保

秘書も「本当に知らない」と完全に否定しているという。

http://www.asahi.com/special/ozawa_sikin/TKY201001190216.html

          

小沢も大久保秘書たちも「知らぬ存ぜぬ」と白を切りとおしているが、中堅ゼネコ

ンの水谷建設は石川議員と大久保秘書に5千万円ずつ手渡したと証言してい

るのだ。水谷建設は、岩手県胆沢ダム工事の受注の斡旋をしてもらい、その

謝礼として受注の時期に合わせて、5千万円ずつ渡している。その結果水谷建

設の受注量は飛躍的に増えているのである。次の記事も参照願う。

  

48.水谷建設、高い受注率 「裏金」との関連有無を捜査
2010年1月27日8時16分

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体陸山会」の土地取引事件で、「胆

沢(いさわ)ダム」(岩手県奥州市)工事の受注に絡み中堅ゼネコン「水谷建設

三重県桑名市
元役員らが小沢氏側に裏金を渡したと東京地検特捜部に供

述しているが、同社が下請け業者の中で高い比率で工事を受注していたこと

がわかった。


 このダム工事では、大手ゼネコン「鹿島」を中心に談合が行われ、小沢事務

所の影響力
が受注調整に反映されていたと、複数のゼネコン関係者が証言し

ている。東京地検特捜部は、水谷建設の受注経緯と、裏金提供の供述に関連

性がないか調べている。元秘書の衆院議員石川知裕(ともひろ)容疑者(36)

政治資金規正法違反容疑で逮捕=は、裏金の受け取りを全面否定している。


 胆沢ダムの総事業費は約2440億円。本体工事1期(約274億円)は、鹿島を

中心とする3社の共同企業体(JV)が2004年10月に契約し、水谷建設など五

つの中堅ゼネコンが重機関連の1次下請けに入った。


 建設業界関係者によると、大手ゼネコン各社は、「名義人」と呼ばれて密接な

関係を持つ系列の建設業者をそれぞれ抱えているという。


 水谷建設は本来、鹿島とは別の大手ゼネコンの名義人とされる。だが、本体

工事1期の下請け5社の中での工事比率は、鹿島の名義人である東京都内の

中堅ゼネコンと同率トップの31%。5社の受注総額は約103億円で、水谷建

設の受注高は約32億円。


 水谷建設と共に下請けに入ったゼネコン関係者は「水谷建設の技術力は高

いが、鹿島の工事でトップになったのは不自然だと思う」と証言。別の業界関

係者も「水谷建設胆沢ダムの工事に後から参入してきた」と話している。


 本体工事1期の契約日は04年10月12日。水谷建設元役員は、陸山会の事

務担当者だった石川議員に対し、直後の同15日に受注謝礼として東京都内の

ホテルで5千万円を渡した、と特捜部の調べに供述している。特捜部は、胆沢ダ

ムの工事で水谷建設高い工事比率で下請け受注したのは、裏金提供と関

連がある可能性もあるとみて捜査している模様だ。


 本体工事1期の下請け業者に入った5社の工事比率は、同率1位の水谷建設

に続き、3位が「宮本組」(兵庫県姫路市)の25%、4位が「山崎建設」(東京都

中央区)の8%。特捜部は両社を元請けの鹿島とともに政治資金規正法違反容

疑で捜索しており、各ゼネコンが小沢氏側に資金提供した事実はなかったかど

うかについても調べている。

http://www.asahi.com/special/ozawa_sikin/TKY201001260442.html
(続く)