更に東京都知事の石原新太郎は、「アメリカはもともとしたたかで、ずるいんだか
ら、そんな事でびくびくするな」と言っている。将に名言である。
p-0.7反発はアメリカの嫉妬? 石原都知事、トヨタリコールで発言
2010年2月13日(土) 12時56分
「東京都知事に自動車のことを聞くな」と、記者を牽制しつつ、石原都知事の論
評は止まらなかった。アメリカのトヨタ自動車に対する風向きのことだ。
「アメリカのメンタリティとして自分たちの作り出した自動車を日本に抜かれた、
腹立たしい気分はあるだろうね。これがフォードやGMの問題だったら、ちょっと
こんな騒ぎにはならなかった気がするけどね。アメリカはそういうところはしたた
か、ずるいんですよ」
そう言って、石原氏が例に挙げたのは航空機産業のことだ。航空機の主要な部
品は、日本製で占められているという。それでも、戦後、日本製航空機は、ほと
んど商用化していない。
「アメリカは、日本の航空機産業が、絶対に復活することを許さない。第二次世
界大戦で世界一の戦闘機を作ったのは日本だから。それでてこずったんだ。そ
ういうトラウマがあるから、日本の航空機産業を、大統領府はぜったいに好まな
い」
米国内で広がる自動車産業、トヨタへの反発もそれに似ているというわけだ。
「省エネの時代にトヨタが『プリウス』という新しいメカニズムの自動車を作った。
それは発展途上の技術だから瑕瑾(かきん。欠点)もあるでしょう。ただ、あれで
大きな事故が起こった、死人が出たという例はないわけで、不具合、不安定化
の事象でしょうね。それが針小棒大に喧伝されて、ここぞとばかりに日本を叩く」(石原氏)
そして、早口でまくし立てた石原氏の結論は、「日本人はあまりびくびく、びくび
くしないほうがいい」。
はたして、豊田社長はアメリカの強まる反発の中で泰然自若としていられるだろ
うか。石原氏の言葉はどう受け止めるのだろうか。
《中島みなみ》
http://response.jp/article/2010/02/13/136317.html
米国のずるさやしたたかさなどは、当ブログでも再三お伝えしている。日米安全
保障条約があるからと言っても、米国は必ずしも日本を守ってくれるとは限らな
い。だから、日本は自分で自分の国を守る事もしなければならないのであり、米
国と対等な関係を構築してお互いを守りあうと言う状態を作り出さなければいけ
ないのである。そうしなければますます増長する中国に対抗できなくなる。その
ためにも憲法9条は破棄して、核武装を含む自衛軍の構築が必要なのである。
それが美しい国であり、未来の日本人に美しい日本を残せると言うことなのであ
る。そうする事が我々日本人には必要であり、日本はそう言うことができる国柄
であると言う事を、我々日本人は認識する必要があるのです。
最後に一つの事例を載せてこのブログも終わりとしよう。
それは「幸福実現党」なる政党のチラシの文言である。幸福実現党という政党
は、「幸福の科学」と言う宗教団体を母体として、1995年5月に結成された政党
である。小生は幸福の科学とか幸福実現党なんぞとは何の関係も無いが、その
5/1の第2号と書かれていたチラシの『TOYOTAリコール問題はなぜ起きたの
か?』と言う標題の文言を次に紹介したい。
[アメリカによるトヨタ自動車のバッシングが続いています。「トヨタの車は横転す
るぞ~!」などと言って回収を始めたりしています。しかし、このトヨタバッシング
の原因は、トヨタの問題ではありません!これは、普天間基地の問題が原因な
んです。
「普天間問題」が解決しないで伸びているために、日米同盟の機軸が壊れようと
しているんです。日本の政府は、日米同盟か壊れるとどうなるのかが分からない
ようだから、「TOYOTAをたたいてみたらわかるかい?」「アメリカがその気になっ
たら日本なんてつぶせるよ」と言うことを、アメリカは日本を代表する大企業であ
るTOYOTAをたたくことで、小学生にも分かるように教えているんです。
それでも、ニッポンの政府はわからないんですね。鳩山首相の中で、その事がつ
ながっていないんです。本当に残念です。
日本の総理がオバマ大統領に会いに行っても、相手にされません。
お気の毒ですが「バカだ」と思われているんです。
しかも、TOYOTAの地元には、民主党の国会議員がたくさんいるというのに、そ
のことを意見する議員はいないのでしょうか?TOYOTA労組から出ている議員
もいるというのに、誰も戦ってはくれないのでしょうか。日本の経済を支えている
TOYOTAを守るのは日本を守る事でもあり、政府として当然のことではないで
しょうか。
しかも、政府の失敗が原因でTOYOTAがたたかれているというのに、その責任
すら感じていないのが今の政治家の姿です。
国家対国家の問題を大局的な見地で見れないようでは、この国を任せることは
出来ません。
そもそも、選挙で勝つための政治では、国民を幸福にする事は出来ないんです。]
と言った内容であるが、まあ選挙目当てのPR文書であるが、一理を突いてるの
で紹介した。まあ一般民衆にも米国のトヨタバッシングは、今までの小鳩・民主
党政権の無策ぶりに対するオバマの嫌がらせ以上の日本叩きだと思われてい
る、と言うことの表れであろう。
また今朝のニュースでは、トヨタとテスラの提携話が難航している、と伝えてい
たが、どんな形に収まるか見ものである。多分にオバマからのちょっかいも、こ
の提携話には入っているのであろう。なかなか目が離せない。
(終わり)