年央雑感(18)

2.7沖縄通過の中国艦艇、その後に沖ノ鳥島近海へ
2010.4.20 01:30  このニュースのトピックス:領土問題
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(Photo)  沖ノ鳥島Plc1004200131001n1

 今月10日に沖縄近海を通過した中国海軍の艦艇がその後、日本最南端の沖

鳥島(東京都小笠原村)近海に入り、同島を基点とする日本の排他的経済水

域(EEZ)内で島を1周するように航行していたことが19日、わかった。複数

日米軍事関係筋が明らかにした。沖ノ鳥島は島ではなく、EEZの基点とならな

い「岩」だと主張している中国側による日本への示威行動とみられ、日本政府

は中国艦艇の航行記録を慎重に調べている。


 中国艦艇は、東海艦隊(司令部・浙江省寧波)のソブレメンヌイ級ミサイル駆逐

艦2隻、フリゲート艦3隻、キロ級潜水艦2隻、補給艦1隻など計10隻で編成。

10日に沖縄本島の南西約140キロの公海を東シナ海から太平洋に向けて通過

した後、11日に沖縄南方海域で洋上補給を行うと、13日ごろに沖ノ鳥島周辺

海域に到達した。


 防衛省関係者によると、現在も太平洋上で演習を継続しているという。


 8日には東シナ海で艦載ヘリが監視中の海上自衛隊護衛艦の約90メート

ルまで接近している。


 中国軍の機関紙「解放軍報」によると、中国海軍は今回の行動を「近来まれに

みる期間と規模の遠洋訓練」と位置づけている。航海中には、艦載ヘリの誘導

空母機動艦隊を攻撃する訓練や対艦ミサイルによる攻撃を電波妨害で防ぐ

訓練などのほか、「世論戦、心理戦、法律戦の訓練」も行うという。

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 中国は過去、
国連海洋法条約で必要な日本への通告を行わずに沖ノ鳥島

周辺のEEZ内の海洋調査を進めてきた
。今回の行動も独自調査による海流

データなどを通じて、同周辺海域で潜水艦を含む軍事行動が可能になったこと

を誇示するねらいがあるとみられる。

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 また、艦艇が同周辺海域に進出したとされる13日には、米ワシントンで
日中

首脳会談
が行われていた。鳩山政権の反応を探る意図もありそうだ。



 日本政府は、中国艦艇の航行について、11日までの情報は日中首脳会談後

の13日午前に公表したが、その後のことは、中国政府への対応を含めて明ら

かにしていない。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100420/plc1004200131001-n1.htm

   

中国は、日本の民主党政権の反応を確かめて、明らかに日本に対して傍若無

人の振る舞いをし出したのだ。現政権のルーピー鳩山といい、管直人といい、

中国の思い通りに手名づけることが出来ると踏んだものと思う。明らかに中国

海軍は危険な挑戦の一歩を踏み出している。どうする、日本。今後定期的に日

本を脅かすように、艦隊を派遣することであろう。どうする、管直人。果たして日

本の防衛は大丈夫なのか。

   

2.9沖縄近海航行 中国海軍 新戦略の始まり
2010.4.20 13:04  このニュースのトピックス:ドラッグ
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(Photo)沖ノ鳥島

 □米「国際評価戦略センター」フィッシャー氏

 【ワシントン=古森義久駆逐艦2隻、潜水艦2隻、フリゲート艦3隻など計10隻

の中国艦隊が10日、沖縄近海を南下したことについて、米国のシンクタンク「国

際評価戦略センター」のリチャード・フィッシャー主任研究員は、産経新聞とのイン

タビューで「中国海軍の新戦略の始まりであり、米軍への挑戦日本の反応

の探察
を目的としている」との見解を明らかにした。


 同研究員は、今回の動きが中国人民解放軍海軍としてはこれまで沿岸から最

も遠い距離に出ての最大規模の演習行動だと特徴づけ、「日本は中国海軍のこ

の種の拡大行動にこれから定期的に直面する」と述べた。


 中国側の戦略的狙いについて同研究員は、中国海軍が(1)遠洋活動能力を

高め、多元的な艦隊、機能の確立を目指す新戦略のスタートとしている(2)訓

練は東アジア、西太平洋での米海軍の覇権への挑戦を目指している(3)今回

の艦隊の動きに日本がどう反応するかを考察することを意図している-という

諸点をあげた。



 とくに日本への意味については「中国海軍は今回の訓練航行が象徴する拡大

活動を今後定着させ、日本との領有権紛争を抱える東シナ海での海軍力の増

強によって
主権の主張に、より強い実効を発揮させることを意図している

と述べ、中国が沖縄諸島に関しても日本の領有権を明確には認めていない点

を指摘した


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 また、今回の中国艦隊の保有兵器に関連して(1)キロ級潜水艦が搭載する超

音速のSS-N22サンバーン艦対艦ミサイルが有事の際、日本の自衛隊艦艇

への大きな脅威となる(2)ソブレメンヌイ級駆逐艦が搭載する超音速SS-N27

シズラー艦対艦ミサイルも自衛隊への脅威となるほか、米軍艦艇への接近拒否

の威力を発揮できる-ことを指摘した

http://sankei.jp.msn.com/world/china/100420/chn1004201308005-n1.htm
(続く)