岡田監督に物申す。(6)

そこで問題が出てくるのである。日本でも岡田JAPANがベスト16に進出出来た

ことで、何故か満足しきってしまっている。これが問題である。なぜ満足してしまっ

ているのか。しかも、いわゆるベスト16でなぜ敗退してしまったのか、と言う反省

と対策が一向に聞かれないのである。マスコミからも、日本サッカー協会からも、

また、当の岡田武史監督からも一言も聞かれなかったのだ。当の岡田は次の代

表監督からは手を引くと言っている。事実その通りとなった。それならばなおの

事、岡田監督としての目標を達成できなかったことに対する要因と対策をまと

めて引き継ぐ使命があると思うのであるが、どうであろうか。すでにやっていると

言うのならよいのであるが、そんなことを引き継いだなどということは、いまだに

耳にしていない。だからまだやっていないのであろう。まあ一寸大げさに言えば、

こんなことだから日本は大東亜戦争の「ミッドウェイ海戦」でぼろ負けをしてしまっ

たのだ。


ちなみに「太平洋戦争」とは、アメリカのGHQが「大東亜戦争」や「大東亜共栄

圏」などと言う言葉を徹底的に使わせないために導入した言葉なのである。なぜ

ならば「大東亜共栄圏」とは東亜の諸国を欧米の植民地から解放することであ

り、その手段が「大東亜戦争」だったからである。


この辺の事情は、当ブログ「靖国神社に参拝しよう」の'08.9.13、NO.3や'08.9.

23のNO.12を参照願う。


真珠湾攻撃マレー沖海戦での日本の勝利に酔ってしまって、それらの戦いで

の戦略や失敗した点の反省をしなかったから、ミッドウェイ海戦では大敗してし

まったのである。だから、横道にそれてしまったが、ベスト16での敗退真剣

な反省
は必要なのである。駒野一人に所為にしてしまうにはあまりにも無責任

で、あまりにも今までの日本チームの努力を無為にするものである。ペナルティ

キック戦に持ち込まれないように、なぜ点が取れなかったのか、どうすれば点が

取れたのか、何が足らなかったのか、何を磨けばよいのか、などなど考えればい

くらでも出てくるのではないか。


岡田は直前の強化試合の4戦で全敗した。そこで岡田は考えた。すなわち反省

と対策を実行したのだ。その答えが中村俊輔」から「本田圭佑ではなかった

のか。しかしこれはあまりにも突発的な采配だ。岡田は2007年12月7日から日

本代表監督に(再)就任しているから、それまでの2年半の間は何をしていたの

か、と言われても仕方がないだろう。厳しい見方をすれば、その間に「中村俊輔

→「本田圭佑」は卒業して、素人の暴論を許してもらえれば、「中村俊輔’」+「本

田圭佑’」に進化していてほしかったのである。中村俊輔’は俊輔本人でなくても

良い、それだけの技量を体得しているメンバーでよいのだが、それらの連動が

機能すれば、ベスト16での敗退はなかったのではないか、とも思えるのである。

ここら辺は是非とも岡田監督から、今後の強化策を引き出したいものである。

(素人のたわごとではあるが)多分「イビチャ・オシム監督」が目指したところもこ

んな方向ではなかったのではなかろうか。

          

30【風(16)W杯】俊輔→本田…戦術変更は英断?準備不足?

2010.7.2 11:41  このニュースのトピックス:2010サッカーW杯南ア大会

(Photo)サッカーW杯に出場し、南アフリカから帰国して記者会見で笑顔を見せ

る日本代表の岡田監督(下段右)と選手たち=1日午後、関西空港


 1日、帰国したサッカー日本代表。関西国際空港では、大勢のファンに温かく

迎えられた。


 大会前の関心の低さとは対照的だったが、特に岡田武史監督に対する反応

は、W杯前とは別物になった。強化試合の不振から解任論まで持ち上がった

が、ふたを開けてみれば、海外開催のW杯で初の決勝トーナメント進出。南アフ

リカのW杯特集紙では「素晴らしい印象を残した」監督の1人にも挙げられた。

 読者の皆さんは、岡田監督の采配(さいはい)をどう評価したのだろうか。


 《岡ちゃんごめん》というタイトルで意見を寄せた名古屋の男性(26)は、大

会前、調子の上がらない日本代表に気分が盛り上がらず《「岡田やめろ」と何度

も愚痴を言ってました》という。


 だが、岡田監督はチームの中心を中村俊輔選手から本田圭佑選手にシフトす

るなど戦術を変更。本田選手は2得点という結果を残し、勝利に大きく貢献した。

男性はこの変更について《新しい選手を起用してこの結果はすごい》と評価し、

パラグアイ戦後に駒野選手を抱き寄せているシーンで涙が出ました。久しぶり

にスポーツで感動しました》とつづっている。


 一方、Jリーグ・ガンバ大阪のファンだという大阪府吹田市の40代の男性は

《日本代表、ありがとう》としながらも、岡田采配については《最後の何日かで決

めた作戦で本大会を戦った。
4年の準備期間は何だったんだろう
》と疑問を

ぶつける。


 その上で《ベスト16は結果論。(変更を)もっと早く決めていれば代表メンバー

も変わっていたし、いろんな交代パターンも作れたはず。そうした要素をテスト

マッチで探ることもできずに、いきなり本番に突入したのは、明らかにチーム作

りに失敗してい
る》と”準備不足”を指摘する。


《重圧の中で歯を食いしばっただろう岡田監督には敬意を払いますが、チームマ

ネジメントという観点からは納得できません》という男性。戦術変更を英断と捕ら

えるか、準備不足と捕らえるか、評価は難しいが、日本サッカー協会はこの
4年

間をしっかりと
総括
し、今後の代表強化へつなげてほしい。(伊)


http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/100702/scr1007021150011-n1.htm
(続く)