番外編・プリウス急加速問題(71)

まあ今となってはどうってことのない内容であるが、時が時、相手が相手、事情

が事情だったから、発言内容には十分注意する必要があったということであろ

う。だから、まだインターナショナルな企業になり切れていない、と言うことなので

しょう。

  

訂正:トヨタのリコール問題、副社長が設計面の会社側責任や報告遅れを陳謝
2010年2月3日20時5分

 [名古屋 2日 ロイター] トヨタ自動車<7203.T>の佐々木眞一副社長は

2日、1月21日以降、北米や欧州、中国で相次いで発表したアクセルペダルの

不具合をめぐるリコール(無償の回収・修理)について、同社日本側幹部として

初めての会見を名古屋市内で開いた。


 冒頭、「改善対策の策定を優先し(記者会見による)報告が遅れたことをお詫

びする」と陳謝した。


 トヨタが米国で8車種約230万台を対象とするリコールを公表してから10日あ

まりが経過し、米国などではトヨタ側の説明不足を批判する声が日増しに強く

なっている。佐々木副社長は「通常は対応策を決定した後にリコールを発表す

るが、今回は顧客のリコールを前倒しで発表した。生煮え情報を出すよりも対応

策の策定に集中したが、結果として(顧客など)関係者に(トヨタの安全性や体質

について)疑念持たれたのは不徳のいたすところ」と反省した。

 <社長に代わり私でご容赦>

 豊田章男社長が会見しない理由については、「品質は私が一番関与している

ためで、社長に成り代わって私(の説明)でご容赦願いたい」と釈明した。

 <通常リコール対象車は販売2割減>

 同社はリコール公表の直前に2010年の世界グループ販売台数が前年比

6%増の827万台と3年ぶりに増加するとの見通しを示したばかり。リコールの

販売計画や業績への影響については、「業績のことを考えずに対応を考えるよ

豊田章男社長から言われており、業績への影響について私は把握していな

い」(佐々木副社長)とコメント。


 一方、通常は「リコール対象車種の販売は発表後の1カ月は2割程度落ちる。

今回(北米などでの販売は)もう少し落ちるだろう」との見方を示した。「リコール

発表後、北米では注文が減っていると聞くが、販売への影響よりも今利用してい

る顧客の心配解消が大事」と強調、リコールによる販売計画への影響は、「もう

少し様子みてから見通しを出す」と述べた。

 <米国で現地貢献も考慮し米メーカー製部品採用>

 問題となっているアクセルペダルは、稼働部がすり減り、ヒーターで結露した際

に踏み込んだペダルが戻りにくくなるというもの。日本で同種の問題が生じる可

能性については、「国産車デンソー<6902.T>製で構造の異なるペダルを採用

しているので、生じない」と説明した。


 米国などでデンソー製でなく米CTS社(訂正)製品を採用している理由につ

いては、「CTS社(訂正)が技術的に優れている」ほか、米国で生産するにあた

り「現地への貢献などを考慮した」のも一因と説明した。


 設計上の同社の責任問題については、「部品個別の耐熱試験や湿度へのテス

トは十分行っているが、クルマに搭載した場合、システムのなかでの湿度・温度

試験については、抜けがあったと指摘されても言い訳できない」と陳謝した。

 <07年発覚の不具合は部品磨耗で自然解消しリコールせず>

 トヨタのアクセルペダルについては07年にも米国で販売されたピックアップト

ラック「タンドラ」でも不具合が報告されたが、その直後にリコールを実施しな

かった経緯については、「使用しているうちに部品が磨耗することで自然に解消

される問題であった」として、事故なども報告されていないことからリコールは不

要と判断したと説明。代わりに採用された部品が今回問題となっている部品で、

08年に欧州の右ハンドル車で不具合が報告され、一時期は右ハンドル車の構

造問題かと考えられたが、米国でも問題が発覚したことからこの度原因が特定

できたとしている。

(ロイター日本語ニュース 竹本能文)
*2日配信の以下の記事で、8段落目の「米CST社」を「米CTS社」に訂正します。

http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201002020086.html

     

トヨタに乗るな」と言ってみたり、「娘にはトヨタを推薦した」と言ってみたり、GM

を再生させるためには、アメリカはハチャメチャだ。トヨタを叩き、GMを生かすこ

となら、何をやってもよい雰囲気だ。しかしそのように見せているだけで、その言

葉の裏には冷徹な計算があり、計画通りにトヨタを追い詰めていった。オバマ

ラフードはありとあらゆるものを動員して、トヨタを叩いた。

先ずなんと言っても、一番の黒幕は米国政府であろう。なんと言ってもGMやクラ

イスラーを潰すわけにはいかない。オバマたちはUAWから沢山の金をもらって、

政界に入っている。だからUAWには逆らえない。GMやクライスラーを国有化し

たのも、そのためだ。だからオバマもラフードも真剣だ。ここは組織的にトヨタ

しを図って、GMやクライスラーを再起させなければならない。そのために悪徳

弁護士たちに目を付けた。ショーン・ケインとロスアンゼルスタイムズの記者達

と結託して、トヨタ叩きを企画した。穿った見方をすれば、トヨタ車の暴走はアメリ

カが仕組んだことかもしれない、と仮定したらどうか。あり得ないことではないで

あろう。まあその話は脇に置いても、丁度良い時にES350の暴走が起きたも

のだ。そしてロンダ・スミスの偽証だ。これもショーン・ケインたちが仕組んだもの

だが、下院議員のダレル・アイサが、これらに食いついた。ES350の暴走は自

分の選挙区(近くで)起こったものだ。彼は次の選挙のために顔を売っておく必

要があった。一般ドライバーまでもが、意図して暴走した。ABCテレビまでもが

それに同調して、作り話を放映した。そしてダレル・アイサがトヨタを議会証言に

引っ張り出した。大陪審までもがトヨタ悪し、となった。日本の民主党政権もその

動きに同調した。鳩山由紀夫首相と直嶋正行経済産業相(当時)だ。こいつら

頓馬の他の何者でもない。


これらは全てGMとオバマや議会が、マスコミを巻き込んで仕組んだものと言え

る。そして電子制御システムを槍玉に挙げた。多分問題は無いだろうことは分

かってはいたが、GMはトヨタのそのシステムそのものが欲しかったのであ

る。これを良いことにNASAまで動員して、それを手に入れたのである。

(続く)