世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、9)

34“巨人内紛”ドロ沼化…巨人も訴訟準備
2011年11月28日(月)17:00
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巨人の元球団代表兼GM清武英利

 「清武の乱」はいよいよ訴訟合戦に突入する。巨人が、清武氏を相手取り損害賠償を求

める訴訟の準備を進めていることが明らかになった。


 清武氏が最初の会見を行った翌日の12日、渡辺会長は反論文で「清武君の行動は、

会社法355条の『取締役の忠実義務』違反に該当する」と指摘。21日には「こっちが法廷

に持っていくよ。こっちはもう10人ね、最高級弁護士を用意している。オレは法廷闘争に

負けたことがない
」と、提訴する姿勢を鮮明にしていた。


 取締役の「忠実義務」とは、会社の利益を犠牲にして、自己の利益を図ってはならない

-というもの。当時取締役の清武氏が、機密事項の人事案を暴露したために江川氏のコ

ーチ招聘(しょうへい)が実現せず、会社業務に損害を与えた、などと主張するとみられる。


 一方、清武氏の代理人の吉峯啓晴弁護士(62)は、13日の本紙取材に「渡辺会長のコ

ンプライアンス違反をいさめることなく見過ごしていたらそれこそが忠実義務違反」と

答えている。


 清武氏は25日の会見で、解任は違法として12月中にも「必要な訴訟を提起する」と明言

した。27日テレビ朝日報道ステーションSUNDAY」に生出演。「弁護士さんは『初め

て(渡辺会長が)負けるかもしれませんね』とおっしゃっていましたけど」と話し、こちらも法

廷での対決に自信を見せた。

http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20111128/bbl1111281240002-n1.htm

 

長嶋茂雄も巨人の専務取締役終身名誉監督なので、一端のきれいごとは述べる資格

がある。しかも清武氏を責めて、自分のコメントを出してくれ、とまで言っている。それほど

言うのなら、なぜ巨人軍が弱くなってしまったのか、どうすればよいのか、と言う提言も

併せてするべきではないのか、と思うのである。そうすればそれが清武氏への反論となる

筈であり、しかも読売巨人軍への提言ともなろう。クライマックスシリーズで惨敗したので、

コーチ人事をいじくるなんぞは、全くの言い訳に過ぎない。ペナントレース優勝できな

かったことへの反省
が、名誉監督として全く無い。しかもあの弱小チームの阪神タイガー

スとAクラス入りを最後まで争っていたではないか。その時点で、専務取締役終身名誉監

督を仰せつかっているのなら、読売巨人はどうすべきか、GMであった清武氏とも相談す

る「取締役としての忠実義務」があった筈である。

  
14長嶋氏「解任は妥当」
時事通信社] 2011年11月18日(金)20:03

 巨人は18日、清武英利球団代表の解任について、終身名誉監督長嶋茂雄氏が「

武氏の言動はあまりにもひどい。戦前戦後を通じて巨人軍の歴史でこのようなことは

なかった。解任は妥当だと思う
」と述べたと発表した。


 臨時取締役会などの一連の手続きの中で、出席者の主な発言として公表した。読売新

聞グループ本社監査役御手洗冨士夫氏(キヤノン会長)は「解任に賛成。取締役会で指

摘された解任理由はその通り」と話したという。
 
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-111118F812.html

      
46【巨人内紛】渡辺会長、ミスター“解任妥当”発言言及「長嶋くんが出してく

れと言った」


2011.11.29 14:15 [巨人]
(Photo)
巨人の渡辺恒雄球団会長

 前球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM)の清武英利氏(61)による内紛問題で揺れる巨

人の渡辺恒雄球団会長(85)=読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆=のインタ

ビュー記事が、28日付朝日新聞に掲載された。


 渡辺球団会長はインタビュー記事の中で、清武氏を解任した18日に発表された長嶋茂

終身名誉監督の「清武氏の言動はあまりにひどい。戦前戦後を通じて巨人軍の歴史

でこのようなことはなかった。解任は妥当」との談話について改めて言及。「僕が(取締役

会の)出席のお願いの電話をしたとき、長嶋君は『いったい、あいつは何やってるんだ

と怒っていた。コメントを出してくれと言ったのも長嶋君だ」と語った。(サンケイスポーツ

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111129/bbl11112914190001-n1.htm

   

いまさら「戦前戦後を通じて巨人軍の歴史でこのようなことはなかった」と言われて

も、「はぁー」と言いたくなってしまう。そうならないように専務としての仕事をするのが終身

名誉監督の「お前の仕事」であろう、と言いたくもなってしまう。尤も巨人が強くなっては面白

くないのだが、純粋にマネジメントとしても見ると、長嶋にも責任の一旦はある筈である。

でかい顔をしてマスコミに出る前に自分の仕事のことも、じっくりと反省する必要があろう。

(続く)