尖閣諸島問題その2(25)

中国監視船3隻が領海侵犯 監視船「妨害するな。直ちに中国領海から離れろ」
2012.7.11 19:39
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沖縄県尖閣諸島久場島の北沖約13キロ付近を航行する中国の漁業監視船「漁政204」=11日午前6時30分ごろ(第11管区海上保安本部提供)

 沖縄県尖閣諸島久場島(くばしま)の西北西約22キロで11日未明、中国の漁業監視船

3隻
が相次いで領海に侵入した。中国船の領海侵入は、野田政権が尖閣諸島の国有化方針

を打ち出して以降、初めてで、日本政府の動きを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられ

る。玄葉光一郎外相は同日、カンボジアで開かれた日中外相会談で、中国船による領海侵入

について抗議。中国側は反論し、日本政府の姿勢を非難した。


 海上保安庁の巡視船が中国の漁業監視船「漁政204」の領海侵入を確認したのは、午前4

時半ごろ。別の漁業監視船「漁政202」と「漁政35001」も相次いで領海に侵入した。3隻は

いずれも午前8時すぎまでに領海を出た。


 海保の巡視船が漁業監視船3隻に領海からの退去を求めたところ、「本船は中国の海域

で正当な公務を執行している
」と応答があり、「妨害をするな。直ちに中国領海から離れなさ

い」「魚釣島を含む島嶼(とうしょ)は中国の領土である」などと主張したという。


 3隻は午後も尖閣諸島周辺の接続水域を航行中で、海保が警戒を続けている。

 中国船は、今年3月16日にも尖閣諸島付近の日本領海内に侵入した。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120711/crm12071119400028-n1.htm

 
 
中国は既に明確な意図を持って、レベル3の段階を超えようとしている。漁業監視船による領

海侵犯は、昨年に続き今年の3月と今度の7月にも発生している。今後頻繁に起こってくるは

ずだ。これを阻止するための方策として「後の先」とは、具体的に何をしようとしているのか。

中国の侵略が「レベル4」の段階となってしまったら、どうするつもりなのか。中国は既に「レベ

ル4」を準備
している。中国は軍事力では絶大な自信を持っている。だから必ずやごり押しを

してくることであろう。

その証拠に7月11日に続いて7月12日にも先の3隻とは異なる中国の漁業監視船が、領海

を侵犯したのである。3隻とは漁政202漁政204漁政35001であるが、これに 漁政33001

が追加されたのである。

これを何とするか、日本は。

 
 
新たな漁業監視船も 中国、尖閣で2日連続領海侵犯
2012.7.12 20:24 [尖閣諸島問題]
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沖縄県尖閣諸島久場島の北北西沖約32キロ付近を航行する中国の漁業監視船「漁政33001」=12日午前9時ごろ(第11管区海上保安本部提供)

 沖縄県尖閣諸島周辺の日本領海に12日、漁業監視船が再び侵入した。海上保安庁の巡

視船は同日午後6時5分ごろ、尖閣諸島魚釣島の西北西約22キロで、漁業監視船「漁政35

001」の領海侵犯を確認した。この監視船は11日にも領海を侵犯していた。


 海保の巡視船が警告し、領海からの退去を求めたところ、「正当な公務を執行している」と

いった趣旨の応答があった。監視船は約15分後、領海を出た。


 12日午前8時10分ごろには、尖閣諸島久場島の北西約41キロの日本の接続水域で、漁

業監視船「漁政33001」が航行しているのを海保の巡視船が確認した。11日に相次いで領

海に侵入した漁業監視船3隻とは別の船だった。11日に領海侵犯した3隻のうち1隻は接続

水域を離れたが、2隻は接続水域で航行を続け、「漁政33001」が新たに合流したという。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120712/crm12071220280033-n1.htm

 
 
そして大量の漁船尖閣諸島の日本領海に進出させようとしている。中国は辻褄の合わない

とんでもない理由をつけてでも、尖閣諸島を占領しに来る。これにどう対抗するのか、日本は。

それは簡単なことだ。日本の法令に違反したものは民間漁船と言えども、片っ端から沈めて行

けばよいのである。もちろん最初は拿捕してゆけばよいのだが、抵抗してくればやむを得ずそ

れに対抗してゆく必要があるのである。生っちょろい事をしていたのでは、ますます埒が明かな

くなるのである。

(続く)