尖閣諸島問題その2(38)

対日軍事衝突に準備を 中国紙、政府に要求
2012.8.22 16:01 [中国]

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報22日付の社説で、沖縄県尖閣諸島(中

国名・釣魚島)をめぐる中国政府の対応について「軍事を含めて日本との衝突に備えるべ

きだ
」と訴えた。一方、同じ紙面で日本製品ボイコットは「中国の産業に悪影響を及ぼす」とし

て自制を促した。

 社説は、尖閣問題に関し「日中両政府に譲歩の余地はなく、敵対状態が一層進展するだろ

う」と分析。「日本の挑発」に対する反撃を求める民意に従って、尖閣諸島に上陸した日本人を

拘束することを目標に実行力を高める必要があるとし、軍事衝突に至ることを「恐れることは

なく、その際は無心で戦うのみ」と主張した。

 日本製品ボイコットに関する記事では、中国商務部の関係者が「日本からの輸入品は自動

車部品など中間生産物が主流」とし、ボイコットした場合、中国国内の輸出産業などへの影響

が大きいと指摘して「冷静な対応」を求めた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120822/chn12082216020003-n1.htm

 
 

ことほどさように中国軍部は、好戦的だ。この軍部の一挙手一投足に、日本は耳目を集中さ

せておく必要がある。何となれば、次期国家主席と言われている習近平が、どうも裏ではその

軍部と通じており、あらゆるメディアを通じて軍部からの対日強硬論を主張させている。

こんな中国に話し合いをしよう、などと問いかけても絶対に埒(らち)は明かない。日本もあらゆ

るメディアを通じて、尖閣諸島は日本の固有の領土であることを、表明して行く必要がある。米

国内も含めて、中国内へもそして全世界へも有効な宣伝工作を仕掛けて行く必要がある。さし

ずめ中国でも好まれている漫画などを通じて、尖閣諸島日本の固有の領土であることも、

広報活動をしてゆくことも1つの方法であろう。

中国内では珍しく、尖閣諸島は日本領である、と言った論評も出ている様だ。

 
 
広東の企業幹部が「尖閣諸島は日本領土」、中国版ツイッターで発言、人民日報記事など証拠挙げ、賛同広がる
2012.8.25 01:14 [中国]

 【上海=河崎真澄】中国広東省の民間企業幹部が24日、中国版ツイッター「微博」で

1949年から71年まで中国政府釣魚島(尖閣諸島)を日本の領土認めていた」と

異例の発言をした。日本領有を示す53年1月中国共産党機関紙、人民日報の記事や、

複数の公式地図など根拠を挙げている。微博では中国国内からの感情的な反論に加え、「知

識のない大衆が中国共産党に踊らされたことが分かった」などと賛同する見方も広がっている。

 発言をしたのは同省広州の電子サービス企業、広東捷盈電子科技の取締役会副主席との

肩書を持つ女性の林凡氏。林氏は微博の運営会社、新浪微博から「実名」の認証を受けて

おり、10万人以上の読者をもつ。

 林氏の資料によると、人民日報53年1月8日付の紙面に掲載した記事で「琉球群島

(沖縄)
は台湾の東北に点在し、尖閣諸島先島諸島沖縄諸島など7組の島嶼から

なる
」と表記していた。中国当局が監修した53年、58年、60年、67年に発行した地図の

画像
も示したが、その多くが「尖閣群島」「魚釣島」などと表記。日中境界線明らかに日本

領土
を示している。

 林氏は冷静に証拠を積み重ねた上で「中国政府はこれでも釣魚島はわれわれの領土だとい

えるのか」と疑問を投げかけた。中国国内からの反応には、「資料をみて(尖閣諸島が)日本

領だったことが明白に分かった」「(当局に)タダで使われて反日デモを行う連中には困る」な

どと、林氏支持の発言が出ている。

 一方、25、26の両日も、尖閣諸島の問題を巡る反日デモが、四川省南充や浙江省諸曁、

広東省東莞、海南省海口など、地方都市で呼びかけられており、混乱は今後も続きそうだ。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120825/chn12082501150000-n1.htm

 
 
しかし中国版ツイッター「ウエイボー・微博」の、電子サービス企業の取締役会副主席の林凡氏

のこれらの書き込みは、その証拠となる公式地図画像などと共に、中国政府によって早々に

削除されてしまったようだ。

 
 
 
反日デモ
中国で2週連続 海口では日本車通行禁止 「日本領土」主張のツイッター発言は削除

2012.8.26 18:03 [中国]
Chn12082618040007n1
中国広東省東莞市で行われた反日デモで日の丸を燃やす参加者=26日(共同)

 【上海=河崎真澄】香港紙、星島日報(電子版)などによると、沖縄県尖閣諸島(中国名・釣

魚島)の中国領有を主張する反日デモが26日、浙江省諸曁市や広東省東莞市、海南省海口

市で発生した。諸曁で約千人、東莞で約200人、海口では数百人が参加。山西省陽泉市や安

徽省淮北市などで数百人規模のデモがあったとの情報もある。

 デモ隊は諸曁で「(日本と)絶対に妥協しない」などと叫んだ。東莞では約100人の警察隊が

解散させようとしたが、小競り合いの末、デモ隊が警察隊を押しのけた。海口ではデモ隊の暴

徒化に備え、デモの予定コース付近での日本車の走行や駐車が禁じられた。

 中国では尖閣問題にからんで19日に25都市前後で反日デモが発生。25日には山東省日

照市でも起きた。週末のデモ発生は2週連続だが、地方の中小都市が大半で、インターネット

で参加
が呼びかけられていた。

 一方、広東省の民間企業幹部が(2012.8.)24日に中国版ツイッター「微博」に書き込んだ

1949年から71年まで中国政府は釣魚島を日本領土認めていた」とする異例の発言

が26日までに、人民日報の記事や公式地図など当時の“証拠画像”とともに削除された

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120826/chn12082618040007-n1.htm

 
 

またこの記事にもあるように、各地で「反日デモ」が起こっているようだ。やりたければやらせれ

ばよいのではないかな。どっちみち人民に現状に対して不満があるわけであるから、どんど

んデモはやらせればよい。その代わり、その不満を政府に向うようにネットを通じてやんわり

と導いて行くことを考えればよいのではないか。どうだ、出来るか野田佳彦よ。

(続く)