尖閣諸島問題その2(52)

小沢一郎 氏に見せてみたい「2050極東マップ 」

ジョージ・ワシントン大学政治学博士にして自由民主党所属の参議院議員である浜田和

幸氏
SAPIO」(2009/12/23・2010/1/4号)に明かしている

「私が初めてこの手の地図を目にしたのは、騒ぎになるよりも前、今から2年ほど前である。

中国に駐在していた経産省の知り合いの官僚が帰国したので、

久しぶりに会って話をしたのだが、

『中国外務省の役人からこんなものを渡された』

と見せられた地図に込められた禍々(まがまが)しい野心に、強い衝撃と怒りを感じたことを

今もよく覚えている」

なんと、中国の外務官僚から日本の経産官僚に、この禍々しい地図が渡された、という

のだ。

事実であるなら、実に面妖なことである。

単なる戯れなのか、それとも何らかの意図を持った心理的情報操作なのか、それはわか

らない。

浜田氏の解説によれば、出生率の低下で日本の人口はどんどん減少する。

そこで、列島の西半分に溢れ出た中国人を1億人単位で移住させ、

「東海省」として中国の一部とする。

少数民族となった日本人を、東半分に強制移住させ、

「日本自治区」として、これも中国の版図に組み込む、というわけだ。


2050o0497052111058706665

櫻井よしこ氏が中国外務省から流出した"2050年の国家戦略"と題した地図がある

とのべていた。オリジナルは中国語で、日本語に翻訳したものである。


中国の実情、昨今の緊迫をみれば、この地図が冗談では済まされない重みを持つ


日本の周辺国家は、欧米のように
理性的で、人権を重んじる、先進国ではない

民主主義もおぼつかない前時代的国家群である

良識的対応を望むのはムリである



日本の常識・良識は通用しない



国家間には警察もなければ裁判所もない。



国際司法裁判所は双方の合意なき場合、事実上利用できない)

力と力のパワーゲーム。残酷な結果が待っている


また日本国内で、傷病失業で困窮すれば、国家や自治体から、支援給付を受けられる

が、国際社会では期待できない。

開発途上国や最貧国でもなければ、支援などない

国力衰亡を誰も助けてはくれない



国家としては
自力で生きていかねばならない


現に我々は、チベットウイグルで虐待・虐殺が起こっている事を薄々知りながら、助け出

すことはおろか、支援も出来ないで居る。


中国の軍部と定期会合に出席している自衛隊幹部OBらは、中国軍部の要求の傲慢ぶ

りに、うかつに乗れば危ないと警告を発している


日本に来るVIP待遇の中国人たちは、日本の感想を「
空気が綺麗で旨い。国土も美し

い。
もしここが
中国のものになれば特権階級や富裕層のリゾート地になるだろう

述べている


こういう事例・発言は多々ある。

日本を飲み込むという思考が彼らには確かにある。



ボヤボヤしていると、日本人ウイグルチベットと同じように虐殺される日は遠く

ない。
http://ameblo.jp/hex-6/archive1-201102.html

 
  
なおこの「2050 極東マップ」はここ掲げられている部分だけではなかった。この地図は横

にもっと大きなもので、ハワイ諸島までもが描かれているという。そして支那の国境はハワ

イの西側に引かれているのです。2050年までには中国は太平洋をアメリカの2分割

ていることになっているのです。


しかしこの「2050  極東マップ」は日本で作られた贋物である、と分析している。


簡単に言うと、地図の作者は日本のチベット支援者で、チベットの現状を日本にたとえて説

明するとこう言う事だ、と言う内容。


チベットのパンダが中国のものだと説明され日本人は納得しているが、この極東マップに

よると「奈良・京都」の歴史物などが世界で中国の物だと展示されているのと、同じだと言っ

ている。


小生はパンダが中国のものではなくてチベットのものだと言うことは承知しているし、馬鹿

高い額を出してまで中国から借りる必要はない、と思っている。だから真彦だかマッチだか

知らないが、義捐金として集めた浄財から億の単位で拠出して、パンダを仙台に呼び寄せ

るなどと言う悪行には、

絶対に反対である。


詳細は下記を参照願いたい。

 

「Red Fox 読まずにレッテル貼りをする人は出入り禁止」
http://redfox2667.blog111.fc2.com/blog-entry-233.html

 

 
まあある意味、「太平洋を2分割してハワイから西を中国が統治するから、アメリカさんは

ハワイ以東を管理すればよい」と中国軍の高官が言ったり、中国の言う第二列島線以上

の範囲を中国領とするぞと言ったり、、李鵬までもがそのうちに日本はなくなってしまうと

言っているから、いくら偽造の地図だと言われても、中国共産党政府が考えていること

の一部なのでしょう。小生は中国共産党が考えていることは、こんなものよりもっと過激なこ

とだと思っている。


しかしこの地図は、将に李鵬の言っている通りの地図なのです。だからこの地図が贋物と

は言え、この作者は中国の考えていることがよく判っている、と言ってもよいだろう。


この第二列島線については、小生のブログ「年王雑感(6)2010.6.28を参照願う。中国

は2020年までには第二列島線内の制海権を確保して、次の20年間で、即ち2040年まで

には太平洋をアメリカと2分割して統治してゆくと言う戦略なのである。だから「2050  極東

マップ」はそれなりの意味があるのである。


この太平洋2分割統治論についても、小生のブログ「中国覇権主義(11)2008.06.17

を参照願う。そこでは中国海軍の高官が、アメリカ太平洋軍司令官ティモシー・キーティ

ング海軍大将に、「アメリカ側がハワイ以東の海域を管理し、中国がハワイ以西の海

域を管理する、と言う合意を結びましょう
」と、真顔で提案したと言う。末恐ろしいことで

ある。中国はこの「2050  極東マップ」の実現に向けて、真剣に取組んでいるのである。

鈍(なまく)らな日本人であってはいけないのである。

(続く)