反対に海上保安庁や自衛隊の士気を鼓舞してもらいたいものだ。そして中国の出方を
幾種類か想定して、それに対する対応策を作り上げておくべきである。そしてそれらを緻密
にシミュレーションして、対応策の弱点を見つけ出し補強しておくべきである。
中国漁船や公船、ましてや中国海軍なんぞは一歩たりとも、尖閣諸島の海域には入れな
いという強固な意志と行動を示すべきなのだ。
中国は匪賊・馬賊の国柄である。何をしてくるかわかったものではない。中国製品にも目
を光らせておく必要がある。中国製のパソコンには、その製造工場でウィルスをインスト
ールして出荷させていると言うではないか。
マイクロソフトが発見! 中国製パソコンに出荷時からウィルス
2012年9月16日 01:00 http://www.techweekeurope.co.uk/news/nitol-botnet-microsoft-chinese-malware-security-cs-92741 (英文)
工場で不正ソフトをインストール
米パソコンソフト大手マイクロソフト社は、中国製パソコンについて、製造時に工場でウィル
スなどのマルウェアがプリインストールされていることをつきとめた。マルウェアの中に
は、ネット銀行のアカウントなどを抜き取るものもあった。
2割に出荷時からマルウェア
マイクロソフト社では、中国のマルウェアを調査するため「オペレーションb70」と名付けた
調査活動をおこなってきた。
その一環として、中国のさまざまな都市でデスクトップパソコン10台、ノートパソコン10台
を購入して調べたところ、このうち4台からウィルス感染が見つかった。感染が確認された
中国メーカーは複数に及ぶ。
ビデオカメラも遠隔操作
工場でプリインストールされていたのは、Nitolと呼ばれるマルウェアなど。パソコンの電源
が入れられるとすぐにコントロールシステムに接続し、さまざまな情報取得や漏洩をおこな
うもの。
ビデオカメラやマイクロフォンを遠隔操作する機能や、ユーザーのキーボード操作を追跡す
るキーロガー機能、サイバー攻撃を隠す機能なども持つという。
一般にウィルスなどのマルウェアはネット経由で感染、侵入するものと考えられてきた。
出荷時からプリインストールされているとしたら、ファイアーウォールなども無意味である。
中国製のパソコンや情報端末の購入には、慎重になったほうがいいようだ。
http://www.tax-hoken.com/news_aiRYedKXWe.html
こんなことだから、レノボなどの中国製の情報端末どころか中国系の企業へ仕事を頼む
のも注意が必要だ。
ちなみにレノボLenovoは、中国政府機関の中国科学院が過半数の株式を所有している。
正確に言うとレノボを所有している持ち株会社の株式の65%を社会科学院が所有し、レノ
ボの約27.6%の株式も直接所有している、と言うことである(Wikipediaによる)。
ところでオーストラリア政府は、現在全国高速通信網(NBN)の整備事業を進めようとし
ている。NBNとは、National Broadband Network :21st century broadband と言われるも
ので、2009年4月にオーストラリア政府が発表した21世紀のブロードバンド計画である。
8年間で430億オーストラリアドル(約3兆4千億円)を投資して、国内の90%の建物に光通
信網を築こうと言うものである。
(http://www.soumu.go.jp/g-ict/country/australia/pdf/061.pdf)
2010年11月には、2020年までに93%にFTTPを提供すると言う拡大計画を公表してい
る。FTTPとはFiber To The Premises(敷地、施設、建物)で、日本で言われているFTTH
(To The Home)と同じ意味だが、homeでは一般家庭に限定されてしまうために、企業や
集合住宅などのビルディングを含むFTTPと言う呼称が出来た。ケビン・ラッド内閣の副首
相を務め、2010年6月24日よりオーストラリア史上初の女性首相となったジュリア・ギラー
ド(Julia Eileen Gillard,1961.9.26~)が2010年8月21日の総選挙で大々的に公約に掲げた
ものである。
この高速通信網計画に飛びついたのが、中国通信機大手の華為技術有限公司(Huawei
ファーウェイ Technologies Co.Ltd)だが、パソコンの製造工程で「ウィルス」などをプリイ
ンストールするくらいの中国のこと、「華為技術ファーウェイ」が請け負った通信事業で設置
した各種の通信機器や通信システムにスパイシステムやウィルスなどのマルウェアな
どを忍び込ませることは、お手の物であろうし、そうして各国の通信システムを請け負った
端からスパイ部品やスパイシステムを忍び込ませてきたのである。
ちなみにマルウェア(Malware)とは、Malicious(悪意ある) Softwareを組み合わせた造
語で、悪意ある不正ソフトやプログラムの総称である。
(続く)