世の中、何だこれ!(WBC敗退、35)

WBC2013、「侍ジャパン」・準決勝で敗退

ワールド・ベースボール・クラシックについてのブログは、2012.7.31に「世の中、何だこ

れ(WBC不参加、34)
」を、『
WBCIという会社ではなくIBAFが主催する大会に持ってい

く。野球の世界王者として、そのイニシアチブを取るぐらいのことをしてもいいのではないだ

ろうか。
』と結んで終えていた。


しかしながら、ご承知の通り我が「侍ジャパン」は、三連覇の夢を微塵にも砕かれしまった。

対戦相手は「プエルト・リコ」だ。多分それなりに警戒はしていたとは思うが、無警戒の相手

ではなかったか、と思われる。全く残念で仕方が無い。


しかしそれにも増して、山本監督はじめ選手達の帰国後の会見での言葉には、更に違和感

を覚えた。

彼らは、特に山本浩二監督は悔いはない。(優勝できなくても四強までいったので)満足

である。
」と言ったのである。

これっておかしくない?。

 

【WBC】浩二監督「満足」V逸でも「反省点そんなにありません」
2013年3月20日(水)08:10
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(スポーツ報知)

 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で敗退した侍ジャパン

19日、米サンフランシスコから成田空港着のチャーター機で帰国した。出迎えたファンは、

2連覇した2009年の10分の1程度の約100人。成田市内のホテルで解団式に臨んだ

後、会見した山本浩二監督(66)は、準決勝でのダブルスチール失敗について改めて

悔いはない」と明言。4強での満足感を口にした。


 解放され、吹っ切れたような表情だった。成田市内のホテル。解団式を終え、会見場に姿

を見せた山本監督は「約1か月間、侍ジャパンとしてキャンプからWBCに臨み、準決勝で

敗退しました。しかし、選手は厳しい調整を強いられて2次ラウンドからチームが一つにな

った。選手、裏方さんが一つになって戦って、大きなけが人もなく12球団に帰っていただく。

一安心です」と振り返った。安堵感と満足感を漂わせた。


 周囲の温かい声にも救われていた。予定より約1時間遅れで降り立った成田空港。出迎

えた約100人のファンからは「お疲れさま」の声が飛んだ。06年は約1000人、2連覇し

た09年は約1200人のファンが出迎えるフィーバーぶりだったが、今回は10分の1程度。

それでも山本監督は「メールとかでもそうだけど、頑張ったと言ってもらえてありがたかった」。

3連覇を逃した悔しさは、表情からは見えなかった


 問題の場面も改めて振り返った。準決勝の8回、一塁走者・内川が飛び出した痛恨の

ブルスチール失敗
。この点を指しながら、大会を通しての反省点を聞かれると「
選手の状

況判断はできていたし、ゲームに対しての反省点はそんなにありません。あのダブルスチ

ールも、データからダブルスチールは100%の成功というのが大事だが、そういう形でいけ

ると踏んでのダブルスチール。結果は悪かったけど、
悔いはありません」。判断、結果、責任

のすべてを選手に放り投げたようにも映った采配についても、最後まで後悔と反省の言葉

はなかった



 大会を通しての反省点を聞かれた梨田野手コーチも「先取点を取れたのが2試合で、そう

いう流れで投手陣に投げさせてしまった。不慣れなポジションの選手もいて、工夫しながら

やったが、勝てなかったのが反省点。終わったばかりで反省ばかりというのもあれなんで、

この辺にしときます」と穏やかな笑みを見せた。東尾投手コーチは「ボールの対応、気温の

対応、アリゾナからサンフランシスコ
に行ってボールの扱いに苦しんだ。今後も続く投手陣

の課題」と淡々と振り返った。


 会見を終えた指揮官は、帰り際に「精いっぱい戦ったという満足感があった。野球の面白

さと厳しさと、野球っていいなと感じた」と言い切った。侍ジャパンは良く戦った。確かにベス

ト4は立派な成績だ。それでも、
仮にも3連覇を狙った代表の監督に、4強で満足し

て欲しくはなかった

http://news.goo.ne.jp/article/hochi/sports/20130319-134-OHT1T00175.html

 

この記事を読んだだけでも、2013年の「侍ジャパン」の異常さがわかる。


先ず第1に
、「四強で満足」していることである。しかも「悔いもない」と言っている。彼らの

目標は「四強」入りだったのか。それが目標であったのであれば、それでもよい。

しかし目標は「優勝ではなかったのか。2006年、2009年に継いでの「3連覇」ではなかっ

たのか。であれば、素直に「優勝を逃して残念です。」となぜ言わなかったのか。自分でも

「3連覇を目指す」と、言ったではないか。だから悔いがあって当然ではないか。それが「悔

いが無い」とはどう言う事か。


そして「選手達は精一杯やったのですが(申し訳ありません)結果は負けてしまいました。

残念でなりませんが、(責任は私の采配ミスでしたが)選手たちが精一杯やってくれたこと

に満足しています。」と言うことなら、まだ話はわかる。


しかも「反省点もなく、悔いもなく、四強で満足」しているようでは、「侍ジャパン」(と言うよりも

山本浩二)も終わりだ。参考のため監督就任の記者会見の記事を載せよう。

(続く)