尖閣諸島問題その3(4)

首相、外務省に不信感 現コミッショナーの加藤氏在任時より能力ダウンしている?
2013.01.10
 安倍晋三首相が、外務省の能力に不信感を持ち始めているという。当初、安倍首相が目

指していた1月中の米国訪問が、日程的な問題で困難となっているが、外務省側は昨年末

から「お任せください」と自信ありげに答えていたというのだ。外務省の能力が落ちており、

民主党政権内に太い人脈を築いていなかったという見方も広まっている。


 「首相はできれば(初訪問国を)米国と考えている。河相(周夫外務事務次官)氏による調

整の様子を見ながら判断したい」


 菅義偉官房長官は7日の記者会見で、こう語った。河相氏はこの日、ワシントンで、バー

ンズ国務副長官、国家安全保障会議(NSC)のラッセル・アジア上級部長らと会談した。


 会談で、米側は河相氏に対し、「財政の崖」問題への対応で最近までホワイトハウスが忙

殺されていたうえ、今後もオバマ大統領の2期目の就任式(21日)や、一般教書演説を控

えているため、「1月は日程が厳しい」と説明したという。


 河相氏は会談後、「1月の日程は、米側はタイトだという話はあったが、引き続き調整をし

ていく」と記者団に語ったが、事実上、2月の訪米で再調整する方針だ。


 実は、こうなる可能性は指摘されていた。ただ、安倍首相は尖閣諸島への野心をあらわ

にする中国を牽制するためにも、「何とか早期訪米をセットできないか」と指示し、外務省側

は「お任せください」と答えていた。


 安倍首相は、外務省側の自信満々な態度に期待し、信用していたが、土壇場になって

「やはり難しい…」と言い出し、同省への不信感が高まっているという。河相氏が急きょ訪米

したことからも、同省の慌てぶりが分かる。


 自民党関係者は「外務省の訪米打診に対し、米国務省は『現在は民主党政権であり

(安倍首相が1期目で共和党政権だった)6年前とは違う』『1月は難しい』『お土産は何だ

?』という態度だったようだ。それでも、駐米日本大使館民主党政権に太い人脈を築いて

いれば、首脳会談はセットできた。現プロ野球コミッショナー加藤良三氏が駐米大使だっ

た2008年ごろまでに比べて、外務省の能力が落ちている」と指摘する。


 一方、外務省周辺は「日本の国力が落ちていることが大きい。経済を立て直して、世界で

存在感を示さない限り、米国の中国重視、日本軽視という姿勢は変わらないだろう」と語っ

ている。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130110/plt1301101540006-n1.htm

ここも参照されるとよい。
http://miyaserapi.blog.so-net.ne.jp/2013-01-11

 

一寸横道にそれてしまったが、「第13回 がんばれ日本!尖閣漁業活動」は尖閣諸島

域で、魚を獲りたかったのである。だから、先の youtubeで関係者が言っていたように、10

隻の日本漁船を13隻(?)の巡視船が中国公船から守ってやって、静かにとはいかないま

でも、魚を獲らせてやるように仕向けるべきであった。


さてこの中国公船の日本領海への侵入を、中国はどのように伝えていたのであろうか。

日本の報道機関はこんなことは一切伝えていない。全く日本の報道機関は非国民的なのだ。

第四には、

中国当局は当日、自国内へ次のように伝えていたのだ。

 

中国海監50船などの船隊、4月23日、釣魚島領海で日本の権利侵害船舶を監視
国家海洋局、2013年4月23日

( ↓→ http://www.soa.gov.cn/xw/hyyw_90/201304/t20130423_25497.html

2013年4月23日、中国釣魚島海域で正常な巡視活動を実施していた中国海監51、23、46

の船隊は、我が国の釣魚島海域で活動している、多数の日本船舶を発見。その後、国家

海洋局はただちに東シナ海で定期権利維持巡行執行業務についていた中国海監50、

15、49、66、137の船隊を釣魚島海域に向かわせた。船隊は中国海監51、23、46の3隻と

合流。4つの分隊に別れて異なる方向から日本の権利侵害行為に対する監視、証拠取得

を実施し、権利擁護を執行した

http://kinbricksnow.com/archives/51853184.html

 

 

これは上記の「国家海洋局」のホームページからの翻訳のようだが、「権利擁護を執行し

」などと言いたい放題だ。だから先の外務省による抗議も、しっかりと具体的にこの国家

海洋局のホームページの内容にも、修正をするよう抗議しなければいけなかったのである。

多分このことに対しては抗議はしていないだろう。だから外務省は(害務省)なんぞといわ

れるのだ。(2007.12.25,「戦略的互恵関係とは、幻(まぼろし)である。(2/2)」も参照の

こと。)


抗議するなら、徹底的に抗議するべきなのである。 河相周夫にもよく言っておく必要がある。

反対に、中国語で「日本巡視船が中国公船をけちらした」ことを、中国内に流すべきなので

ある。


中国はあくまでも「尖閣諸島」は、日本が日清戦争のドサクサに紛れて盗んだものだと、世

界に吹聴している。中国は全く恥知らず人非人国家だ。まあ世界が無政府状態であるこ

との証しなのだが、だから尋常にはゆかない。こんなことをやるからには徹底的に対抗する

必要がある。

中国はあろうことか国連総会の場で日本を「盗人」呼ばわりしたのだ。

 

 

【3】 中国、国連演説、「尖閣は日本に盗まれた」。

 

日本が尖閣諸島を「盗んだ」=中国外相国連演説
2012年9月28日
Rtr201209280063


9月27日、中国の楊潔チ外相国連総会で演説し、尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題につ

いて、1895年に中国から奪われたものであり、日本政府による最近の購入は「違法で無

効」だと述べた。(2012年 ロイター/Brendan McDermid)

 [国連 27日 ロイター] 中国の楊潔チ外相は27日、国連総会で演説し、尖閣諸島(中

国名・釣魚島)問題について、尖閣諸島は1895年に中国から奪われたものであり、日本

政府による最近の購入は「違法で無効」だと述べた。

 楊外相は「日本がとった措置は完全に違法で無効だ。日本が釣魚島および属する諸島を

盗んだことと、中国がそれらの主権を有するという歴史的事実は変えようがない」と述べた。

 また、日本政府に対し、交渉を通じた問題解決も呼び掛けた。

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201209280062.html

 

楊潔チの顔は見れば見るほど中国猿そのものに見えるが、上記のニュースは朝日新聞

報じたもので簡単な内容になっている。中国共産党の人民日報系の報道機関は、次のよう

に報道している。内容は全くの独善的で、プロパガンダ的で、歴史的事実を無視した荒唐

無稽な内容のものである。世の中にこのような偽善が罷(まか)り通ること事態がおかしな

ことではある
ので、日本の報道機関はこの内容に対して怒らなければならないのだが、

そんな話はあまり耳にしない。この朝日の記事の内容を見ればそのことがわかるであろう、

ただ淡々と事実を言っているだけである。本来は如何に間違いであるかを付け足さなけれ

ばならなかったのである。それをしなかったと言うことは、朝日は「赤い」からなのであろう。

(続く)