詳しくは小生のブログ'12.5.28~の「第2次上海事変」や'13.2.1~の「支那事変の真相」など
を参照願う。尚一般的には柳条湖事件からの事変を満州事変と呼び、盧溝橋事件からの
事変を支那事変と小生は呼んでいる。第2次上海事変は、支那事変へ日本を引っ張り込む
ための蒋介石軍に紛れ込んでいた共産党員の張治中司令官が、独断で日本居留地に攻
め込んできたものである。この上海での戦いで劣勢となった共産党軍(蒋介石軍の一部)
は南京に逃げこみ、軍服を脱ぎ捨て私服を略奪して便衣兵(ゲリラ)となり、反攻した。日本
軍の占領した地区は治安も回復し、商店も開かれている。このゲリラ掃討作戦で多数のゲ
リラが掃討されたが、中国共産党はこれを南京大虐殺として捏造してプロパガンダに使っ
たのである。
南京問題については、'07.6.6~の「南京大虐殺の虚構宣伝・・」ゃ'07.7.4~の「日中戦争は
中国共産党が惹き起こしたものだ」などを参照願う。
違和感③自衛隊はいかにもおかしい。おかしいけれど、そのほうがいい。→これは一体何
を言いたいのか、判らない。
おかしければ議論すればよいのでしょう。「変えるためにはちゃんとした論議をしなければ
いけない」と宮崎駿氏も仰っているのではないですか。「おかしいけれど、その方がよい。」
などと言うことは、議論を避けているのですね。これでは言っていることとやろうとしているこ
ととは真逆ですね。自分に都合のよいことだけは、議論しなくてもよいのですね。これでは
議論になりません。身勝手と言うものです。おかしいから「国防軍」にしようと言っているの
です。少しもおかしくはありません。
違和感④自衛隊があちこちの災害に出動しているのはよいけれども、他国が日本に攻め
入ってきた時には防衛出動することには反対なのですか。
小生は「防衛出動」の方が、もっと大切なことで美しいことだと思っています。自分の国を守
るということほど、美しいものはありません。個人に対して「基本的人権」の尊重などと偉そ
うなことを言いますが、独立国としての基本的な国権を何と心得ているのでしょうか。それこ
そが「自分の国は自分で守る」と言うことなのです。自国の自由が他国に蹂躙されること
ほど、惨めなことはありません。そうは思いませんか、宮崎監督さんよ。
違和感⑤もし本当に戦火が起こるようなことがあったら、その時に考えればよい、などと言
うことは全くのナンセンスです。
科学技術の進んだ現代では、そんな悠長な考えでは国としては成り立ってはゆきません。
即刻他国の属国に成り下がってしまいます。多分宮崎駿監督の頭の中には、世界は性善
説なのでしょう、特に中国が。アニメの世界とは全く違いますよ。世界は無政府なのです。
だから日本が盗んでもいない尖閣諸島を、中国は、こともあろうに国連の場で、「尖閣諸島
は日本が中国から盗んだ」などと平気で嘘を演説しても、誰もとがめられません。これでは
困るのです。そのために日本は、自分の国は自分で守ろうといっているのです。これが「国
防軍」なのです。自分の国を守ることにはそれなりの準備が必要です。今の憲法では、これ
がしっかりとは出来ません。
当然国防軍になったとしても、自分から手を出さないことは当たり前です。国防軍になった
途端に先制攻撃でもすると思っていらっしゃるのですか。先制攻撃をしてくるのは中国のほ
うです。三戦手法がそれです。日本が国防軍になった途端に先制するなどと言うことは、こ
れこそ将に偏見中の偏見です。過剰に守るとは一体何を意味するのか。他国に攻め込ま
れた場合には、防衛するのには過剰も不足もありません。適切に防衛しなければなりま
せん。占領などされたくはありませんからね。
違和感⑥今までこれだけ嘘ついてきたんだから、つき続けたほうがいい、とはどういうことか。
自分に都合が良ければ、嘘はついても良いのですね。自分の都合で何事も進めはそれに
越したことはありません。しかしそうは問屋が卸しません。自分が作った憲法ではないが、
自衛隊が現在存在しているので、それでよいではないか式の議論では既に成り立たなくな
ってきているのです。小生は我が国が中国に侵略されることは、見たくもありませんし、許し
ません。日本国の存続のためには、大いに議論が必要です。だから宮崎駿氏の言っている
ように、議論することが必要なのです。
戦前の日本は悪かったと思っているようですが、どのように悪かったのでしょうか。悪かった
といっていれば、何事も通用すると感じられて賛成できません。中国の捏造プロパガンダに
毒されています。
違和感⑦中国が膨張しているのは中国の内発的な問題です。だから外に向かないとでも
思っていらっしゃるのでしょうか。
内発的な問題でも、中国はそれを外に向けているのではないか。日本の尖閣諸島を盗もう
とあれやこれやの手練手管で、日本に攻め込んできている実情をご存知無いと見える。
中国の国防大臣だった遅浩田の「戦争が将に我々に向かってやってくる」を是非呼んでほ
しいものだ。
違和感⑧『憲法第9条』を掲げていますが、これだけではいけません。
日本国憲法の「前文」も参照する必要があります。
「前文」の②を次に示す。
② 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚
するのであって、(※1) 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生
存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷属、圧迫と偏狭を地上から
永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われ
らは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、(※2) 平和のうちに生存する権利
を有することを確認する。
平和の内に生存する権利を有しているが、それは何もしなくても守られるものではない。特
に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決
意した」などと言う甘っちょろい考えでは、日本の独立は成り立たないと思ったほうが良い。
知っての通り世界は無政府状態である。他国の公正と信義に信頼できるはずが無い。 そ
のためこの理想を追求する文言の後に、次の文言を追加するほうがよい。→「この理想を実
現するために、日本国民は国防軍を保持し、再度の被爆の惨禍をこうむらないため にも
核武装をする。そのために日本国民は国防の義務を果たさなければならな い。」
「平和のうちに生存する権利を有することを確認する」と言う表現では「なんにもしなくても
平和が確保できる」ような感じがする。平和は、 向こうから自然にやってくるものではない。
勝ち取るものなのである。確かに平和 のうちに生存する権利は持っているが、それは自分
で守らないと勝ち取ることは出 来ない。そのように表現しないと国民をミスリードしてしまう
可能性がある。→平和のうちに生存する権利を有することを確認する。「ただしその権利は、
無政府状態の世界の中で自らを守るこ とにより勝ち取りかつ維持する必要がある。」とす
べきではないか。
尚憲法改正に関する小生の考えは、'09.8.11~の小生のブログ「尖閣諸島問題(103~)」な
どを参照願う。
今日は参院選の投票日です。
(終り)