尖閣諸島問題その3(66)

2-2.テレビとラジオ

 A.これらは、資本主義国においては「娯楽」であって、政府の

   人民に対する意志伝達の媒介体ではない。この点に特に留意し、

   「娯楽」として利用することを主点とすべきである。


   具体的な方向を示せば、「性の解放」を高らかに謳い上げる

   劇又は映画、本能を剌激する音楽、歌謡等は望ましい反面、

   スポーツに名を借りた「根性もの」と称される劇、映画、動画、

   または歴史劇、映画、歌謡並びに「ふるさとの歌祭り」等の

   郷土愛、民族一体感を呼び醒ますものは好ましくない。


   前者をより多く、後者をより少なく取り上げさせるよう誘導せ

   ねばならない。


中国共産党は、マスコミをして日本人を軟弱にする道具と見ている。

 


 B.テレビのニュース速報、実況報道の利用価値は極めて高い。

   画面は真実を伝えるものではなく、作るものである。目的意識

   を持って画面を構成せねばならない。


 C.時事解説・教養番組等については、新聞について述べた諸点が

   そのまま適用されるが、これは極めて徐々に、少しずつ注意深

   くなされねばならない


したがって、NHKの中国鉄道の旅などにも中国共産党の息が掛かっている見るべきである。

 

2-3.出版(単行本)

 A.我が国への好感、親近感を抱かせるものを、第一に取り上げさ

   せる。風物写真集、随筆、家庭の主婦が興味を抱く料理、育児

   所の紹介など、受け入れられ易いものを多面に亘って出版せし

   める。


 B.社会主義毛沢東思想などに関する理論的著作も好ましい。

   しかし、我が国の社会主義建設の成果、現況については、極右

   分子の誹謗を困難ならしめるよう配慮させねばならない。


 C.マスコミの主流から締め出された反動極右の反中国の言動は、

   単行本に出路を求めているが、これは手段を尽くして粉砕せね

   ばならない。


   特に、社会主義建設の途上で生じる、止むを得ない若干の歪み、

   欠点について、真実を伝えると称してなされる暴露報道を絶対

   に放置してはならない。これらについては、誹謗、デマで両国

   関係を破壊するものであるとして、日本政府に厳重に抗議する

   と共に、出版社主、編集責任者、著者を告訴して根絶を期すべ

   きである。


出版業界にも中国の手が回っていると見るべきだある。大江健三郎などはその先鋒であろう。

 


 D.一般娯楽面の出版については「デンマークの進歩を見習え」と

   して、出版界における「性の解放」を大々的に主張せしむべき

   で、春画、春本の氾濫は望ましい


 E.単行本の出版についての今一つの利用法は「中間層文筆業者」

   の獲得である。「中間層」とは思想的に純正左派、または右派

   に属しない、中間の動揺分子を言い、「文筆業者」とは、凡そ

   文筆を以て世論作りにいささかでも影響を与え得る者全てを言

   う。


   彼等に対しては或いは原稿料を与え、或いは出版の支援をなし

   て接近し、まず「政治的・思想的立場の明快さを欠く」中間的

   著作をなさしめ、徐々に我が陣営へと誘導する


文筆業、出版業にも中国の手が伸びている。渡嘉敷島事件など最たるものだ。

沖縄の新聞社は完全に中国の手に落ちている。注意、注意!

('08.3.31~沖縄戦教科書検定問題、参照のこと)

 

2-4.本工作にマスコミ部を設けて、諸工作を統轄する
(続く)