朝鮮・韓国では、原発からラーメン、更には自国産の戦車、戦闘機、艦船までパクリや偽造
品だらけでまともに機能しいない。そのため原発が止り電力不足に陥っていると言うし、ラー
メンではガンの恐怖に慄(おのの)いている。北朝鮮に攻め入られれば、持ちこたえられな
い。これではたまったものではない。「イガンジル告げ口」なんぞをやっている暇はないの
だ。朴槿恵にはそれがわかっていない。
もっと内政に目を向けよと、2014.3.20のNO.82~などで、当ブログでも言及している。そう
しなければならなかった事を証明してしまったような大事故が、起きてしまった。
大型フェリー「セウオル号」の転覆・沈没事故だ。ちなみに「セウォル」とは「歳月」と言う意味
らしい。
韓国で修学旅行生ら477人乗り旅客船が浸水、暗礁乗り上げか
2014.4.16 10:26
修学旅行生ら450人乗り旅客船の転覆を伝えるテレビを見守る男性=16日、韓国ソウル駅(AP)
【ソウル=加藤達也】聯合ニュースによると、韓国南西部全羅南道の珍島(チンド)近くの
海上で16日午前9時ごろ、修学旅行中の韓国の高校生ら477人が乗った旅客船から救難
信号が発信された。
韓国海洋警察によると、旅客船は暗礁に乗り上げた可能性があり、浸水中で沈没の恐れ
があるという。警備艇を出動させて救助に当たっている。
旅客船は15日夜、韓国北西部の仁川港を出発、済州島に向かっていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/kor14041610260002-n1.htm
この記事にもあるように、当初は暗礁に乗り上げた可能性が報じられたが、そうではなく船
自体の欠陥と安全管理不備が原因だったのだ。実際には韓国内での改造の結果、このフェ
リーの復元力が極端に落ちていたようだ。そのためバラスト用の水を多く積むように指示
され、更には積載量も970t程度に減少させられていたようだ。
しかしこのフェリーはその指示を守っていなかった。
【韓国旅客船沈没】過積載、右急旋回、荷崩れ、避難誘導なし…動かぬ「人災」、お粗末すぎる安全管理
2014.4.23 00:34
韓国南西部珍島沖で沈没した旅客船「セウォル号」の事故原因はいまなお特定されてい
ないが、急旋回したことで過積載の積み荷が荷崩れし、転覆に至ったとの見方が有力だ。
船長が真っ先に脱出したり、運航会社が安全教育を怠るなどずさんな安全管理態勢が被
害を拡大させた疑いも浮上。韓国船舶史上最悪の惨事となった今回の事故について、専
門家からは「明らかな人災」との見方が強い。
■船体のバランス悪化
船体管理と操舵の過失が絡んだ原因解明のため、捜査当局はまず船長のイ・ジュンソク
容疑者(68)ら乗員8人を逮捕。船の改造業者や運航会社関係者ら計44人の出国も禁じ、
事情聴取を続けている。
韓国メディアはこれまで、有力な事故原因として、高速航行中にほぼ直角に右旋回した可
能性を指摘していたが、聯合ニュースは21日、実際には半円を描くように右旋回していたと
報じた。操船状況については関係者の供述に食い違いがあるとされ、捜査の焦点になって
いる。
もう一つ注目されているのが、過積載状態での荷崩れだ。急な右旋回により、積み荷を
固定していたロープがほどけて左側に片寄り、航行の安定を保つ復元力が失われた可能
性が高いとみられている。
朝鮮日報日本語版によると、セウォル号は150台の車両積載限度に対し180台を積んで
いたことも判明。鈴木邦裕・神戸大海事科学部客員教授は「客室増設の改造を施して重心
が高くなっている上、過積載でさらに重心が上がり、船体のバランスが悪くなった可能性が
ある」と指摘する。
■職務放棄に批判の嵐
乗客を救助せず船から脱出したとして特定犯罪加重処罰法違反容疑で逮捕された船長
のイ容疑者も、激しい批判にさらされている。
事故当時、セウォル号には船長以下、1等航海士や機関士ら約30人の乗員が乗船。船内
放送で避難誘導して逃げ遅れた乗員1人を除き全員が救助された。イ容疑者は、乗客に脱
出指示を出さないまま船を離れた。
運航会社も、運航管理規定で義務付けられている10日ごとの消火訓練や人命救助などの
海上安全訓練をほとんど実施していなかったことも判明している。
鈴木客員教授は「安全訓練の実施状況をチェックしていたのか、国の監視態勢も問わ
れてくる」と話す。
■判断遅れで被害拡大
修学旅行途中の高校生ら100人以上が命を落とした今回の惨事では救助方法も議論の
対象となった。
沈没船に穴を開け空気を注入する方法も検討されたが、「生存者に必要な船内の空気が
漏れてしまう」といった家族らの懸念もあり見送られた。
救助活動に詳しい海難審判庁OBは「沈没船に穴を開ける行為は一概に善しあしは判断
できない」としつつも、「沈没するまで2時間もあった。海面に出ている船体を固定し穴を開
けて救助に入る手法もあったはずだ。判断の遅れも被害拡大につながった可能性が高い」
と指摘した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140423/dst14042300340001-n1.htm
この記事では「明らかな人災」と断定している。そしてその人災を引き起こした背景には、国
の監視態勢がなっていないのではないか、と疑問を呈している。その根拠は次のようなも
のだ。
韓国旅客船沈没 基準量3倍超過で貨物積載
聯合ニュース 4月22日(火)23時57分配信
今回、セウォル号は基準の3倍超える重量の貨物を積載
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000053-yonh-kr.view-000)
日本から導入後、改造したセウォル号の復原性を検査し、承認した韓国船級(KR)は、
構造変更後に重心が51cm高くなったので貨物を減らしバラスト水を多くするよう指示した
にもかかわらず、海運会社がそれを無視して貨物を多く積んだため事故を招いたことが明
らかになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000053-yonh-kr
(続く)