まことに笑えるような話ばかりであるが、これらのことは「セウォル号」の沈没事故と根っこ
は同じものだ、と談じている。
基本や法を無視し、ずるがしこく表面だけを繕う。韓国海軍も、将にセウォル号と瓜二つだ。
ソウルの地下鉄追突事故も全く同じ原因だ。いわゆる「ケンチャナヨ」の精神だ。ケンチャナ
ヨとは、「そんなこと、どうでもいいじゃないか」と言った意味だそうだが、経済活動では「”安
全第一”なんぞはどうでもいいじゃん、儲かればいいんだよ」に通ずるのである。
だから朝鮮・韓国では、しょっちゅう大惨事が起きているのです。
ケンチャナヨ(朝: 괜찮아요)
ケンチャナヨとは、韓国語で『大丈夫だ』『平気さ』『ま、いっか』というニュアンスの言葉。
語尾のヨは日本語でいうところの『です・だ』に相当する語尾なので、単語は(関連商品にあ
るように)ケンチャナになる。
マイペンライ(タイ語)、無問題(中国語)に近いと思うかもしれないが、やっぱりそこは韓国。
全くもって大丈夫ではなかったりするのが仕様である。
転じて、細かいことは気にしないという韓国の国民性を指して「ケンチャナヨ精神」などと言
う時もあり普通に生活する分には精神衛生上非常に良いものと思われるが、細かい部分
を「まぁいいや」で済ませてしまうため産業・文化共に『こだわりの一級品』及びそれを製作で
きる超技術を持つ職人が育ちにくく、その結果精密加工業などではかなりの不利が付いて
いる。
また、組織や事業というものは各所でのミスや誤差が蓄積して全体に影響を与えてくるため
その規模が大きくなればなるほど綿密な管理と計画が要求される。…のであるが、各所が
「これぐらい大丈夫だろう」と手抜きをする結果、事業規模が大きくなればなるほど誤差が大
きくなり問題が噴出してくるため、巨大事業が立ち行かず近代化への足枷となっているよう
である。実際、手抜きが原因で多くの大惨事が起こっている。
このような理由から、ニコニコではこの言葉を「手抜き」という意味で使う場合もある。
手を抜くことによる社会や他人への悪影響は言うまでもないが、自分のことだけを考えて
も、やり直しほど手間のかかることはなく、自分が原因で事故が起こった日には責任問題と
なり、何より物事を舐めてかかるのは死亡フラグそのものであるため、多少手間が増えても
やっつけ仕事はせず仕様通りしっかりやった方が良い。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8A%E3%83%A8
ソウルの地下鉄追突事故では、信号機が間違った指示を表示していたために、それに従っ
た後続電車が追突してしまったようだ。
先の記事では、自動列車停止装置が故障していたかもしれない、と表現していたが、故障
ではなくて自動列車停止装置が作動しないような信号が発信されていたようだ。それと言う
のも、信号機のデータの更新作業を行った際に、どうも間違ったようだ。そのため信号機が
間違った表示を出していたのだ。それに従った運転士は、速度を落とさずに突っ込んでし
まった、と言うところが真相の様だ。しかもそのことに気付きながら、対策もせずに放ってい
たというではないか。
信号機のデータの更新もその管理も、どうも「ケンチャナヨ」精神でやってしまったようだ。
韓国地下鉄事故、信号機誤作動が原因か 本社を家宅捜索
ソウル=貝瀬秋彦
2014年5月3日23時11分
ソウル市内の地下鉄2号線上往十里(サンワンシムニ)駅で2日に起きた追突事故で、運
行するソウルメトロは3日、信号機の誤作動が原因と推定する暫定調査結果を発表した。
警察当局は同日、ソウルメトロ本社などを家宅捜索した。韓国では旅客船の沈没事故が起
きたばかりで、安全に対する不安が国民の間に広がっている。
ソウルメトロによると、同駅に列車が停止している時には、後続列車から見て三つ手前か
らの信号が「黄色、赤、赤」になっていなければならないのに、実際には「青、青、赤」になっ
ていた。このため、後続列車は時速68キロで駅にさしかかり、赤信号と停車中の列車に気
づいて急ブレーキをかけたが、間に合わずに時速15キロで追突した。追突を防ぐ自動停
止装置も働かなかったという。
事故の3日前に一部区間の信号機のデータを変更しており、ソウルメトロはこれが原因で
信号機が誤作動したと推定している。事故が起きるまで前後の列車が接近する事例がな
かったため、問題に気づかなかったという。事故によるけが人は249人になった。
旅客船セウォル号の沈没に続く事態に、韓国各紙は「地下鉄まで、なぜ」(中央日報)など
とその衝撃を伝えた。「セウォル号のことを思い出して恐怖に襲われた」「地下鉄に乗るの
が怖い」といった乗客の声のほか、安全対策をおろそかにしてきたことを批判する論調が目
立つ。朝鮮日報は社説で「これでは、国がつぶれかねない」と警鐘を鳴らした。(ソウル=貝
瀬秋彦)
http://www.asahi.com/articles/ASG534RL7G53UHBI00M.html
セウォル号の救助活動も、どうもこの「ケンチャナヨ」の精神だったのではないのか。
だから事故直後に、朴槿恵が家族たちが待機している体育館を訪問した時には、罵声を浴
びせられたのもムベなかるべしと言った感じだ。何せ海洋警察の潜水要員は木浦に待機し
ておりしかも超高速艦艇があるにも拘らず操縦できる要員が居なかったために、車で珍島
まで駆けつける羽目になったから、尚更だ。その時セウォル号は船首だけが水面上に見え
るだけの水没状態になってしまっていた。
家族達にすれば、早く何とかせよ、と言った気持ちなのだ、当然だ。ああも乗客数がコロコ
ロ変わるようでは、救助活動に対する信頼もおかしくなっても当然だ。
(続く)