この表の見方は次の通りである。
・年月日 西暦年4桁、月2桁、日2桁の8ケタ数字で表示している。00は不明を示す。
・該当頁 産経新聞社の「正論」・2014年5月号の該当頁にその内容が記載されていること
を示しているのであるが、wikiとあるのはwikipediaを主として参照した内容で、多事とある
のは、多事某論(先のURL参照のこと)を主として参照したものである。
年月日 該当頁 内容
19750000 90 「証言記録 従軍慰安婦・看護婦」広田和子氏(人物往来社)出版。この
本の書評を寄せた本田靖春氏は、南洋諸島での慰安婦としての生活は、幸せで楽しいも
のだった、と記述している。明らかに「性奴隷」などと言うものではなかった。
19800000 94 深津文雄、朝日新聞の朝日福祉賞を受賞している。共産党かぶれで煙
たがられていた。
19830700 84 吉田清治「私の戦争犯罪-朝鮮人連行」(三一書房)出版。
19850000 88 「マリアの賛歌」増刷版が出版。後書きに深津文雄(かにた婦人の村の
牧師)が、「石の叫び-女の地獄」と言う捏造した城田さんの言葉を、書き込んでいる。大
高氏が深津牧師に、城田さんが書いたと言うならその手紙を展示せよ、と迫っても出所を
説明・明記できなかった。明らかに吉田清治の捏造話に影響されたものであろう。
19860000 83 『ああ従軍慰安婦』の碑建立、「かにた婦人の村」に。 『正論』H25年
8月号では、1995年に建立となっているが『正論』H26年5月号には、1986年建立となって
いる。これは多分木造から石碑に立て替えられたものではないか、と推察している。
19860000 88 TBSラジオ「石の叫び~ある従軍慰安婦の記録」、TBSカミゾノオサ
ム記者が城田さんに取材。このラジオ放送と1971年の「マリアの賛歌」とは、極端に内容が
異なっている。強制連行的な発言に捏造されている。
19900000 95 韓国KBSテレビのドキュメンタリー「沈黙の恨」放送。内容は捏造・虚偽
に満ちたものであった。
・・・女子挺身隊として韓国女性を強制連行したと言うもの。ここに城田さんや深田牧師などが
登場している。売春婦であった城田さんは、深田牧師によって、従軍慰安婦として捏造されて
いた。
19930804 -- 河野洋平内閣官房長官が旧日本軍の強制連行を認める、いわゆる「河
野談話」を発表。吉田清治やTBS「石の叫び~ある従軍慰安婦の記録」、韓国KBSテレビの
影響がなかったといったら、嘘になるであろう。
19950000 89 「慰安婦たちの太平洋戦争」山田盟子氏(光人社)出版。これには「石の
叫び-女の地獄」の状況(トラック島で1944.2.17~18の空襲後、壕内で慰安婦たちが、足
手まといとして殺された、と言うこと)が語られているが、城田さんはその事を知らずに大い
に驚いていた、と記述されている。と言う事は、「石の叫び-女の地獄」は城田さんが語っ
た言葉ではなかったと言うことである。後からの捏造であろう。
この言葉は、先のTBSラジオでも引き合いに出されていると言う。明らかに捏造である。
20000000 83,97,94 バウネットジャパンが「女性国際戦犯法廷」を開く。北朝鮮工作員
を検事役に招待している。
西早稲田の「女たちの戦争と平和資料館」に、城田すず子さんが紹介されている。資料館
の館長の東海林路得子の夫・勤氏(日本キリスト教団牧師)は北朝鮮との繋がりあり、深田
牧師とも接点がある。
彼らは日米離反を図っている。慰安婦問題はその道具、だからグレンデールに慰安婦像を建
てた。だからキリストの存在は否定しないが、キリスト教やキリスト教徒は信用できない
のだ。
深津文雄牧師死亡。
20070000 83 大高未貴氏、かにた婦人の村を訪問。理事長が碑の事を説明する。
20130000 82 グレンデール市図書館で慰安婦関連のバネル展・韓国ロビイスト達、城
田すず子さん、日本軍の性奴隷となった、と説明書き。-事実が歪曲されている。
以下・・・1938年17才で父親に身売りされ、慰安所で性奴隷、1955年より救済施設へ入所
と記されているが、1971年出版の自伝「マリアの賛歌」には性奴隷などと言う言葉は一切
なく、売春婦としての生活を逞しく語ったものだった。
20130000 83 大高氏、かにた村訪問。「マリアの賛歌」を購入できる。
左翼側は絶版になっている、と宣伝。左翼に不都合な事実が書かれているからである。
20130700 83 『正論』H25年8月号で、「マリアの賛歌」を紹介、「正論壁新聞・元日本
人慰安婦の手記」
20140400 ---- 『正論』H26年5月号発売、『元日本人慰安婦を「性奴隷」にした嫌ら
しい面々』(大高未貴氏)掲載される。
この一連の城田すず子さんの歴史を見ると、1986年の放送されたTBSラジオの「石の叫び
~ある従軍慰安婦の記録」は、1971.7.30出版の「マリアの賛歌」の内容と極端に異なり、
マリアの賛歌にはなかった「強制連行された性奴隷」的な表現に捏造されたいたのだった。
しかもその前年の1985年にこの「マリアの賛歌」の増刷版が出版されており、その後書きに
深田牧師が「石の叫び-女の地獄」と言う一文を付け加えていたのだった。
その内容は次のようなものであった。
『~性の提供をさせられた娘たちは、散々弄ばれて、足手まといになると、放りだされ、荒野
をさまよい、凍りつく原野で飢え、野犬か狼の餌となり、土に返ったのです。・・・死ねばジャ
ングルの穴にほうりこまれ、親元に知らせる術もない。それを私は見たのです。この目で、
女の地獄を・・・。』
この内容の文章は、「かにた婦人の村」の当時の新聞に、城田さんから深津牧師への手紙
からとあるものの、同村のシスターの天羽道子さんに大高未貴さんは何度か問い合わせし
てその手紙とやらを確認したそうだが、「確か城田さんが書いたものです」の一点張りで、自
筆の手紙などは一切見せてもらえなかったと言う。城田さん関係の展示では、ことごとく城
田さんの手紙などが展示されたり、小冊子に掲載されていると言うのに、この大事な一文に
関する城田さんの手紙は一切展示も掲載もされていないのだ。(88ページ参照)
だからこれ(「石の叫び-女の地獄」)は、深津牧師の捏造なのであろう。全くひどい詐欺、
捏造を行うキリスト教の牧師であることよ。
(続く)