日清戦争開始120年に考える。(4)

しかしながら中国は、日本側が挑発したと嘯いている。盗人猛々しい中国であることよ。

日本はどう対処したらよいのであろうか。その一部始終を録画して世界に公開するのも、

一つの方法であろう。

 

中国軍機また異常接近】中国国防省報道官が非難談話
2014.6.12 17:58

 【北京=川越一】中国国防省の耿雁生報道官は12日、中国軍戦闘機が自衛隊機に異常

接近した問題で談話を発表し、「日本側が騒ぎ立て、中国の軍事的脅威を誇張している。

国際社会をさらに欺き、わが国の軍のイメージに泥を塗るのが目的
」と非難した。


 耿報道官は、中国軍機が中国が一方的に定めた防空識別圏内をパトロール中、自衛隊

機と2度接近したことを認めた上で、「中国側の操縦は模範的で抑制を保っていた。日本側

のやり方は危険で、明らかな挑発的性質を帯びていた」と主張。「中国側はさらなる措置を

取る権利を残している」と挑発行為の激化を示唆した。

 また中国外務省の華春瑩報道官は同日の定例記者会見で、「泥棒が被害者面して、自

分で大声を出している。このような行為は初めてではない」と日本批判を展開した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140612/chn14061217580005-n1.htm

 

さてこのように脅かしておいて、次は猫なで声だ。だから今年の11月のAPECでの、日中

首脳会談
はきっと実現するであろうよ。ただし会談の内容には、それほど意味あるものとは

ならないであろう。きっとその場では、習近平は技術協力に関する内容を持ち出してくるの

ではないかと、想像している。


日本はその話には乗らずに、適当に話をあわせておけばよかろう。その気になってすぐに

その話に乗ってはいけない。どんな落とし穴が待っているか、わかったものではない。

くれぐれも安倍信三首相には、ご注意されん事を願う。

 

習主席、日中関係改善に意欲 福田氏と会談、「安倍氏の付き合い方わからぬ」不満も
2014.8.7 08:03

 中国の習近平国家主席が7月下旬に訪中した福田康夫元首相との会談で、安倍晋三

相の対中姿勢に不満をみせながらも、日中関係改善に前向きな姿勢を示していたことが

6日、分かった。安倍首相は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議APEC

首脳会議
での日中首脳会談の実現に意欲を示しており、今年秋から日中間で調整が本格

化する可能性が出てきた。


 日中関係筋によると、習氏は福田氏に対し、現在の日中関係を打開しなければならない

との考えを伝えた。同時に「安倍首相は中国とどういう付き合いをしたいのかが見えてこな

い」と発言。安倍首相が「法の支配」という言葉を使って中国の海洋進出を牽(けん)制(せ

い)することに触れたほか、「集団的自衛権を行使できるようにして何をしたいのか」「『積極

的平和主義
とは何か」とも述べた。

 一方の福田氏は、対話に応じるよう呼びかける安倍首相のメッセージを伝えた。その上

で「欧州各国は『日中両国は明日にでも戦争する』と思っている。そういうふうに思われるこ

とが果たして日中両国にとって得なのか」と日中関係の改善を促し、「戦略的互恵関係」の

原点に立ち戻るべきだとも強調した。

 中国側が首脳会談実現の条件に挙げる尖閣諸島沖縄県石垣市)の領有権問題の存在

を認めることや安倍首相の靖国神社不参拝に関して、福田氏は特に言及しなかったもよ

うだ。福田氏は会談後、「習氏は日中関係改善の方策に苦慮しているようだ」と周囲に漏ら

したという。

 福田氏は、中国が主催する「ボアオ(博鰲)アジアフォーラム」理事長として訪中。訪中前

には数回にわたって安倍首相と電話などで意見交換し、習氏との会談内容についてはすで

に首相に伝えた。

                          ◇

 戦略的互恵関係 政治体制が異なる日中両国が共通の戦略的利益に立脚して全世界の

課題の解決に取り組むとして、安倍晋三首相が第1次政権の平成18年10月、当時の胡錦

国家主席との間で打ち出した。首相は2日、ブラジルでの内外記者会見で「日中は戦略

的互恵関係の原点に立ち戻るべきだ」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140807/plc14080708030007-n1.htm

 

習近平は、「日中関係の改善の仕方がわからない」などとのたまわっている様だが、それは

まやかしであろう。そんなことは簡単なことである。プロパガンダを止めて、ヒストリーに則っ

た思考をすればよいだけである。

しかし相変わらず自分の都合の良いような解釈で行動をしている。国家主権の防衛力を高

めるとは、「中国が必要とすることは他国がどう思うが成就させる」と言うことであり、「その

ための軍事力を行使する。そのために増強もする」ということである。


南シナ海
での中国の侵略がそのよい例である。ベトナムやフィリピンが格下とみるや、やり

たい放題である。


先ずはベトナムが自国領と主張する西沙諸島では、ベトナムの沿岸から120カイリしか離

れていないベトナム排他的経済水域(海岸線正しくは基線より200カイリ内)で、中国は

自国領だと主張して巨大な石油リグを設置した。

(続く)