日清戦争開始120年に考える。(23)

それに日本人は中国に憎しみを抱いていないしなどと能天気な事を言っているが、大半

の日本人は中国に対して、かなりの憎しみを抱いている事をこいつはわかっていない。又

は分かっているが読者を騙そうとしているのであろう。


そして遼東半島は、あの三国干渉(ドイツ、ロシア、フランスの)で中国へ返還せざるを得な

かったことは記憶されていることでしょう。

また、沖縄県尖閣諸島は決して小さな問題ではない。これこそ現在の中国の侵略思想

を明確に世界に示しているものである。そして決して次の世代に先延ばしするものでもな

い。尖閣諸島は、明確に日本固有の領土であり、尖閣諸島に関しては中国なんぞとの領

土問題は存在していないのだ。中国は領土問題だと認めよ、と盛んに日本を恫喝してい

るが、これこそ中国の常套手段で一旦認めればこれ幸いと擬装漁民いわゆる便衣兵を上

陸させて、占領してしまうのである。南シナ海の状況を見れば、その事がよくわかる。決して

中国の言う事に従ってはならない。これらの事実は、小生のブログ「尖閣諸島問題その2」

などを参照願う。


このウォール・ストリート・ジャーナルの記事も、中国共産党世界宣伝の1つであり、中国

社会科学院
日本専門家馬勇氏なる人物は、当然中国共産党プロパガンダの一翼

を担っているのである。だからわざわざボストン美術館の「暴行清兵を斬首する図」なんぞ

を掲載しているのである。

中国の対日強硬姿勢は変わらない。

明らかに反日日清戦争に関連を持たせた事例が、日清戦争開戦記念日の2014.7.25に

行われた日本人死刑執行であった。しかもどこかの御用学者に、「単なる偶然だ」などと言

い訳まで発表させている。「単なる偶然」などである筈が無い。明らかに日清戦争を「反日

を煽る道具として使い、且つ習近平政権の「対日強硬姿勢」をアピールするものである。

そうすれば「反腐敗運動」から「権力闘争」の側面を少しでも拭い去る事が出来る、そして軍

備拡張に対する支援が得られるものと思ってやっていることであろう。

 

日清戦争120周年の記念日に日本人が死刑に=単なる偶然と中国人研究者―中国紙
2014年07月28日11時04分    Record China

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26日、環球時報は外交学院国際関係研究所の周永生教授の署名記事「日本人覚醒剤

輸犯の死刑を政治化するべきではならない」を掲載した。写真は25日山東省威海市劉公島

日清戦争記念館で開催された日清戦争120周年記念式典。 2014年7月26日、環球時

報は外交学院国際関係研究所の周永生(ジョウ・ヨンション)教授の署名記事「日本人覚醒


剤密輸犯の死刑を政治化するべきではない」を掲載した。

【その他の写真】
http://www.recordchina.co.jp/gallery.php?gid=91741

25日午前、遼寧省大連市で日本人男性に死刑が執行された。2009年夏に覚醒剤を密輸

しようとした容疑で逮捕され、昨年死刑判決が確定していた。7月25日は日清戦争開戦120

周年の記念日。中国各地で式典が開催されている。この記念日に死刑が執行されたこと

から、日本では対日強硬姿勢をアピールするためではとも指摘されている。


一方、周教授は単なる偶然だと反論、問題を政治化させてはならないと訴えた。また、日本

も中国もともに理性的に対応することが重要で、過去には不幸な歴史があったとはいえ

国の被害者
日本の“社会正義を守る人々”は協力して両国関係を改善させるよう努力し

なければならないとコメントした。(翻訳・編集/KT)

http://news.livedoor.com/article/detail/9086626/

 

中国の被害者などと勝手な事を言われてまで、日本は黙っているわけには行かない。被害

者は日本のほうで、日清戦争は日本の侵略戦争などではなくて、中国の半ば日本権益に

対する侵略戦争
だったのである。中国は属国である朝鮮を手放す訳にはいかずに、朝鮮

から日本の影響をなくす事を欲して日本への攻撃を始めていたのであった。

 

日清戦争開戦120年…中国、反日トーンは抑制気味 軍備増強の必要性訴え
2014.7.26 21:52

 【北京=矢板明夫】日清戦争(1894~95年)の開戦から25日120年を迎えた中国の各

紙は26日付で、「日清戦争120年」に関する特集を組んだ。人民解放軍の機関紙「解放軍

」は1面で、「血の教訓を銘記すべきだ」と題する社説を掲載、「われわれは(国際社会

の)中国脅威論により手足を縛られることなく、強軍の夢に向けて邁進(まいしん)すべきだ」と

中国の軍備増強の必要性を訴えた。


 北京の革命軍事博物館では「歴史を忘れるな」と題する特別展示会が開催中で、日清戦

争の激戦地である山東省の劉公島でも25日、海軍三大主力艦隊の一つ、北海艦隊の兵

士約400人が参加して追悼式が行われるなど、各地でさまざまな記念行事が催された。


 しかし北京の日中関係者によると、当初の計画では、もっと数多くの記念行事が開催され

る予定だったが、当局の指示で規模が縮小されたのだという。


 北京の中国国家図書館で24日、専門家ら約120人が出席して行われた記念シンポジウム

では、「日本批判よりも中国側の敗戦の原因を探る発言の方が多かった。軍関係者が一連

の記念行事を利用して、国防予算を増やそうという思惑が際立っていた」(参加者)という。


 反日のトーンが弱められたことについて、政府系シンクタンクに所属する日本問題研究者

は「11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議APEC)首脳会議の場で、中日

首脳会談
を行う可能性がまだ残っている。このタイミングで日本を刺激したくないとの事情

があるのかもしれない」と指摘した。


 しかしインターネット上では反日の言論は相変わらず過激だ。遼寧省大連市で25日、覚

醒剤を密輸しようとした罪で死刑が確定していた50代の日本人死刑が執行されたことを

受け、「120年の恨みを晴らした」「これから毎年この日に合わせて日本人を処刑しよう」とい

った書き込みが多く寄せられた。


 これに対し、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」が26日、「死刑執

行を政治化させるな」との記事をわざわざ掲載し、刑の執行日と日清戦争開戦日が重なっ

たのは「純粋に偶然だ」と火消しに回るほどだった。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140726/chn14072621520007-n1.htm
(続く)