次世代エコカー・本命は?(2)

だからこのブログが掲載される時には、すでにこのトヨタの発表会も済んでいるので、ここに書かれていることはいずれにしても、公表されている事となる。

 

トヨタ自動車、新型 FCV 1118日に発表…10時からニコ生などでライブ中継

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トヨタ セダンタイプの新型燃料電池自動車FCV)《撮影 宮崎壮人》

トヨタ自動車は、新型燃料電池車(FCV)に関する記者発表会を111810時より開催すると発表した。

発表会は、トヨタ自動車公式サイトのほか、ニコニコ生放送Ustreamにてライブ中継(日本語・英語)を行う。放送時間は10時から1130分。ライブ中継終了後、オンデマンド配信も行う予定だ。

トヨタ625日、セダンタイプの新型FCVを初公開。日本では700万円程度で2014年度内、米国・欧州では2015年の夏頃の販売に向けて準備を進めているとし、詳細情報や日米欧それぞれの車両価格、販売計画台数等は別途公表するとしていた。

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日の発表会は、新型FCVの詳細情報などがどこまで明らかにされるかに注目が集まる。

  • 纐纈敏也@DAYS

http://autos.goo.ne.jp/news/newcar/237191/article.html

 

燃料電池車の一般販売は)世界初の事なので、トヨタも相当力を入れているようだ。

しかしトヨタ燃料電池車は、すでに今年の5月時点で、日経が年内に発売するという情報を流していたので、年内発売と言う事にはそれほど驚く事には当たらない、と感ずる方々も相当数おられる事でしょう。

しかしこのニュースは、「早ければ年内にも車両の市販に乗り出す方針」と表現されているのだが、中ほどまで読むと、「これまで「15年中」と公表していた市販開始の時期を14年度中に前倒しする方向。」と書かれておりはっきりしない。どっちつかずの表現となっているのは、いささか幻滅の感を否めない。

 

トヨタ燃料電池車を年内にも市販 官民の連携拡大

2014/5/29 2:00   ニュースソース 日本経済新聞 電子版

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 水素で走る燃料電池車の普及に向けた官民の連携が拡大してきた。経済産業省は5月中に車に積む燃料タンクの規制をゆるめ、1回の充填で走れる距離を今より2割長くする。2016年には安全審査を国際基準にそろえ、日本製の燃料電池車を海外に輸出しやすくする。規制緩和を受け、トヨタ自動車は世界に先駆け早ければ年内にも車両の市販に乗り出す方針だ。

 燃料電池車は水素と酸素を化学反応させて生み出した電気でモーターを動かして走る。いま国内では数十~100台が試験用に走るのみ。政府は15年からの市販開始を成長戦略の一つに掲げ、普及策検討を進めてきた。

 ひとつが燃料タンクの容量拡大。経産省は高圧ガス保安法の省令を改め、1回で車に補給できる水素の圧力上限を700気圧から875気圧まで高める。これにより車両の走行距離は2割長くなる。トヨタ車の場合、平均的な乗用車を上回る600キロメートルの航続が可能になる。東京・大阪間を水素補給なしで走り続けられる計算だ。

 海外では高圧の補給が認められており、日本だけが規制のハードルが高かった

 輸出のハードルも下げる。国連は日本や欧州連合(EU)などが燃料電池車の輸出入を簡素化するための交渉を進めている。政府は1国の安全審査を通った車両部品を他国の審査なしで輸出できる協定を16年に国内法に反映させる考え。日本の工場でつくった燃料電池車の輸出がしやすくなる。

 トヨタ規制緩和を追い風に燃料電池車の量産に向けた開発を急ぐ。これまで「15年中」と公表していた市販開始の時期を14年度中に前倒しする方向。ホンダも15年中に一般向け販売を始める。

 ほかに15年中の市販を予定するのは韓国の現代自動車のみで、日本メーカーが市場開拓でライバルを一歩リードする。

 一般向け販売のハードルは500万~1000万円とされる車両の価格だ。政府は燃料を補給できる「水素ステーション」を15年に100カ所設ける目標だが、まだ3分の1しかメドが立たない。「消費者が購入価格に見合ったメリットを得られないと普及が進まない」(経産省幹部)

 燃料電池車の普及を目指す自民党の研究会は6月中に、購入費用や燃料費の補助を政府に求める提言をまとめる。購入費用の自己負担を「200万円台まで」とし、水素の補給費用も当面は無料にする。政府は提言を受け、15年度予算に補助金をどれだけ盛り込むかの検討に入る。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2802Y_Y4A520C1EA2000/

 

まあ間違いではないにしても、「早ければ年内にも車両の市販に乗り出す方針」としながらも、後半では「これまで「15年中」と公表していた市販開始の時期を14年度中に前倒しする方向。」と年内と年度をごっちゃにした記述となっているのは、読者を迷わせることにはならないのか。

 

正確には「14年中に前倒し」とを付けない表現にすべきものではなかろうか。「度」を付けたままにしてしまっては、(チェックの)レベルが知れるというもの。

 

それよりも遅れるが64日の産経新聞の記事のほうが、その点時期に関する内容はしっかりしている。

 

トヨタ燃料電池車12月から量産 年内市販も検討
2014.6.4 12:01

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昨年の大阪モーターショーに出展された、トヨタ自動車燃料電池車の試作車「トヨタFCVコンセプト」 

 

 トヨタ自動車が、次世代エコカーの本命とされる燃料電池車の量産を12月半ばにも始めることが4日、分かった。2015年ごろとしていた市販を14年内に前倒しすることも検討する。価格は1800万円程度になるとみられる。

 

 燃料電池車は愛知県豊田市の元町工場で月産数十台程度の規模で生産。20年代には価格を300万~500万円程度に下げて販売台数を増やし、生産規模も年数万台程度に拡大する方針だ。

 ただ燃料となる水素を補充する水素ステーションの整備は進んでおらず、販売拡大の大きな足かせとなる。トヨタは「水素インフラビジネスに直接取り組むことは考えていない」(幹部)としているが、普及の初期段階では水素の供給体制の整備や運営に協力する

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140604/biz14060412010005-n1.htm

(続く)