次世代エコカー・本命は?(60)

但し、B-class Electric Driveには、まだテスラ製のバッテリーを使っている様だ。これはガソリンエンジン車のボデーをそのまま使用してEVとしているために、バッテリーを置く床下の形状がまだドイチェアキュモーティブDeutsche Accumotive社製リチウムイオンバッテリ用には、改造し切れていないからではないのかな。B-class Electric Driveはガソリン車と同サイズの5人乗りで、室内の広さはそのままなのだ。

 

【パリモーターショー14メルセデスベンツ Bクラスが改良新型、EVモデルも同様[詳細画像]
2014
1020日(月) 2145

 

メルセデスベンツは、フランスで開催されたパリモーターショー14において、改良新型『Bクラス・エレクトリックドライブ』を初公開した。

同車は、小型MPVとして定評あるBクラスのスペースユーティリティ性能はそのままに、ゼロエミッション走行を可能にしている。特徴となるのは、リアアクスル前方に設けられた「エナジースペース」と呼ばれる空間。このスペースにリチウムイオンバッテリーをレイアウトし、通常モデル変わらない室内スペースを確保している。

EV
パワートレインに変更はなく、モーターは、最大出力180hp、最大トルク34.7kgmを発生。搭載されたリチウムイオンバッテリーは、1回の充電で、最大200kmを走行可能。0‐100km/h加速は7.9秒、最高速は160km/h(リミッター作動)の性能を備える。

http://response.jp/article/2014/10/20/235487.html

 

EVパワートレインに変更はなく」と言う事は、テスラ製のバッテリーを搭載していると言うことであろう。次の記事は上記のニュースより一年ほど前の2013.11.11の記事であるが、このことはすでに2014.12.8NO.8でもすでに紹介しているものと同じであるので、目新しいものではないがご一読願う。

 

ダイムラーテスラと「BクラスEV」に続く共同開発を模索!

2013/11/11 08:03 by Avanti Yasunori

ロイターが伝えるところによると、独ダイムラーのボド・ユッバーCFO最高財務責任者)が高級EV「モデルS」でお馴染みの「テスラモーターズ」との提携拡大を予定している模様。

Mercedes_Benz_B_Class_Electric_Drive

トヨタ自動車2010年にテスラと提携して同社製のバッテリーシステムを搭載したRAV4 EVを開発、現在も同社に生産委託していますが、ダイムラートヨタが提携する1年前の2009テスラと小型EVの開発で提携

5,000万ドルでテスラモーターズの株式を取得。 両社は共同で「スマート・フォーツー」をベースに最大出力75psを発生するモーターと蓄電容量17.6kWhリチウムイオンバッテリーを搭載した「スマート・フォーツーEV」を開発しました。

Smart_fortwo_electric_drive

この小型EV1充電当たりの航続距離は最大145kmで、0‐60km/h4.8秒でこなし、最高速度125km/hに達する性能を発揮します。

テスラは他にもメルセデス・ベンツBクラスEV」用の電気モーターとバッテリーシステムの供給を担当しています。

Mercedes_Benz_B_Class_Electric_DriveMercedes_Benz_B_Class_Electric_Drive

Bクラス EV」は衝突時にも安全な床下空間にテスラリチウムイオンバッテリーを配置。同車に搭載されたモーターは最高出力177ps、最大トルク34.7kgmを発生。

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アクセルを踏んだ瞬間からビッグトルクを活かして0-100km/h7.9秒でこなし、「Bクラス EV」をリミッターが作動する160km/hまで引っ張ります。

1充電当たりの航続距離は200kmで、100km走行分の充電に必要な時間は400V電源なら約1.5時間、一般的な240V電源の場合は2時間以内で完了すると言います。

テスラモーターズの協力を得て開発されたメルセデス・ベンツBクラスEV」は2014にまず米国で発売され、順次欧州でも発売される模様。

ダイムラーのボド・ユッバーCFOテスラと更なる提携拡大を模索しているそうで、両社のEV開発に関する今後の動きが注目されます。

http://clicccar.com/2013/11/11/235487/

(続く)