とすれば、今度のプリウスの燃費の40km/Lは、本当の話なのであろう。エンジンの改良もさることながら、バッテリーで走行する距離も相当に伸びているのであろう。
どんなEVを考えているのかは定かではないが、トヨタも大変である。HVもFCVも、更にはEVにも目を配らないといけないのだから。
新プリウス、燃費世界最高のリッター40kmに
トヨタ自動車はハイブリッド車(HV)の新型「プリウス」を2015年秋にも発売する。
ハイブリッドシステムの改良などで燃費はガソリン1リットルあたり40キロ・メートルに達し、現時点のガソリン車やHVと比べて世界最高になる見込みだ。
新型プリウスは、モーターなどのハイブリッドシステムの性能を高めるとともに、排気量1・8リットルのエンジンの燃焼効率を向上させる。樹脂素材を多く使うほか電池の小型軽量化も図り、車体重量は現行の約1600キロから100キロ程度軽くなる模様だ。最も燃費の良いモデルは、現在の32・6キロから40キロに伸びる見通しだ。37キロの燃費性能を備えているトヨタのHV「アクア」とスズキの軽自動車「アルト」を上回る。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20150119-567-OYT1T50152.html
トヨタ プリウス 次期型、発売を半年延期か…デザインを修正?!
トヨタ自動車の人気ハイブリッド車、『プリウス』。同車の次期型に関して、発売が当初の計画よりも遅れる可能性を、海外のメディアが伝えている。
これは12月15日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報として、「次期プリウスの発売が、半年延期される見込み」と伝えている。
同メディアによると、次期プリウスは2015年の春、生産を開始する計画だった。ところが、トヨタはこれを半年遅らせ、2015年末にするという。一体、トヨタの内部で、何が起きたのか。
同メディアによると、次期プリウスのデザインに関して、トヨタの上層部が「課題あり」と判断。デザインの修正を行うため、発売時期に、当初の計画から半年の遅れが生じる見込みだという。
2012年12月に発表された新型『クラウン』では、開発の途中でトヨタの豊田章男社長が、「デザインの大幅な手直しを指示した」とも伝えられる。プリウスはトヨタにとって失敗の許されない車種だけに、デザインに万全を期した上で、次期型が登場することになるのだろう。
森脇稔
http://news.goo.ne.jp/article/response/trend/response-number-240061.html
次期プリウスがリッター40kmの燃費とすれば、小生としては、トヨタの電気自動車の開発は後回しにされかねないと気に掛る。タダでさえ航続距離の短さや充電時間の長さなどで、EVに対しては、いくらCO2フリーだと言ってもFCVに比べて使い勝手が悪いので、(FCVがある以上)トヨタでのEV開発には二の足を踏みかねない。
こんな意見もあるのだが、地球温暖化対策の方が重要事項となのだ。背に腹はかえられないと言うことで、トヨタもその内にEVを売り出してくるのではなかろうか。
「電気自動車を今買ってはダメな理由」を徹底解説 / ガソリン車とほぼ同じように使えるという考えは絶対に捨てよう
2014年11月16日 15時0分
先日「電気自動車は今は買い時ではない / ガソリン車のほうが圧倒的にいい理由とは」という記事でお伝えした内容に対しての興味深い反論を、充電スポット検索アプリ『EVsmart』チームのブログが掲載されていた。
執筆者の方は記者(私)を「電気自動車に一定期間乗ったことがない」と想定されていたが、ここ半年でアウトランダーPHEVには2万4000km、リーフもレンタカーで10数回ほど乗り、西は愛知から北は青森までを走行した結果を踏まえてのコラムだということをお伝えしておきたい。
また、ブログ内で筆者の方は「電気自動車で4000km以上走行した」ともおっしゃっていたが、私から言わせてもらえば「そんなナッパの戦闘力みたいな走行距離でファンを名乗るんではない! 私はナメック星に到着したときのベジータ並の走行距離だぞ! ムハハハ!」といった感じである(すいません)。
冗談は置いておいて、今回はEVsmartさんのブログで反論されていた内容に照らし合わせながら、より詳しく「電気自動車を今買ってはダメな理由」について説明したいと思う。
1.充電費用について
ブログではまず「100km以上の距離を走るのは0.6%と非常に少なく、ほとんど家や職場で充電するため燃費はプリウスよりも良い」と書かれているが、サービスエリアやショッピングモールに置いてある充電器を使う費用が高額になっているのは事実である。
たとえば大きなところだとNEXCO中日本管内の急速充電器は1回30分100円から500円になり、イオンモールの急速充電器は1回30分無料から300円になった。そのため、家や職場でしか絶対に充電しないという人以外は、値上げの影響を確実に受けているのだ。
日産自動車は月額3000円で充電し放題の会員制プランを提供する予定だが、その額で現行プリウスの(燃費30.4km/l)なら月に608km走れてしまう。(3千円なら150円/Lとして20LのGas.が買える。それで掛け算で608kmも走行できる、と言うこと。)家で充電するだけなら絶対に電気自動車のほうが安いが、1回の充電で8時間かかったり家族で連続使用できないというデメリットが。
電気自動車を使って遠出したいという人は現在のところメーカーなどの会員制プランに加入しないと使い物にならないため、もし値段を吊り上げられても言いなりになるしかない。いまはそういった状況のため、様子見をお勧めしたいのだ。
2.充電時間について
これについてはブログで「私のテスラモデルSの毎日の充電時間は30分未満、遠出しなければ1時間以下」と書かれていたが、200vの充電器で30分未満の充電しかしなかったら、リーフの場合10kmも走れないだろう。それなら電気自動車でなくてもアウトランダーPHEVでもいいしプリウスPHVでも良い。あまりに非現実的である。
また、「充電器は増えてきているが高速道路の充電器は混雑している場合があり、その場合は近隣の充電器を」とも書かれているが、すべてのSAやPAに充電器が無い現状は、次のSAに行くまでに電欠してしまう。混雑していたら高速道路を降りてディーラーで充電するか、その場で待っているしかないのだ。
さらに「テスラは30分で270km走行できる充電器を現在国内で3箇所、2015年末までに32箇所作る予定」といった内容については、今買ってはいけない理由を話しているため特に意味は無いと思う。しかしガソリンスタンドの数と比較したらやはり少なすぎる。作る場所にもよるが遠出は難しいだろう。
また、テスラのスーパーチャージャーは現行のリーフやアイミーブなどではそもそも使うことができないので、やはり “今” は買うべきではない。将来的に使えるようになれば違ってくると思うのだが……。
(続く)