戦後70年談話はヒストリーで!(48)

小沢一郎 氏に見せてみたい「2050極東マップ

ジョージ・ワシントン大学政治学博士にして自由民主党所属の参議院議員である浜田和幸が「SAPIO(2009/12/23・2010/1/4号)に明かしている

「私が初めてこの手の地図を目にしたのは、騒ぎになるよりも前、今から2年ほど前である。
中国に駐在していた経産省の知り合いの官僚が帰国したので、
久しぶりに会って話をしたのだが、
『中国外務省の役人からこんなものを渡された』
と見せられた地図に込められた禍々(まがまが)しい野心に、強い衝撃と怒りを感じたことを今もよく覚えている」

なんと、中国の外務官僚から日本の経産官僚に、この禍々しい地図が渡された、というのだ。
事実であるなら、実に面妖なことである。
単なる戯れなのか、それとも何らかの意図を持った心理的情報操作なのか、それはわからない。

浜田氏の解説によれば、出生率の低下で日本の人口はどんどん減少する。
そこで、列島の西半分に溢れ出た中国人を1億人単位で移住させ、
「東海省」として中国の一部とする。
少数民族となった日本人を、東半分に強制移住させ、
「日本自治区」として、これも中国の版図に組み込む、というわけだ。

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櫻井よしこが「中国外務省から流出した"2050年の国家戦略"と題した地図がある」とのべていた。オリジナルは中国語で、日本語に翻訳したものである。

中国の実情、昨今の緊迫をみれば、この地図が冗談では済まされない重みを持つ

日本の周辺国家は、欧米のように理性的で、人権を重んじる、先進国ではない

民主主義もおぼつかない、前時代的国家群である
良識的対応を望むのはムリである
日本の常識・良識は通用しない

国家間には警察もなければ裁判所もない。

国際司法裁判所は双方の合意なき場合、事実上利用できない)
力と力のパワーゲーム。残酷な結果が待っている

また日本国内で、傷病失業で困窮すれば、国家や自治体から、支援給付を受けられるが、国際社会では期待できない。
開発途上国や最貧国でもなければ、支援などない
国力衰亡を誰も助けてはくれない
国家としては、自力で生きていかねばならない

現に我々は、チベットウイグルで虐待・虐殺が起こっている事を薄々知りながら、助け出すことはおろか、支援も出来ないで居る。

中国の軍部と定期会合に出席している自衛隊幹部OBらは、中国軍部の要求の傲慢ぶりに、うかつに乗れば危ないと警告を発している

日本に来るVIP待遇の中国人たちは、日本の感想を「空気が綺麗で旨い。国土も美しい。もしここが、中国のものになれば、特権階級や富裕層のリゾート地になるだろう」と述べている

こういう事例・発言は多々ある。
日本を飲み込むという思考が彼らには確かにある。

ボヤボヤしていると、日本人がウイグルチベットと同じように虐殺される日は遠くない。http://ameblo.jp/hex-6/archive1-201102.html

 

なおこの「2050 極東マップ」はここ掲げられている部分だけではなかった。この地図は横にもっと大きなもので、ハワイ諸島までもが描かれているという。そして支那の国境はハワイの西側に引かれているのです。2050年までには、中国は太平洋をアメリカと2分割していることになっているのです。

 

ここに述べられている太平洋の2分割統治論についても、小生のブログ「中国覇権主義11)」(2008.6.17)の「太平洋2分割管理の誘惑」を載せるので、ご一読願う。

 

11.恐るべき中華思想(太平洋分割管理の誘惑)

 

2008年3月31日、米上院の軍事委員会の公聴会が開かれていた。そこで海軍士官出身で海軍長官まで務めたジム・ウェブ議員(民主党)は、中国の南沙・西沙・尖閣諸島への領有権主張は南および東シナ海での中国の野望を示すのではないかと質問した。それに対して、アメリカ軍太平洋軍の海軍大将ティモシー・キーティング司令官は、具体的な事例を挙げてそれに答えていた。その内容は、我々日本人に取って驚くべきものであった。

 

その事例とは、アメリカ海軍が最近訪中した時のこと。

 

「中国海軍の高官が真顔で次のように我々訪中団に告げたのです。『私達中国海軍が航空母艦を保有するようになれば、アメリカ側がハワイ以東の海域を管理し、中国がハワイ以西の海域を管理する、と言う合意を結びましょう』と。そうすれば、アメリカはハワイ以西に海軍部隊を配備しなくてもよい様になる、と言う趣旨でした。軍事情報も両国でシェアしようと言うことまで申し出たのです。」

 

「この発言は人民解放軍が持つ戦略的なビジョンを示しています。中国軍は明からに自己の影響力の範囲を拡大したいと意図していることを示す。これは当然アメリカ側にとって、懸念の対象になります。」

 

もし中国が軍事的にも西太平洋を管理するとなれば、当然、わが日本は安全保障面でも中国の管理下に入ってしまうことになる。日本にとっては悪魔のシナリオである。こんなことが許されるものか

 

似たような経験は、この論文の筆者・古森義久氏も体験していると言う。

 

2000年、古森氏が産経新聞中国総局長として長く北京に駐在してそろそろ北京離任が近づいた時、中国のある政府関連機関の幹部と夕食を共にしたときのこと。

 

夕食後の歓談の中で、日中関係の将来について語っていたときに、彼は次のようにふと漏らしたという。

 

「やはり、なんと言っても 中国と日本とがひとつの国になる のが一番、いいですよね」

 

「言葉はどうなるか」と軽い気持ちで問い返した時に、彼は平然と答えたと言う。

 

「それはやはり大きな方の国(中国)の言葉を使うことになるでしょう。」

 

古森氏はこれを聞いて、決して冗談を言っているのではない、と感じたと言う。本気でしゃべっていたのである。誠に恐ろしいことではないか。

 

中国共産党政権は、本気で密かに、日本を統合(占領)することを、戦略として企画しているのだと言うことが、事実として判明した一瞬ではないか。中華思想恐るべしである。福田なんぞが日本国の首相を務めているとしたら、将にこんな事態となってしまう。中国がチベットを侵略するときに、チベット内部に中国シンパを作り、それを通じて中国寄りの法律を作らせて、チベットを中国化してしまったことを思い起こす必要がある。

 

自民党政権は、現在、外国人定住への道を開くための移民庁等の検討を開始したと言う。福田康夫は中国人を大量に帰化させて、日本の内部より中国化させようとする仕組みを目論んでいるのではないかと、小生は危惧している。チベットでは人民解放軍が内部まで侵略して、傀儡政権を樹立させて中国化させたが、さすが日本ではそれは不可能。その代わり、大量の中国人を日本に帰化させて内部から日本を崩壊させようと目論んでいるのではないか。丁度満州国が中国人の大量の難民流入で崩壊して行ったように。いくら日本が人手不足や少子化で困ることになると言っても、それに付け込んで、毒をオブラートに包みこむことだけは避けなければならない。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080505AT3S0201E04052008.html

後の祭りにならないように、国民はしっかりと福田政権の政治を監視しなければならない。しまったと思ってもそれは取り返しがつかないのである。

(続く)