ならず者国家・中国、アレコレ!(1)

このところ中国に関する話題が、かしましい。


一番大きい所では南シナ海での違法な埋め立てだ。


これはオバマの優柔不断な対応のために、中国が図に乗って埋め立てを進めてしまった結果だ。その結果3000m級の軍事用の滑走路が出来てしまった。あわてて米国が「自由航行作戦」を実施しても、後の祭りだ。何か事が起こったら、日本の生命線たる中東からの「シーレーン」が、真っ先に危険となる。


中国は、日本を属国にしたくて、したくて仕方がないのである。核爆弾を使わなくても、日本を降参させる術を手に入れたことになる。日本はエネルギー確保の多様化を図らなくてはならないのだが、今の日本国民にそれが判っていないということが、気にかかる。中国工作員に篭絡された沖縄などを見ればよく判る。


中国がどのようにしてベトナム領であった南沙諸島の島々(6っの礁)を奪い取っていったかは、小生のブログ、「尖閣諸島問題その2」、2012.7.18(12)~2012.8.7(16) などを参照願う。


 

次は今年2015.9.3の「中国人民抗日戦争勝利および反ファシズム戦争勝利七十周年記念式典」の挙行である。通常は101日の国慶節に執り行われている軍事パレードまで、この日に大々的に行われた。これは、ロシアの対独戦勝記念としての「世界反ファシズム戦争勝利××周年記念式典」をまねて、江沢民1995年に実施した「抗日戦争勝利記念大会」を引き継いだものである。この日に軍事パレードを行うことは習近平が初めてのことで、ひとつには国威発揚などを狙ったものであったが、主な出席者はウクライナ問題で世界から総すかんを食っているプーチンと頓馬な朴槿恵だけで、あとはいわゆる小国だらけであった。如何に習近平が己の地位を崩されたくないと汲々としているか、と言うことではないのかな。言っておくが、この抗日戦勝七十年記念と言うのが、捏造で真っ赤な嘘である。紅軍(共産党軍)とは、日本は一度も戦ったことがない。戦ったのは国民党軍である。それも国民党軍に潜んでいた共産党員の司令官に、執拗に攻撃されて、やむを得ず国民党軍に対して防御戦争を戦っただけのことである。もし習近平が式典と言うならば、対国民党戦勝記念であろう。いわゆる国共内戦での勝利である。盧溝橋事件、第2次上海事変しかり、これらは国民党軍との戦いであり、しかも日本から仕掛けたものではなく中国によって戦争に引っ張り込まれたものであった。


この件などは、小生のブログ「第2次上海事変2012.5.28~6.9)」や「支那事変の真相2013.2.1~ 3.6)」などを参照画願う。


そして次には中国の景気後退である。習近平李克強がいくらジャブジャブ「人民元」を供給しても、投資要件がなくなっているので、効果が薄い。既に過剰投資に陥り、金融も財政も引き締め状態に入ったものの、失業者を増やしたくないために、それなりの荒療治をしているようだ。上海株式市場の暴落を見れば、中国共産党政府のあわてぶりがよく判る。失業を防止するために、あくまでも7%近い成長を目標としている。しかし鉄道貨物の輸送量は右下がりに落ち込んでおり、実質的な成長率は5%を割り込んでいる、と言われている。そのため「チャイナ・リスク」にとどまらずに、「グローバル・リスク」になるのではないかと恐れられている。


それに輪をかけているのが、習近平政権内での権力闘争による混乱である。混乱と言うよりも、反習近平派による反抗である。


事の起こりは、2013.1.22共産党中央規律検査委員会の第2回全体会議で、習近平が発した次の言葉である。 「”虎”も”ハエ”も一緒に叩く」。


そこまで中国の政財界の汚職・腐敗は進んでいたのである。腐敗の撲滅を図らなければ、中国共産党政権への求心力や信頼が失われる可能性があると、政権中枢部は危惧したものと思われる。


習近平は、2012.11.14~15、第18期中央委員会第1回全体会議(1中全会)で共産党総書記中央軍事委員会主席に就任し、翌年の2013.3.5~17の第12全国人民代表大会国家主席に、正式に就任している。


国家主席に指名される2ヶ月前の2013.1.22の中央規律検査委員会で、「”虎”も”ハエ”も一緒に叩くと明言したのだった。


そして「”虎”も”ハエ”も一緒に叩く」事の次のステップとして、2013.3.5~の第12全人代で、「中華民族の偉大な復興・中国の夢」をぶち上げたのであった。


まあ、腐敗汚職を理由に政敵を葬り去り、腐敗撲滅運動で自分に権力を集中させながら、共産党への求心力を高めようとしたものである。


しかし単に権力を集中させるためだけの単純なものでもなさそうなのである。習近平の(大げさに言うと)究極の目標は、「中華民族の偉大な復興・中国の夢であると大々的に宣言したのである。これは、言ってみれば、アメリカに取って代わって世界の覇権国家になるぞ、と言うことを意味している。誠に末恐ろしい宣言なのである。


そして江沢民派などのいわゆる石油閥の重鎮や中央政界の(元)重鎮などを対象に、汚職対策と言う圧力を強め腐敗・汚職の容疑者として拘束していったのである。


当然江沢民派からは反撃されている。そのひとつが、2014.5.3から始まったベトナムでの中国海洋石油総公司による石油掘削事件であった。


このことは小生のブログ「日清戦争開始120年に考える(5)~」2014.8.13~などで言及しているし、

”虎”も”ハエ”も一緒に叩く」は、2014.8.199~で言及しているので、是非とも参照願いたい。


 

話は飛ぶが、今年2015.8.12深夜天津市浜海新区で、大爆発が起こっている。この大爆発の原因はまだ究明(発表)されていないようだが、一説によれば、これも反習近平派が手を下したのではないか、などという噂もあるやに聞くが、この大爆発で天津港は完全に機能が麻痺し永久に回復不能状態に陥ってしまっているようだ。

 

また一説には河北省の北戴河会議から帰る途中の習近平を狙った「暗殺」説もあるやに聞く。

 

まあ何でもありだが、こんな天津という大都会の近くで、こんな大爆発が起きたこと自体が、問題である。ましてや天津は、首都北京の玄関口に位置している都市である。

 

まあ異常という他ない事件である。

 

この大爆発の様子は、次のブログを見るとよい。その悲惨さがよく判る。日本のマスコミでは、それほど詳しくは伝えられていないのではないのかな。


 

あまり見たくもないだろうが・・・天津爆発の核証拠映像!

2015-08-21 13:55:47 | ニュース

諸説あるだろうが・・・
これらの写真を見れば、
何に警戒しているのか? 大凡、
見当がつく・・・!
そして、
何よりも犠牲者の遺体の状況だ!
普通の火事、爆発で出来る代物ではないだろう・・・!

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http://blog.goo.ne.jp/tumuzikaze2/e/225044988ba4c5f01ba1cb7d0d883fa3


 

どうも尋常な爆発ではなかったようだ。このブログでは、小型の「中性子爆弾」が爆発したようだ、と表現している。それほど奇妙で、強烈な爆発であったものと思われる。

(続く)