続続・次世代エコカー・本命は?(22)

フォードの電気自動車は「フォーカス エレクトリック」と言い、2017年モデルは76マイルから110マイルに航続距離が延びると言う。それでも170km一寸だ。今後の目標は200マイル(約322kmだと言っている。この航続距離はEPAのもので、日本のJC08の半分程度だと言う。だからリーフが280km走ると言っても、EPAでは170km前後となるようだ。

 

 

フォード「フォーカス エレクトリック」、2017年モデルはバッテリー容量が46%アップ?

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フォード「フォーカス エレクトリック」、2017年モデルはバッテリー容量が46%アップ?

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フォードが販売している電気自動車(EV)「フォーカス エレクトリック」の2017年モデルは、1回の充電で走行できる距離がこれまでに言われていたよりも長くなるようだ。だがそれでも、シボレーBolt(ボルト)」のような新型EVが予定している航続距離に敵わないのは残念である。とはいえ、フォーカス エレクトリックの方が価格は安くなるはずなので、航続距離よりも車両価格を重視したい方にはおすすめだろう。

 

EVに関する情報サイト『Inside EVs』に掲載されたスペックによると、2017年モデルのフォーカス エレクトリックは新たに33.5kWhのバッテリーを搭載することになるという。23kWhだった2016年モデルに比べ容量が46%増加し、航続距離は76マイル(約122kmから110マイル(約177km以上に伸びる見込みだ。これでフォーカス エレクトリックも、ヒュンダイの新型EV「アイオニック」や日産「リーフ」と同等の航続距離を達成することになる。しかし、リーフはそろそろアップグレードを受ける時期(遅すぎるという声もあるが)なので、今後は航続距離をぐっと伸ばしてくることだろう。

フォードの広報担当は「米国環境保護庁(EPAの認可が下りるまで、今のところお伝えできることはありません」とAutoblogGreenの問い合わせに答えたが、フォーカス エレクトリックが直流急速充電器に対応することは強調していた。

フォードの重役、ケビン・ライデン氏は4月にデトロイトで開催されたSAEワールド・コングレスにて、2017年型フォーカス エレクトリックは少なくとも航続距離100マイル(約161km)を達成するだろうと語り、将来的にはさらに大きな計画があることも示唆した。同社は昨年12月、EV開発に45億ドル(約4,500億円)を投入すると提言し、今年4月にはマーク・フィールズCEOが、今後開発していくEVの航続距離は200マイル(約322kmを実現する語っている

現行型フォーカス エレクトリックの販売は決して好調とは言えない。7月までの段階で、今年の販売台数は504台と、昨年同期に比べ47%も減少している。2017年型フォーカス エレクトリックの価格はまだ公開されていないが、連邦政府や州の補助金別で3万ドル(約301万円)以下に抑えられるだろう。ちなみにシボレー Boltの希望小売価格は37,500ドル(約377万円)になる予定だ。


By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

 

http://jp.autoblog.com/2016/08/26/2017-ford-focus-ev-will-have-about-a-110-mile-range/

 

 

これに対してGMは、「Bolt」と言う電気自動車を出している。もう一つ「Volt」と言うクルマがあるが、これはPHEVである。日本語では何れも「ボルト」と表現されるので、「ヴォルト」とでも書いてくれればわからないでもないが、ややこしいこと極まりない。

 

このBoltは昨年末には発売されている筈なので、どんな評判となっているのであろうか。何と言っても60kWhのバッテリーを搭載して、238マイル(約383kmも走ると言う。今回のPriusPHVのバッテリーが8.8kwhであることと比較すれば容量の巨大さが判ると言う物。テスラの「モデル3」といい勝負になると言う。

 

 

シボレーの新型EV「ボルト」、航続距離はテスラ「モデル3」を凌ぐ383km

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シボレーの新型EV「ボルト」、航続距離はテスラ「モデル3」を凌ぐ383km
Related Gallery:2017 Chevy Bolt

Chevy+Bolt+EV+comes+cruising+with+238+miles+of+range s5nk


2017
年末頃には納車が始まるとされているテスラモデル3が、今年の春に発表された際に大きな注目を浴びた理由は3つある。まず35,000ドル(約360万円※奨励金を含めず)という価格設定、215マイル(約346km航続距離、そしてそれがテスラのクルマであるということだ。シボレーの新型電気自動車(EVボルト(Boltは、そのモデル3を脅かす存在となるかもしれない。というのも、ボルトが少なくともある一点において、明らかにモデル3を凌駕することが分かったのである。シボレーの公式発表によれば、その航続距離は238マイル(約383kmになるというのだ

http://jp.autoblog.com/tesla/   http://jp.autoblog.com/tesla/model+3/

http://jp.autoblog.com/tag/chevy+bolt/


これは今年後半の販売開始に先駆けてシボレーが明らかにした米国環境保護庁(EPAの予測値である。素晴らしいのは、一世代前のゼネラルモーターズ(GMEVシボレー「スパークEVの航続距離と比較すると、実に3倍近くも伸びているということ。この小型EVのバッテリー容量は19kWhで、1回の充電でわずか82マイル(約132km)しか走れなかった。とはいえ、ボルトのバッテリーパックが60kWhであることを考えれば、3倍という数字は驚くことではないかもしれないが。

シボレーは新たに『ChevyEVlife』というウェブサイトを立ち上げ、プラグイン・ハイブリッドの「ボルト(Volt」や「マリブ・ハイブリッド」と共に、この新型EVボルト(Bolt)をアピールしている。シボレーは同車の価格をまだ明らかにしていないが、"37,500ドル(約385万円)以下にはなるだろう"とのこと。皆さんはテスラとシボレー、どちらに惹かれるだろうか?

By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

http://jp.autoblog.com/2016/09/15/chevy-bolt-ev-238-mile-range/

 

 

 

このシボレー「Bolt」はテスラの「モデル3」を凌駕する航続距離を誇り、EPA基準で383kmも走ると言うのでいいこと尽くめの様にも思われるが、ことバッテリーに関してはかなりの弱点があるようだ。

(続く)