続続・次世代エコカー・本命は?(119)

トヨタ圏では、

     EV導入 PHV導入

マツダ 2019  2021

スバル 2021年  2018年  

スズキ  ?      ?

トヨタ   2019  2018

ホンダ  2018年   ?

日産   2018年   ?

 

と言った状況のようだ。

 

インドも中国と同じような環境状況なので、EVの導入が条件となる規制がかかる可能性が高い。スズキは、このトヨタの動きが気になっていることであろう。

 

 

こんな状況のようなので、トヨタマツダは今までの業務提携関係を資本提携にまで進めて、EVの開発を進めようとしたわけである。

 

まあ尤も一番の理由は、米国での乗用車の共同生産であったようだが、トヨタとしても渡りに船であったに違いない。マツダにとっても同じことであったようだ。

 

ちなみに他の主な自動車メーカーの状況は次の通りのようだ。

 

 

中国規制 EVシフト迫る トヨタ量産へ、各社開発加速

2017/7/23 1:31
ニュースソース
日本経済新聞 電子版

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19152260S7A720C1EA5000/?n_cid=NMAIL003

より、引用しよう。

 

中国での環境戦略-DSXKZO1915227022072017EA5000-PN1-2

 

 

これを見ると本当に猫も杓子もEVとなっている。このような状況を俯瞰してみると、トヨタは他社よりも一年は遅れているように見える。これも本当に一年で済むのかは疑問のあるところであるが、余程頑張らないと、トヨタは追いついてはいけないのではないのかな。と言うのもHVはすべての環境車の基本となるなどと豪語しても、今までに本格的なEVを作っていなかったからである。

 

トヨタは、中国では2019年にEVを量産すると言われているが、日本国内では東京五輪を目指してEV専用車を開発しているようだ。

 

 

トヨタ初の量産EVは「C-HR」ベース。2022年に本格EV投入か?

2017/07/29 11:33 byAvanti Yasunori

2019に小型SUVC-HR」をベースにしたEVを中国で量産予定トヨタ自動車

TOYOTA_C-HR-20170728195837

中日新聞によると、トヨタ2020に開催される東京五輪に向け、新たに同社初となるEV専用車を開発しているそうで、このEV2022に国内で発売を予定している量産EVの原型となるそうです。

国内向けEVには次世代リチウムイオン電池として期待されている「全固体電池」を搭載する模様。https://clicccar.com/2016/04/05/362201/



電解液の代わりに固体電解質(硫化リチウム系化合物)を使用、正極と負極を含めた部材を全て固体で構成。リチウムイオン電池3倍以上の出力特性をもち、7年後も90%以上の容量維持が可能になるようです。

一方、同社は東京五輪に航続距離を伸ばしたFCVMIRAIも提供するそうで、2020年を目処に生産能力を現状の10倍となる3万台/年に拡大、2021年に次期「MIRAI」を発売する計画とか。

また東京五輪に合わせてレクサスブランドからもFCVを登場させる予定のようです。

トヨタは「IOC」(国際オリンピック委員会)と「IPC(国際パラリンピック委員会)との間で最高位のスポンサー契約を結んでおり、東京五輪EVFCVを世界に向けてアピールする考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA日立造船

https://clicccar.com/2017/07/29/496525/

(続く)