この前川喜平なる人物は、「出会い系バー」通いをするトンデモない人物のようだ。しかも座右の銘が、「面従腹背」だそうだで、天下り斡旋で真っ先にクビになった人物だと言う。
テレビで拝見する限りでは、あまりぱっとしない風采の上がらない人物のようで、どこか悪賢いこざかしい小人物と見た。
愛媛県は畜産県でありながら、農水省の調査では、獣医師が最も少ない県であり、県としても当時の「鳥インフルエンザ」「狂牛病」「口蹄疫」などの畜産に関わる防疫に、大変苦慮していた様だ。
そんな状況であった中、愛媛県の今治市が学園都市構想を進めていた。そして学園都市としては、大学の獣医学部を誘致しようと企画する。しかも米国の例を研究し、先端科学も加味した獣医学部にしようと、用地確保も進めていた様だ。
しかし、今治市は最初から「獣医学部」の誘致を考えていた訳ではなさそうで、どうも今治市に来てくれるならどんな大学でもよかったようだ。しいて言えば、獣医学部がベターだ、と言ったくらいの考えだったと小生は理解している。
最初は地元の松山大学に声をかけたようで、松山大学は経営学部を作りたかったようだが、内紛で潰れてしまった。
いろんなところから話はあったようだが、今治市の県議の一人が、岡山の加計学園の事務長と同級生だった関係で、そこに話を持っていった。H17年2005年で小泉内閣の時であった。
すると加計学園側から「獣医学部はどうでしょうか」と言う、願ってもない話が転がり込んできたと言うではないか。そこで今治市は、構造改革特区制度で、獣医学部の新設を申請する。
この話が進むと、日本獣医師会からの「新設反対」のロビー活動が激烈となり、当然却下されている。
次に今治市は、安倍首相の進める「国家戦略特区」の認定を受けるべく申請をする。2014年のことである。獣医学部の新設に関しては国家戦略特区の諮問会議で、散々議論されている。有識者たちは軒並み賛成であった。
この状況に危機感を募らせた日本獣医師会は、更に「新設反対」のロビー活動が激烈となり、獣医師会顧問の北村なる人物が、くだんの安倍・加計のゴルフ場での写真を持ち込むことになる。
この国家戦略特区法こそが、いわゆる世に蔓延る「岩盤規制」に風穴を開ける改革そのものであった。そのため日本獣医師会は、その既得権益を守るためになりふり構ない行動をしていたのである。
そして1015.12月にようやく今治市が、「国家戦略特区」制度での特区認定を受けることが出来たのである。これを受け加計学園が、「岡山理科大学今治キャンパス」として文科省に獣医学部の設置を申請したものである。
愛媛県と今治市は、遡ること10年の2007年にも、当時の「構造改革特区制度」を使い、獣医学部の新設を提案している。しかしこの時は却下され、以下毎年申請するも15回も却下され続けていた。
それが今回「国家戦略特区諮問会議」の審議を経て、数多くの有識者の賛意を受け、2017.1.20に加計学園の獣医学部の新設が認可されたものであった。この時初めて安倍首相は、獣医学部が加計学園の申請したものであることを、知ったのである。それまでは全くかってアメリカ留学で同窓生だった加計幸太郎氏が、獣医学部の申請をしていたこと知らなかったのである。
この間の日本獣医師会の激烈な反対ロビー活動は、まことに世に例をみないほどのものであったようだ。Wikipediaには次のように記されている。
獣医学部新設反対[編集]
詳細は「加計学園問題#日本獣医師会」を参照
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%A8%88%E5%AD%A6%E5%9C%92%E5%95%8F%E9%A1%8C#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E7.8D.A3.E5.8C.BB.E5.B8.AB.E4.BC.9A)
内閣府主導で行っている国家戦略特別区域諮問会議における「岩盤規制改革」に強く反対し続け、「獣医学部の新設が次々と認可されるような事態は、何としてでも阻止しなければなりません」と主張し、地方の同会会長へ、獣医学部新設に関わる反論の提出を求める旨を通達している[1]。
日本経済新聞と産経新聞は、日本獣医師会が獣医学部の新設に反対するロビー活動を行っていると報じている[2][3]。産経新聞によると、京都産業大学に獣医学部新設の動きがあることを知り、「計画阻止のために現職大臣らに激しいロビー活動を行っていた」とされ、2017年1月30日発行のメールマガジンにおいて「粘り強い要請活動が実り、関係大臣のご理解を得て、何とか『1校限り』と修正された」と所属会員に報告している[4]。日本経済新聞によると、同会の主張への配慮がなされたために、まず1大学という前提で、岡山理科大学への新設が検討されたと報じられている[3]。
国家戦略特区ワーキンググループ座長でアジア成長研究所所長の八田達夫は、座長の職務により「日本獣医師会の政治力のすさまじさを思い知った」と述べている[5]。
政治家への働きかけ[編集]
2015年6月30日、安倍晋三内閣が閣議決定した「石破4条件」により獣医学部新設は非常に困難となったことについて、日本獣医師会会長と共に説得した日本獣医師政治連盟委員長の北村直人は獣医師会の会議で、新設を阻む壁を作ってもらったと成果を語っている[6]。
日本経済新聞によると、同会の主張への配慮がなされたために、まず1大学という前提で、岡山理科大学への新設が検討されたと報じられ[3]、産経新聞によると、日本獣医師会は、京都産業大学に獣医学部新設の計画を阻止するため、地方創生担当相の山本幸三、文科相の松野博一、農水相の山本有二、副総理兼財務相の麻生太郎、元法相の森英介ら大臣らに激しいロビー活動を行っていたとされる[7]。
(続く)