うつけ者・文在寅、滅びよ韓国(82)

国際情勢論から見て

また、現在の国際情勢の中で、日本が憲法9条自民党案のように9条の2を追加改正し、上記《否定説》のように「必要な自衛の措置」を法律によって決定できるということになると、現在の国際情勢からみてどのような反応が生じるでしょうか。

安部首相は「抑止力が強まり、日本の安全は高まる」と言うでしょう。

しかし、外から見れば、日本は従来以上の軍事力を装備するために憲法改正をしたということになるでしょう。

中国と米国が、「世界の覇権」を争うことは避けられない事態でしょう。そして、日本は米国の従属国家ですから、()中国は日本に対抗する軍事力を強化するでしょう。

ロシアも、欧米に対する対決姿勢を強く打ち出しており、日本の軍事力への対抗手段を強化するでしょう。現実に日本がアメリカから購入するミサイルシステムに対して、ロシアは強い不信の声をあげています。

そして、アメリカは目下の軍事同盟国である日本に、より多くの軍事的貢献や兵器の購入を迫ってくるでしょう。日本は従来のように憲法9条があるからと消極的な態度をとることができなくなります。

結局、日本は、米中露の間で、相互の不信感増幅と抑止力の名の下で「軍事力の拡大」に陥るでしょう。そうなれば、日本の安全は高まりません。結局、米国と北朝鮮の軍事衝突や、米国と中国との軍事衝突にまきこまれる危険が高まります。自民党の9条の2の追加の改憲案は日本の安全保障を損なうことになると思います。

将来の憲法9条

私自身は「非武装主義者」ではなく、日本も自衛のための戦力(自衛隊)を保持するしかないと思います。将来的には憲法9条改正して自衛隊の設置と自衛権行使の限界を憲法で定める必要があると思っています。いわゆる「護憲的改憲派の立場です。

なぜなら、戦争は、政治的・社会的・歴史的・経済的な社会構造の結果として発生する現象であり、軍隊も同様です。仮に、憲法に繰り返し「非武装」や「戦争放棄」と書いたとしても、戦争や軍隊を生み出す社会構造や政治的条件が変わらないかぎり、()軍隊や戦争をなくすことができるわけがありません。現に、日本は憲法9条を持ちながら、(注1)世界有数の軍事力を誇る自衛隊を保持し、多数派の国民がそれを支持しています。

(注1)

現在の憲法でも、「世界有数の軍事力を誇る自衛隊を保持」しているので、中国やロシアは、日本に対抗する軍事力を強化していないと言えるのでしょうか。あなたはここで矛盾しています。日本の自衛隊は中露に対抗できるだけの戦力は有していません。しかし自衛隊員には、祖国防衛のために働いてもらわなくてはなりません。そのために憲法があるのです。あなたは、単なる憲法論に堕落しているのではないですか。既に中ロは、必要以上に日本に対抗する軍事力を保持しているのです。尖閣諸島北方四島を見れば、よくわかります。


(注2)現状の世界が戦争や軍備を放棄をする社会的・歴史的・政治的な条件を満たしていないことは明白です。遠い将来に「軍隊・戦争の放棄」が可能だとしても、それは数百年後、幾度かの大戦争と大災厄、なんらかの革命の後に、戦争の社会的原因が除去されないかぎり実現されないでしょう。

 

(注2)

だから「自衛すること」が必要なのでしょう。戦争の原因が除去されない限り、国を守ると言うことは、政府の必要に行為なのではないですか。それをやらなくてもよい、とあなたは言っているのです。これでは議論になりません。最初からあなたは日本は国を守る必要はない、という前提の下で、議論をしているように見受けられます。こういう議論を、砂上に楼閣を築くものと言うのです。

将来的には、日本に人権や平和、民主主義、立憲主義を真に尊重する国民意識が確立し、それを守る政府が成立した段階で初めて、憲法9条を改正して、専守防衛を理念とする自衛隊を設置し、必要最小限度の自衛力行使、自衛隊の海外派兵禁止、核兵器保有、外国軍隊の駐留禁止、国際連合の集団的安全保障体制への平和的貢献などを定める憲法改正(護憲的改憲をすることが望ましいと思います。

しかし、現状の自民党安部内閣の下での上記9条の2追加の憲法改正は、極めて危険であり、憲法9条維持の護憲派の皆さんとともに反対です

 

(※)こいつらは日本をどのように守るのか、という概念がないのですね。

 

http://blogos.com/article/286420/?p=2

http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2018/03/post-373e.html

 

 

 

() 日本の軍事力(自衛隊)は世界第7位

 

日本国政府は「自衛のためには必要最小限度の戦力を保持することが出来る」と解釈しているが、自衛隊は既に世界で第7位の戦力となっている以上、これは必要最小限度の実力以上のものであり、違憲ではないか。」 というのがこの章の趣旨だと推測する。

 

まあ軍事力評価機関の評価での順位ではあるが、それなりに各項目を評価して計算して軍事力を算出したものだと思われるが、それだから必要以上の軍事力だと言うには疑問がある。

 

先ずは7位が妥当か否かと言う前に、日本はどこの脅威から自衛するか、と言う事を考える必要があろう。差し当たって中国からの脅威を防がなくてはならないことは、誰もが理解していることであろう。その中国は3位の戦力を持ち、更にはロシアは2位の戦力を持っている。だから中国・ロシアに対抗せよ、と言っているわけではないが、かの国に対してそれなりに有効に自衛できる戦力は何か、という観点でも日本の軍事力は検討する必要があろう。最近では北朝鮮の核とミサイルも、更なる脅威となっている。

 

簡単に7位だから「既に必要以上の戦力」だとは言えない筈だ。しかも憲法9条のお陰で、自衛隊の持っている実力通りの効果を発揮できる保証は一切ないのである。現実の自衛隊員たちは、必死に国を守る気概は持ってはいるが、この9条による足枷は実力通りの効果の発揮を妨げていることを忘れてはならない。

 

だから自衛隊が意図したとおりの自衛力を発揮できるように、憲法上の抑えが必要となるのである。

 

() 政治権力を縛る憲法」を重視する「立憲主義」の観点

 

憲法を「政治権力を縛る法律」とだけ見ることには、大いに違和感があります。もちろん憲法は「政治権力」を縛るものですが、何故縛るかというと、それは国民と国家を守るためのものだからです。

 

「政治権力を縛る」ためだけに、憲法を考えることは、片手落ちではないでしょうか。いわゆる考え方が「カタワ」なのです。憲法と言うものは、「国と民」を守るものだと、広く考えることも必要ではないでしょうか。

 

その証拠に、自衛隊を廃止する現実的条件や実現可能性が存在しません。と言っていることからも、そのことは伺えます。
(続く)