女々しいぞハリル、代表監督不適格(5)

いつの間にか本田圭佑が見られなくなったと思っていたが、彼も香川真司と一緒で、ハリルホジッチに意見を述べた結果、次から代表にも呼ばれなくなった、と言う事だった。昨年の6月と書いてあるので2017.6.13イラン戦の前後のことであろう。

 

 

本田はなぜハリル前監督に勝てたのか 「監督よりも権限を持つ男」 過去にも“反逆の歴史”

zakzak zakzak

2018/04/18 17:05

 

   結局日本代表の主軸としてW杯に臨む本田(ゲッティ=共同)

  • ハリル前監督(写真)は解任され、西野監督は本田に頼るしかない 

 W杯ロシア大会(6月14日開幕)に臨むサッカー日本代表は結局、FW本田圭佑(31)=パチューカ=中心のチームとなることが確実だ。バヒド・ハリルホジッチ前監督(65)の戦術に異議を唱え、干された時期もあったが、日本協会の田嶋幸三会長(60)が「選手とのコミュニケーションや信頼関係が薄れた」ことを理由に前指揮官の電撃解任に踏み切ったのは、一選手である本田に軍配を上げたことを意味する。なぜ監督以上の権限を持つことになったのか。本田は日本代表を救えるか。(夕刊フジ編集委員久保武司

 本田とハリルホジッチ前監督の“冷戦”が抜き差しならない状況に陥ったのは、昨年6月。W杯アジア最終予選イラク戦に向けた、テヘラン(イラン)での合宿中のある夜のことだった。守りを固め、攻撃は縦のロングパス一辺倒のハリル戦術に不満を募らせた本田が、監督室を訪れ直接激論を交わしたという。

 「2時間という報道があったけれど、実際はそれ以上だったと聞いてます。担当通訳は声が出なくなるほど疲弊したそうですから」(日本代表OB)

 ハリル前監督は聞く耳を持たず、本田をその後代表から外すという措置で応じた。

 しかし、本田が単なる不満分子と違うのは、チームメートから圧倒的な支持を受けているところ。内情を把握した日本協会も最終的には選手側につき、ついにハリル解任に踏み切ることになった。

 本田の“反逆の歴史”は、2008年北京五輪にさかのぼる。1次リーグ3戦全敗に終わったのだが、最終戦のオランダ戦の試合前、反町康治監督=現J2松本=は「彼らはうまいから深追いするな」と守備的戦術を指示。ところが当時の日本代表は本田が音頭を取り、これを無視して前がかりに戦った。強豪に0-1で惜敗したものの、ボール支配率で上回るなど善戦している。

 

 本田は試合後「(反町監督のいうことは)ごもっともだけど、オレの考えは違った。(オランダは)そんなに怖くない。圧倒できると思ったから、他の選手とも話して、前からいこうとなった」と明かした。

 一選手の分際で監督をないがしろにする本田の物言いは、一部で批判を浴びたが、当時からチームメートだったFW岡崎(レスター)、MF香川(ドルトムント)、DF長友(ガラタサライ)らは本田の主張に賛同していた。

 岡田武史氏(61)=FC今治オーナー=が日本代表を率いた10年W杯南アフリカ大会もしかりだ。

 岡田氏は今年の年明け、ハリルジャパンで干されていた本田について「圭佑は本大会にキチッと合わせて調子を上げてくる。オレは心配していない」と断言。「監督批判? オレの時の方がもっとすごかったよ」と苦笑していた。

 南ア大会の直前は、ハリルジャパンよりも低迷していたが、「本田の1トップ」という新機軸を打ち出し、これがハマってベスト16進出を果たしている。

 W杯本大会を2カ月後に控えた段階で突然指揮を託された西野朗監督(63)は、選手から絶対的な支持を受ける本田を中心にチームをつくる以外に、有効な手段はないだろう。

 本田もメキシコリーグ後期だけで7得点、シーズン通算10得点の好調ぶりだ。

 ポジションは、ハリルジャパンでの右サイドではなく、本田自身が「わが家」と呼ぶ得意のトップ下。もしくは、岡田監督時代同様「ワントップ」のような奇手を打つ可能性もある。

 戦術的にも、本田の意向に添い細かいパスワークを取り入れるはず。3月27日のウクライナ戦に1-2で敗れた際、DF長友は「圭佑みたいに(DFが苦しい状況で)勇気ある選手がね、下りてきてタメを作って、そこで時間をつくったりとか、僕はディフェンスラインから見ていて助かった」と語り、本田がいなかったら惨敗していたとの見解を示した

 本田がこれほどチームメートから人望を集めるのはなぜか。選手としても戦術論でも優れていることも理由だが、それだけではない。

 現役選手にしてビジネスにも熱心で、国内では複数のフットサル場を経営。欧州や東南アジアのクラブ経営にも参画している。

 そこで、現役を引退したかつてのチームメートらに「何もしていないなら、オレのところで働いてみろよ」と声をかけ雇用。自身の現役引退後には、本格的にサッカー選手のセカンドキャリアの受け皿として仕事を提供する意向だという。

 サッカー界からビジネス界への転身といえば、元日本代表の中田英寿氏(41)がパイオニアだが、こちらは「日本酒のアドバイザー」や「宮大工」など、基本的に自分の趣味の延長線上でエンジョイしているに過ぎない。親分肌で浪花節の本田とは根本的な違いがあり、ここに本田が支持される理由がある。

 ハリル前監督は今週中に再来日し、記者会見を開く予定。本田についてどんな見解を示すか興味深いが、いずれにせよ、日本代表内での権力闘争はすでに勝負がつき、2度と覆ることはない。

https://www.zakzak.co.jp/spo/news/180418/spo1804180004-n3.html


何はともあれ、ピッチ上で試合をするのは選手たちなので、選手たちが団結して動かなければ試合にはならないことは確かだ。団結させるのが監督の最も大切な仕事なのだ。この大切な仕事を、ハリルは放ったらかしていたのではないのかな。だからダメなのである。

 

団結できなければ試合には勝てないのであるが、それでもハリルは依怙地であった。ハリルの言う「縦バス1本」でも他に応用動作ができるような攻撃態勢が取れれば、それはそれでよかったかもしれないが、どうもハリルの「縦パス1本」は、単なる縦バスだけだったようだ。

(続く)