女々しいぞハリル、代表監督不適格(14)

やっぱりハリルホジッチ日本サッカー協会を提訴した。本日5.11(Fri)にそんなニューズが飛び交っているが、このブログの文章はすでに5月初めには書き終えているので、そのまま続ける。このことは後に出てくるが、既に予想して、そのように書いたあったのだか。・・・



日本を徹底的に研究してきた韓国に対して、あまりにナイーブすぎた。韓国は低い位置でブロックを形成し、縦に速く攻めてくるハリルジャパンがつけ入るスペースを消し去った。そのうえで日本がサイドに展開したときも、あるいは真ん中へ縦パスを入れたときも素早く潰し、さらに中盤におけるキーマン、井手口陽介ガンバ大阪)にマーク役をつけてきた。

 想定していた戦術がはまらなければベンチからの修正か、プレーする選手たちが機転を利かせる臨機応変が求められる。しかし、ハリルホジッチ監督は動かなかった。いつもならテクニカルエリアで怒り心頭のゼスチャーを見せる展開で、ベンチに座ったまま戦況を見つめている。

 2点のビハインドで後半を迎えても選手交代はなし。最初のカードは21分。井手口との交代で投入されたのは、攻撃系の選手ではなく、ボランチ三竿健斗鹿島アントラーズ)だった。リードされる展開でA代表戦デビューを果たした21歳は、「(出場は)予想していなかったですね」と苦笑いするしかなかった。

 指揮官は試合終了直後にも、思わず耳を疑うような言葉を残している。

相手が日本より強いことは、試合前からわかっていた。韓国のほうが格上であり、勝利に値する

 格上を相手にしたときこそ、真骨頂を発揮する指揮官ではなかったのか。緻密な分析で相手を丸裸にし、ストロングポイントを消し去る戦略を練り上げる。来年のロシア大会出場を決めた8月のオーストラリア代表戦のような戦い方は、最後まで顔をのぞかせることはなかった。

 ロシアの地で対戦するコロンビア、セネガルポーランドはいずれも日本より格上だ。FIFAランキング上では日本よりも下位の韓国に完敗し、この期に及んで「この大会を戦ったチームはA代表ではなかった」と言い訳を展開するようでは、指揮官の存在意義も問われかねない

 

 ピッチ上における自己解決力も発揮できなかった。動きを封じられた井手口が言う。

監督が要求している『前、前』というのを素直にやりすぎていて、ピッチ内ではもっと自由にできればいい形はできたと思う

 国際サッカー連盟FIFA)が定める国際Aマッチデー以外の開催となる今大会には、欧州組を招集できない。日本の場合はFIFAクラブワールドカップに出場した浦和レッズ勢も選外となった。けが人も続出したゆえに、ハリルホジッチ監督も「A代表ではない」と言及したはずだが、欧州組を呼べない条件は韓国も変わらない。

 だからこそ、欧州組との間に存在する差を詰めるチャンスだった。キックオフ前の青写真が崩れたとしても、それを補って余りある知恵と勇気を見せつける跡がなかったことが寂しい。

 「やっぱり欧州組がいないからと言われるのでは?」という問いに田嶋会長が首を縦に振る。

「結果的に見ると、いまおっしゃったことが当てはまってきてしまう。それが悔しくないのかと僕は思う。海外組がいなくても『俺たちでやれる』くらいの気持ちでやってほしかったし、それを示すいいチャンスであったにも関わらず、試合に負けたとか、そういうこと以前の問題なのが非常に悔しい」

 半年後に迫ったロシア大会の代表入りへ向けて、今大会は国内組にとってのラストオーディションとして位置づけられていた。連勝で何人かの選手たちは評価をあげたものの、画竜点睛を欠いた惨敗で再びゼロ、あるいはマイナスになった選手もいるだろう。

「ターゲットとなったこのゲームで判断できた選手がいたかどうかは正直、難しい状況になった」

 日本協会の西野朗技術委員長が力なく語った。表彰式で、そして場内一周でファンやサポーターから痛烈なブーイングも浴びせられた。2017シーズンを締めくくる一戦で見せつけられた国内組の純然たる現在地。後味の悪さとロシアへの不安だけが残った。

(文責・藤江直人/スポーツライター

https://news.goo.ne.jp/article/thepage/sports/thepage-20171217-00000001-wordleafs.html?page=2

 

田嶋会長 怒り心頭! 悪夢の大敗に「代表としての誇りを持っているのか」

    20171217 06:05 デイリースポーツ

f:id:altairposeidon:20180511220614j:plain韓国に惨敗し、うなだれる日本代表イレブン=味の素スタジアム

(デイリースポーツ)

 「サッカー・東アジアE−1選手権、日本1−4韓国」(16日、味の素スタジアム

 日本は韓国に1−4と完敗し、2勝1敗の勝ち点6で2位に終わった。韓国は2勝1分けの同7とし、大会初の2連覇で4度目の優勝。大会最優秀選手には韓国のMF李在城が選ばれた。

 大敗に怒り心頭だった。日本サッカー協会田嶋幸三会長(60)は「ひと言、情けない。がむしゃらになって取り返しにいく、代表としての誇りを持っているのか」と矛先を選手に向けた。「久々にこんな試合を見た。3点差での敗戦は記憶にない」。6月のW杯アジア最終予選イラク戦で引き分けた際にも怒りを口にしたが「次元の違う情けなさ」とバッサリだ。

 引き分ければ優勝という状況。「W杯でも勝ち点1を取りにいかなきゃいけない。日頃出せないものをW杯では出せない」と言う。収穫を問われ「ダメな選手が分かるわけですから」と最後まで厳しかった。

https://news.goo.ne.jp/article/dailysports/sports/20171217027

 

 

これでは代表監督が務まる筈もない。「相手が日本より強いことは、試合前からわかっていた。韓国のほうが格上であり、勝利に値する」などと、対戦相手を褒めるにも言葉を選ぶ必要があると言うものである。この物言いは、自身の立場をわきまえていないに等しい。これでは日本チームの代表監督は務まらない。早々に解任されて当然ではないか。日本サッカー協会田嶋幸三会長(60)は怒り心頭であった。

 

 

セルジオ越後氏、ハリル監督発言に疑問「解任おかしくない」

    2017.12.17 12:43

 

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セルジオ越後

(サンケイスポーツ)

 サッカー解説者のセルジオ越後氏(72)が16日夜、テレビ東京系「追跡LIVE! SPORTSウォッチャー」に生出演。宿敵・韓国に4失点と屈辱的敗戦を喫した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の試合後のコメント内容に疑問を呈した。

 東アジアE−1選手権最終日は同日、東京・味の素スタジアムで男子の最終戦2試合が行われ、日本は韓国に1−4と完敗。2大会ぶり2度目の優勝を逃した。前半3分にFW小林悠(30)=川崎=の2戦連発となるPKで先制したが、その後立て続けに失点。ホームで韓国に3点差以上で敗れたのは1954年以来、実に63年ぶりの屈辱となった。

 セルジオ氏は、試合後にハリル監督が「日本より強いことは試合前から分かっていた」とのコメントを残したことに、「試合に負けて『今日は良い日じゃなかった』って言うのは普通ですけど、前の日から『相手の方が日本より強かった』って言う監督は、僕はもうチームの指揮を執るっていう権利はなくなったと思うんです、この瞬間に」とピシャリ。その理由について「『韓国が日本より強い』って認めてるなら、(来年6月開幕のロシア)ワールドカップ(W杯)の3相手が韓国よりはるかに強いんですよ。だから、ハリル監督は『戦えない』ってことを自分で宣言してしまったんですね。選手の立場に立ったら、上司として、ついていけないっていうことを言ってしまっているんですね。これだけで解任してもおかしくはないんじゃないかなと思います」と辛口の言葉を並べた。

 さらに「(2007年に)オシムが倒れたときに岡田監督も(代表監督を)やったから、別に珍しくないです。これは協会の宿題です」ともつけ加えた。

https://news.goo.ne.jp/article/sanspo/sports/sanspo-jpn1712170011.html?fr=topmynews

 

 

これを契機に201847は、代表監督解任だ。このように批判が続けばこれは当然の帰結ではないのかな。もっと早い段階で結論を出すべきであった。協会の責任といわれても、致し方ないことであろう。

ハリルホジッチを選んだのも日本サッカー協会であれば、合わなければ当然首を切るのも日本サッカー協会だ。

(続く)