女々しいぞハリル、代表監督不適格(34)

こんなような大学であれば、日大からは大学の免許を剥奪して貰いたいものだ。もちろん現在の在学生には責任はない筈なので、来春から入学を禁止して貰いたい、と言う事だ。

 

尤もこんな大学なので、学生もそんな学生なのかもしれない、と噂されても仕方がないでしょう。

もちろん宮川泰介選手も、「ルール違反をせよ」と言われた時に「やらない」と言う選択枝もあった筈だが、自主独立の精神でそのようには行動しないと言う事が出来なくて残念だった、と言っている。日大での教育では、自主独立の精神の教育は微塵にもされていなかったようだが、彼にはそのことを非常に悔やんでいたので、人間的には、日大には珍しく真っ当な精神の持ち主であった、と思われるのだが、監督の指示を断れなかったことがつくづく残念な事ではある。

 

何と言っても、「ルール違反をせよ」と指示したのは、日本大学NO.2の地位にある常務理事の内田正人監督だったから、どうしても「反則はやりません」とは言えなかった訳だ。

 

 

日大には”危機管理学部”もあるようなので日大自体として、とっくにこの問題は解決できていた筈だ。だが解決できていないうえに、ますます疑惑を深めていっている。いくらスポーツ庁が言っても、日大としては解決できないのではないのかな。日大の保身を大事にしている以上、解決できるどころか右往左往に終始するのではないのかな。

 

解決すると言う事は、内田監督が真実を話さなければならないことなので、内田監督ひいては日本大学の信頼を無くすことになってしまうからである。

「本来なら日大が声を出すべき」 鈴木長官、対応に釘

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写真・図版
スポーツ庁の鈴木大地長官=20日、羽田空港

 

 アメリカンフットボールの悪質なタックル問題で、関西学院大の選手を負傷させた日大の選手が22日に記者会見を開き、監督やコーチからの指示があったと証言したことを受け、スポーツ庁鈴木大地長官は「本当であれば、とてもあってはならないこと。私たちはどんな状態でも善悪を判断できる選手を育成しないといけない」と話した。

 大学スポーツで一選手が会見を開くという異例の事態について、鈴木長官は「本来であればしかるべきところ(日大)が声を出していくべきだと思う」と日大の対応に釘を刺した。「指導者と選手のコミュニケーションのあり方をスポーツ界全体で考えないといけない。疑問をもったら話を聞き、言いたいことは主張する。そういうスポーツ界にしたい」とも述べた。

https://www.asahi.com/articles/ASL5Q6604L5QUTQP039.html?iref=pc_ss_date

 

 

こんな状況だから政府も動かざるを得ないようだ。スポーツ庁鈴木大地長官までもが、日本大学が動くべきだ、と言い出している。

 

どうする、日大。と言っても何も動かないであろうし、動けないのだ。何しろ「嘘」で塗り固めてしまったから。

 

次の論考は、4つの許されない嘘と矛盾、として説明している。

 

1)反則指示があったにも拘らず、「監督、コーチからは反則指示はない」と嘘をついている。

2)宮川家からは「ケガさせろと指示があった」と公表を求めたが、日大はそれを断り、更には「宮川選手も反則指示がなかったと言っている」と嘘のコメントをしている。

3)関学大への回答書には「理解に乖離があった」と書かれているが、宮川選手へは聞き取り調査などは一切されていない。宮川選手側に責任を押し付けているだけである。

4)宮川家から「個人的に謝罪したい」という提案を断っているが、監督自身が早く謝罪すべきだったと言ったこととは矛盾している。

 

これらの嘘は日大自身を守るためだけのもので、宮川泰介氏を守るものでは一切ない。反対に、宮川泰介氏だけに責任を押し付けたものであった。

 

丁度ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の行動と同じものではないのか。自己保身である。日大の方が規模が大きく、全く見苦しいものであるが。

 

ではその論考を紹介しよう。

 

 

 

勇気ある会見で判明した日大と内田前監督の4つの許せない“嘘”と矛盾点

2018.05.23 05:00

加害者である日大守備選手の勇気ある会見で日大と内田前監督の発言との矛盾点が浮き彫りになった

 文部科学省は、もう日大への学校法人の認可を取り下げた方がいいのかもしれない。この日、日本記者クラブで開かれた悪質タックルを行った加害者である宮川泰介氏の勇気ある会見で、日大と日大アメリカンフットボール部が、これまでに少なくとも4つの許されない“嘘”をついていたことが明らかになった。

 矛盾点、つまり、彼らがついてきた“嘘”を整理してみる。

 一つ目は、これまで情報が錯綜していた「監督、コーチの反則指示」があったか、どうかという点。宮川氏は、この日の会見で、詳細な経緯と内田正人前監督と井上奨コーチから受けた具体的な言葉を明らかにした。
「アライン(守備ポジションと狙い)はどこでもいい」
「相手のQBがけがをして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」
 これらは疑いようのない反則の指示だ。にもかかわらず日大広報は「監督は反則を指示していない」と“発表”している。これが16日だ。また、この日の会見を受けて、改めて反則指示はなかったことを弁明した。「つぶせ」がよく使われる言葉で、「受け取り方に乖離」があるならば、なぜ、1プレー後に内田前監督は宮川氏を注意しなかったのか? これらはもはや見解の相違などではなく“嘘”の発表である。
  
 二つ目は、「本人も反則指示がなかったと言っている」との広報コメントだ。これも、この日、真っ赤な嘘であることが明らかになった。しかも、511日に宮川氏が、井上コーチに連絡をして、本部にある内田前監督の部屋で、監督と井上コーチ、宮川氏と両親の5人で会談を行い、宮川氏の父親から「個人的にでも相手方選手と家族に謝りに行きたい」と申し入れたところ、監督からは「今はやめてほしい」と拒否され、父親が「監督、コーチから選手に対して対戦校のクオーターバックにけがを負わせろと指示を出し、選手はそれに従っただけである」ということの公表を求めて、そのメモを渡したが、これも「公表できない」と断られている。ここまで選手が訴えていたにも関わらず、日大側は、監督、コーチの有利な方向に情報を誘導しようとしていたのだ。

 三つ目は回答書の“嘘”だ。

 関学大12日に会見を開き、謝罪と見解についての回答書を求めた。送られてきた回答書を関学大17日に会見を開き公表したが、「指導者の指導と本人との理解の間に乖離があった」と書かれていた。だが、弁護士は、この日、「部による聞き取りが一度もなかった。それで乖離があったというのはおかしい」と暴露した。宮川氏が、監督、コーチの指示をどう受け取って、なぜ反則行為に至ったか?という経緯に関する部内の聞き取り調査を一度として受けてもいないのに、なぜこういった回答ができたのだろう。

「乖離していた」という言葉を使い“監督、コーチの指示には問題はなかったが、宮川氏が勝手に暴走した”という論理のすり替えになぜ持っていけたのだろう。
 内田前監督が事情を明らかにするまで真実はわからないが、明らかに監督、コーチにとって都合がよく、宮川氏だけに責任を押し付けるように事実を捻じ曲げて“作文した”文書だったのだ。
 さらに関学大から「誠意を感じられない」と“差し戻し”を要求され、24日までに調査して再度返答するとしていたが、その部の調査も今なお行われていない。

 辞任した内田前監督も、空港での囲み会見で反則行為を指示したか、どうかを問われ、「文書でこちらから誠意を持って答えたい」と、繰り返すだけで言及をさけていたが、一切、部による調査を行っていないのだから、誠意などない嘘八百の逃げ口上だったということになる。

 もうほとんど回答期限までの時間がなくなっているが、24日期限の回答書を日大は、今度は、どう“作文する”つもりでいるのだろうか。



 4つ目の矛盾点は、内田前監督が辞任の囲み会見で言った「私がまず関学大に直接お会いして、直接謝罪するのが大事で今まで時間的に迷惑をかけた」との発言だ。雲隠れしてきたことと、辞任が遅れたことへの言い訳だが、宮川氏と父親が「個人的に謝罪にいきたい」と申し入れても「それはやめてほしい」と止めておき、自らもなかなか謝罪を行っていなかったのだから言動が矛盾している。

 これらは内田前監督の自らの謝罪についての言い訳で、加害者の謝罪について話したわけではないが、当事者の謝罪を止めた理由が理解できない。そこに誠意など欠片もない。宮川氏の勇気のある会見で明らかになったのは、内田前監督の謝罪も辞任も、自分が有利になるための言い訳で塗り固められた、まったく信用のおけないものであるということだ。

  そして、もうひとつ、この日の会見では驚くべき事実が明らかになった。


(続く)