女々しいぞハリル、代表監督不適格(43)

この論考によれば、日大の不健全で前近代的な組織の一掃は不可能と言うほかはない、と小生には感じられた。日大生にとっては、誠に不幸なことだ。

 

これもアメフト部の監督の素性の悪さが惹き起こした問題、ではあるが根は深い。日大そのもののに繋がっているからである。

 

ここに2005年(H17年)の週刊文春623日号がある。そこには「日大総長選の”黒幕”がJOC常務理事就任の奇怪」という記事がある。

 

この時はこの田中英壽氏は日大の常務理事であり、2005622日、日本大学の総長選が行われているが、その候補者の一人の黒幕となっていると書かれている。本来ならば黒幕でなく表舞台に立って選挙運動をしてもよかったのであるが、以前から大学関係の工事に際してゼネコンからキックバックを受けているなどの疑惑がささやかれていたため、それが出来なかったと言う。

 

更には、戦後最大の経済事件と言われた「イトマン事件」などの主役の許永中などとも人脈があったとしている。更にはその許永中を通じて韓国の金雲龍氏(元IOC副会長)とも知り合いとなりIOCとも関係を持ったようだ。そして許永中から様々な闇人脈を紹介されたようで、山口組の大幹部から数百万円もする高級腕時計をもらったと学内で自慢していたこともあったとも、記さている。

 

その田中氏が今は日大の理事長にまで出世している、と言う訳だ。

 

 

 

さてサッカーの代表監督問題から何時の間にか日大問題に飛んでしまっていたが、530には、日本対ガーナ戦が雨の中日産スタジアムで行われたが、×2の惨敗であった。少しは見られるものがあったかと言うと、何もなかった。

 

さぞかしハリルホジッチもほくそ笑んでいることであろう。ただ選手たちには、まだまだハリルホジッチの息のかかった雰囲気からは脱却出来ていない、様にもみえる。

 

 

セルジオ越後、ハリルでも西野でも変わらない問題…言われたことしかできなくて何が代表だよ!

5/31() 5:22配信 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180531-00041162-sdigestw-socc

「3バックでも出来るんだよってところを監督に見せたかったのかもしれない」



日本代表のロシア・ワールドカップに向けた壮行試合のガーナ戦は、0-2で完敗の結果に終わったね。大会の2か月前に監督交代のドタバタ劇があったり、新監督が新しいシステムを導入したりと、試合前からいろいろと話題の多かった西野ジャパンの初陣だったけど、結局まだまだ周囲の期待に応えられるようなチームにはなっていないことが分かった。

確かに、こういう状況になって、西野監督に対して周りからの期待が大きくなるのは頷けるよ。日本人らしいスタイルとか、日本的なサッカーというのを再び掲げて、システムも複数を使い分けて、「何かやってくれるんじゃないか」という期待を抱くのは分かるけど、そう簡単にいくものではなかったね。

内容を見れば分かるように、攻撃の組み立て方に多少の差はあれど、やっていることは以前とほとんど変わっていなかったし、逆にチームが混乱しているようにも見えた。

正直、ガーナ戦に関しては3バックをずっと保つ意味はなかったと思うよ。ガーナはそんなに前から来る相手じゃなかったけど、長谷部は両センターバックの間にずっと収まって、相手の守備を崩すような動きはほとんど見せなかったし、誰も積極的にプレスにもいかなかった。ボランチは3バックでのやり方に慣れていないせいか、まるでぎこちなかったし、原口も残念ながら右サイドで消えてしまう時間が多かった。

かわいそうだったのは大迫で、ガーナ戦の3---1のフォーメーションは、彼を孤立させるばかりで、まったくいいシステムだとは思わなかった。システムを変えて後ろから組み立ようという意識が強すぎたのか、大迫へのサポートが足りなかった印象だ。

それでいて前半の失点シーンでは、ゴール前で人数は足りているのに相手にフリーキックを与えて、壁の造りの不味さから直接決められてしまった。どこか、3バックにして自ら混乱していたのが、前半の日本だったように思う。選手は目の前のガーナを相手に戦っているというより、このシステムでも出来るんだよってところを監督に見せたかったのかもしれないね。

「相手に隙があるなら、ピッチ内の選手たちでやり方を変える判断力を持つべき」

終盤、日本は0対2にリードされて、最後の15分あたりで長谷部を交代、4バックにして敵陣にどんどん攻め込んでいく積極性を見せた。武藤、柴崎、酒井高、あるいは長友が絡んだ連係から、ゴールの匂いを感じさせる攻撃もあった。

疑問に思うのは、なぜそういう攻撃をもっと早くやらないのか、ということだよ。相手は決して早いタイミングで背後に蹴ってくるようなチームではないのだから、どんどんプレスをかけて押し上げていかないと、前でボールを奪ってからの効果的な攻撃にはつながらないし、逆にチームの重心は下がっていってしまう。それなのに、日本は1点取られても、2点取られても、ちゃんと新しいシステムを守っていたよね。

結局、3バックにしろ、4バックにしろ、相手に隙があるなら監督の判断なんか待っていないで、ピッチ内の選手たち自身で攻撃的なやり方に変える判断力を持つべきなんじゃないかな。監督が言っていることだけをやっているなら、それは代表チームなんかじゃない。与えられたシステムを従順に守って何もやり方を変えられないなら、相手だってこれほど楽なことはないよ。

じつは、こういう問題こそが日本サッカーの大きな弱点だと思っている。臨機応変に自分たちのやり方をピッチの中で変えるような柔軟性がない。選手たちが、そういう戦術的な目を持っていないんだ。これはハリルが監督をやろうが、西野が監督をしようが変わる問題じゃない。つまりは質の問題だ。

日本のサッカーは質が落ちてるね。ガーナ戦はそういうことを露呈した試合だったと思うし、逆に出なかった選手のほうが得をしたんじゃないかな。

大雨の中であんな体たらくの試合を見せられたらブラジル人は間違いなく帰るけど…

 


いったい、西野監督はガーナ戦での何を判断材料として、ロシアに向けた23人を決めるんだろうね。ガーナ戦で及第点を付けられるような選手はあまりいなかったように思うけど、それでも出場した全員が選ばれるとしたら、それほど日本は人材難だということなんだろうし、同じポジションでガーナ戦に出場した選手が選ばれずに出場しなかった選手が選ばれたとしたら、それもまた選考の基準がよく分からないことになってしまう。

要するに、ガーナ戦は西野ジャパンの初陣かつ最終選考の舞台という位置づけでありながら、試合では全員を試すことができないという、なんとも中途半端な感じにならざるを得なかったわけだ。これは就任した時点でほぼ決定していた状況だったとはいえ、西野監督にはちょっと気の毒だったね。だからといって、時間がないのは分かっていたことだし、時間の多い少ないに関わらず、本大会では結果を出さなければ責任が問われるのも分かっていることだよね。無論、西野監督に交代するという選択をした日本協会が負うべき責任は大きいよ。

そうした期待が大きいからこそ、ガーナ戦の完敗は、我慢ならないという人もいただろうし、実際にスタンドからはブーイングも聞こえたけど、そのボリュームは決して大きくはなかった。まあ、日本ではワールドカップで勝とうが負けようが、別にどっちでもいいと思っている人が多いんだろうね。

それがあのブーイングの大きさに現われているし、だいたい大雨の中であんな体たらくの試合を見せられたら、ブラジル人やスペイン人は間違いなく途中で家に帰っているよ。それでも多くの人が帰らなかったのは、試合の後にコンサートがあったおかげでしょ。

試合後に印象的だったのは、インタビューを受けていた西野監督の表情。「良いところもあった」「いいチャレンジができた」なんて言っていたけど、決して明るい展望を見出せたような表情じゃなかったし、「これは思った以上に大変な作業だな」って実感しているのが本心じゃないかな。

結局、協会が求めた“コミュニケーション”はあっても、勝つことはできなかった。今頃、ハリルホジッチはどんな想いでいるんだろうね。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180531-00041162-sdigestw-socc&p=2

or

http://blog.livedoor.jp/footcalcio/archives/52056438.html 2018/5/31 09:30

 

 

 

そして531日には、ワールドカップロシア大会の代表23名が発表された。まあ、せいぜい

頑張ってもらうしかないのであるが、ガーナ戦を見る限りロシア大会の状況が思いやられるものである。しかしそれでも期待しないで、と言うよりも期待できないが、待とうではないか。

 

と言う事で、いったんここで筆を置いて、夫々(日大とワールドカップ)成り行きを見つめてゆきたいと思っている。

(終わり)(このテーマ、終わります。)