究極の悪、石破茂(1)

石破茂の悪さ加減は、小生のブログ「加計問題を紐解いてみれば!(48・総選挙)」(2017.10.08~

にしっかり書いてあるから、それを読んで頂きたいのであるが、特に2017.10.12NO.5以降を参照願いたい。

 

現在は国民民主党代表の玉木雄一郎とともに、当時、石破茂日本獣医師会から100万円の政治献金を受けて獣医学部新設に反対して、岩盤規制に風穴を開けるべく安倍首相の進める「国家戦略特区法」を骨抜きにする「石破4条件」を潜り込ませて、獣医学部の新設を加計学園岡山理科大学今治キャンパスの一校のみに抑え込んでしまったものであった。安倍総理の部下である地方創生担当大臣の立場でありながらである。

 

 

その石破茂が、2018920日投開票の自民党総裁に立候補している。

 

そしてそのキャッチフレーズが「正直、公正、石破茂」だ。自民党関係者は口をそろえて、「よく言うよ」、「不実・不公正・百万円」ではないか、と盛り上がったと言う。

 

これは月刊WiLL10月号の「これが石破茂だ!絶対に総理にしてはいけない男」(永田二郎氏)に書かれている一文だ。

 

そこには石破の「不実・不公正」振りが沢山書かれているので、簡単にそれを紹介しょう。

 

 

まず第一は20082月の海上自衛隊イージス艦あたご」が南房総沖で漁船と衝突して、漁船の親子が死亡した海難事故への石破の対応だ。その時石破は、防衛大臣を務めていた。

 

この時石破は、マスコミにおもねる発言ばかり繰り返し、部下である自衛官を一切守らなかった。その事故の状況の事実には一切言及せずに、自衛隊側に全面的に非があるかのような印象を、トップ自ら与え続けたと言う。これでは防衛大臣としての、事故の再発防止策の策定や防衛力の向上などの施策には、一切役立たない。石破は暴走するメディアに付和雷同した、と喝破されている。そして真実の追求と言う課題から「逃亡」し、身内を売り部下に責任を押し付けると言う防衛大臣としての役目も放棄してしまっている人物は、総理の器ではない、と断言されている。総理の器と言うよりも「人間」としての欠片もない、と言いたかったのではないのかな。

 

結局、刑事裁判では一、二審とも「あたご」側には回避義務はなかったと結論付けられて、海上自衛官全員が無罪となっている。石破は自衛官OBや関係者に謝罪を求められたが、頬かむりをしたままだと言う。無責任、不実、不公正、石破茂

 

第二は、政策面で踏み込んだ発言をするのは、自分が責任を取ることがない外野に居る時だけだと言っている。

 

石破は、憲法自衛隊の存在を明記するために、憲法九条二項を削除すべきだと繰り返し主張していた。この問題に対しては、「二項削除」はわかりやすく、憲法論としても正論であり、安倍陣営としては、これを石破が争点としてきたら厄介だと警戒していたと言う。

 

しかし蓋を開けてみると、石破は九条問題の議論から見事に「逃亡」していた。出馬会見では、憲法改正において九条問題優先順位は高くない抗弁した、と永田二郎氏 は非難気味に書いている。

 

ちなみに憲法九条を下記する。

 

第二章 戦争の放棄

第九条[戦争の放棄、軍備および交戦権の否認]
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、 永久にこれ を放棄する。

 前項の目的を達するため、 陸海空その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


そして「石破はこれまでの勇ましい「二項削除」の主張を完全に封印した。これを聞いたチーム安倍の最高幹部は、「本当に中身が何もない男なんだね」と呆れ果てたと言う。」と書いている。

 

 

本来はこの憲法九条一項は改訂され、二項は削除されなければならないものである。そうでなければ、日本国を守ることはできない。

 

 

 

第三は、「非核三原則見直し」だ。石破は昨年、盛んに「非核三原則」の見直しに言及していた。

 

 

石破氏、非核三原則見直し言及 「抑止力十分か」

2017/9/7 0:51

 自民党石破茂元防衛相は6日のテレビ朝日番組で、非核三原則の見直しに言及した。相次ぐ北朝鮮の核実験やミサイル発射を踏まえ「米国の核の傘で守ってもらうといいながら、日本国内には(核兵器を)置かないというのは本当に正しい議論なのか」と語った。

 石破氏は「感情的には持ち込ませない方がいいに決まっている」と指摘。核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」とする非核三原則について「抑止力として十分か考えないといけない」と強調した。

 日本が核兵器保有することについて「唯一の被爆国である日本が核を持てば、世界中どこが持ってもいいという話になる」と否定的な立場を示した。防衛相経験者の石破氏の非核三原則見直し論は日本国内外に波紋を広げる可能性もある。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS06H7H_W7A900C1PP8000/2017.9.14 17:35

自民・石破茂元幹事長「非核三原則の見直し議論せず北朝鮮の脅威ばかり言ってもどうにもならない」 派閥会合で指摘

2017.9.14 17:35


自民党の石破元幹事長=13日午後、福岡市内のホテル   

 自民党石破茂元幹事長は14日の派閥の会合で、非核三原則の見直しを議論すべきだとの考えを改めて示した。「議論もしないで、『米国の核の傘があるから大丈夫だよね』『ミサイル防衛があるから大丈夫だよね』って。本当に日本の独立と平和は達成されるのか」と述べた。

 石破氏は「日本も結論はともかくとして、きちんと議論をしないで北朝鮮の脅威ばかり言いつのっても、どうにもならないのではないか」と指摘した。

 また、憲法912項を維持した上で自衛隊の存在を規定する安倍晋三首相(党総裁)の改憲案について「党議決定は平成24年の党改憲草案のまま残っている。そのことについて説明を全くしないで、1項、2項そのままで3項をつけ加える議論は、どう考えても党内民主主義としておかしい」と強調した。

http://www.sankei.com/politics/news/170914/plt1709140021-n1.html

 

今は自分が外野にいるからこそ、踏み込んた主張をしているだけだ。過去に彼は三年間も防衛大臣(長官)を務めている。その時には、見直しを進めるべき時であったにも拘らず、何もしなかった。外野に居る時だけは正論を声高に述べている。これではダメだ。

 

 

第四は、森加計問題の石破の政権批判だ。冒頭に述べておいたが、地方創生大臣の職にありながら、何もせずに地方が疲弊している、などと政権批判する。自分の責任を棚に上げている。

 

 

第五は、今回の立候補に際しての政策だ。きれいごとは盛んに言っているが、何も中身を発表していない。「何をどうするかは、総裁に当選した後に作ると言ってのけた。石破が「逃亡」したのは、憲法論議だけではなく、すべての政策だったのだ。」と永田二郎氏は書いている。

 

 

 

第六は、石破は究極の逆臣だ、と言う事だ。「(石破は)派閥を解消しますと言って、無派閥の会を作って、石破派に変えたんでしょ。言っていることと、やっていることが違うのはあんたじゃないか」と、麻生財務大臣811日に、石破の変節癖をバッサリと切り捨てた、とも書いている。

 

過去には1993年に自民党が野党に転落した時には、石破は「私は政権与党にいたい。自民党の歴史的使命は終わった」と離党して小沢の元に走っている。しかし1996自民党が復活し出すと新進党を離党し、1997年には何食わぬ顔をして自民党に復党している、と書かれている。

 

 

このように、この論考は、石破の「究極の外道」振りを紹介している。

 

そして「反安倍なら、無能でも外道でも、新聞やテレビが好意的に取り上げてくれる。自ら閣僚や党幹部を務めた政権を誹謗中傷する。主張を変え、親分を変え、政党まで変える「政界渡り鳥」

と結んでいる。

 

 

安倍氏3選へ、党員支持55

石破氏が追い上げ、自民総裁選

2018/9/15 21:22   ©一般社団法人共同通信社

討論会で議論する安倍首相(左)と石破元幹事長=14



 共同通信社1415両日、自民党総裁選(20日投開票)の地方票を持つ党員・党友を対象に、支持動向を電話で調査した。安倍晋三首相(総裁)に投票するとの回答は55.5%で、石破茂元幹事長は34.9%だった。今月78両日の前回調査から安倍氏5.5ポイント減。石破氏は6.3ポイント増やし、追い上げた格好だ。安倍氏は国会議員票で大きくリードしており、連続3選が濃厚な情勢は続いている。

 総裁選の仕組みに従って換算すると、安倍氏の地方票は全405票のうち約250票。国会議員票も345票前後を獲得する情勢で、計810票の約4分の3を確保している計算となる。

https://this.kiji.is/413619077707957345

(続く)