『 記紀では、この日向から大和への旅を【東征】と呼び、出発の様子について、古事記は次のように記しています。
八咫烏に導かれる神武天皇(安達吟光画)
「 神倭伊波禮毘古命(かむいやまといはれいびこのみこと)、その同母兄(いろせ)五瀬命(いつせのみこと)と二柱、高千穂宮に坐(ま)して議(はか)りて云(の)りたまいけらく、『何地(いずこ)に坐さば、平らけく天(あめ)の下の政(まつりごと)を聞こしめさむ。なほ東に行かむ。』とのりたまひて、すなはち日向より發(た)たして筑紫に幸(い)行でましき。故(かれ)、豊国(とよのくに)の宇沙(うさ)に至りましし時…」
「古事記 (倉野憲司校注)」より。
と東征は始まります。出発の記述は「筑紫に幸行でましき」とまずその頃の北九州をしめす筑紫に出向き、その後に「豊国の宇沙に至りましし時…」と記しています。
旅程の順序として先に目的地を、その後詳細を記しているように見えますが、まず筑紫に行ったとする記載のわけは後で分かることになります。 古代の謎解きの旅はここより始まります。』
いかがでしょうか?
私たち日本の歴史を記す「古事記」や「日本書紀」には、ハッキリと「神武天皇」のことが書かれており、その神武天皇が「東征」を行い、日本の初代天皇として即位なされ、現代の私たちに繋がる日本が建国されたんです♥
しかし、連日書かせて頂いておりますとおり、この池上彰なるヒトは、戦後の占領政策の延長でしかない「社会科」の「教科書」に、「実在していた」と書かれていないからといって、「神武天皇の存在を否定」しているんです♥
こちらもご参照♥
↓
☆歴史を歪める「ハリウッド」
http://oyakochoco.jp/blog-entry-930.html
そのニュースが、こちらになります。
☆三原じゅん子氏「神武天皇は実在の人物」と認める 池上彰氏が質問(参院選)
「 (2016年)7月10日投開票された参院選で、神奈川選挙区で当選した自民党の三原じゅん子氏が、同日の選挙特番で「神武天皇は実在の人物」という趣旨のことを話すシーンがあった。テレビ東京系で7月10日放送された選挙特番「池上彰の参院選ライブ」の一幕だ。
コトバンクによると、初代天皇とされる神武天皇は、神の代から人の代への接点に位置する神話的な人物であり、史実を伝えるものはほとんどないといわれている。
番組中の録画の中で、選挙戦のテーマカラーが赤と白だった理由について三原氏は「やはり日本の国旗の色。神武天皇の建国のそのときからの歴史というもの、全てを受け入れた憲法を作りたい」とコメント。当選確実になった後には、中継で司会の池上彰氏からの質問に以下のように答えた。
――先ほどのVTRの中で、神武天皇以来の伝統を持った憲法を作らないといけないとおっしゃってましたね。どういう意味なんでしょうか。明治憲法の方が良かったということでしょうか?
全ての歴史を受け止めて、という意味であります。
(続く)