Ghosn,Gone with the Money

ゴーン、金と共に去りぬだ。

 

あー、びっくり (吃驚)した、・・・・・と言う訳でもないが、ルノーと日産と三菱自動車の取締役会長を務めるCarlos Ghosnカルロス・ゴーンが、東京地検特捜部に逮捕された。

それもプライベートジェット機羽田空港に到着した直後のことであった。N155ANと番号をふられたこのプライベートジェットは、2018.11.19 16:35 羽田空港に到着、それと同時に東京地検特捜部の捜査員がタラップを静かに上がってゆく。暫くするとプライベートジェットの窓のブラインドが二重にすべて、音もなく降りて行く。中の様子は伺いするすべはなくなった。

羽田に降り立ったゴーン容疑者を… 捜査は一気に動いた

2018年11月19日20時37分

f:id:altairposeidon:20181210231627j:plain

カルロス・ゴーン会長が使ったとみられる飛行機=2018年11月19日午後4時36分、羽田空港、諫山卓弥撮影   

 

 日産自動車(本社・横浜市)での自らの報酬を過少に申告した疑いがあるとして、東京地検特捜部は19日、同社会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕した。代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)も同容疑で逮捕した。

 特捜部の発表によると、ゴーン会長とケリー代表取締役の2人は共謀のうえ、2010~14年度の5年度分の有価証券報告書に、実際はゴーン会長の報酬が計約99億9800万円だったにもかかわらず、計約49億8700万円と過少に記載した疑いがある。

 19日夕、ゴーン会長が飛行機で空港に到着したタイミングを機に、東京地検の捜査は一気に動き出した。朝日新聞の記者がその一部始終を見た。

 羽田空港の滑走路に、ジェット機が降りたのは午後4時35分ごろ。機体のエンジン部分には「NISSAN」の社名に似た記号「N155AN」が黒い文字でプリントされていた。

https://www.asahi.com/articles/ASLCM6H22LCMUHBI01F.html

 

逮捕容疑は、代表取締役会長のカルロス・ゴーン代表取締役のグレッグ・ケリーが、カルロス・ゴーンの2010~2014年の5年分の報酬を50億円も過少に申告していたことである。

 

2018.11.19 16:35

ゴーンの乗った日産のプライベート・ジェット機が羽田に着陸、同時に東京地検特捜部の捜査員6~7名が乗り込み、ゴーン会長に罪状などを説明する。

2018.11.19 17:00

東京南区元麻布にあるゴーン会長の自宅と、日産本社に東京地検特捜部が強制捜査に入る。

2018.11.19 18:48

日産自動車の西川博人社長が声明文を読み上げる。声明文は後記。

2018.11.19 19:32

カルロス・ゴーン会長、逮捕される。

と言った経過で進んでいった。

これは「カルロス・ゴーン会長の逮捕理由や罰則、裏切り者は誰?逮捕劇も解説! 」(https://dricho.com/20181120/)を参考にしているが、よくまとめられているので確認してほしい。

参考のためにこのURLから声明文を借用して掲示する。

11月19日18時48分

日産自動車西川廣人社長が声明を発表します。

だいたいこういう大事件の場合、「事実を確認してから正式にコメントします」と時間を稼ぐものですが、西川社長はこの時、すでにこれだけのコメントを発表しています。

当社代表取締役会長らによる重大な不正行為について、日産自動車株式会社は、内部通報を受けて、数か月間にわたり、当社代表取締役会長カルロス・ゴーン及び、代表取締役グレッグ・ケリーをめぐる不正行為について内部調査を行ってまいりました。   その結果、両名は、開示されるカルロス・ゴーンの報酬額を少なくするため、長年にわたり、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していたことが判明いたしました。   そのほか、カルロス・ゴーンについては、当社の資金を私的に支出するなどの複数の重大な不正行為が認められ、グレッグ・ケリーがそれらに深く関与していることも判明しております。   当社は、これまで検察当局に情報を提供するとともに、当局の捜査に全面的に協力してまいりましたし、引き続き今後も協力してまいる所存です。   内部調査によって判明した重大な不正行為は、明らかに両名の取締役としての善管注意義務に違反するものでありますので、最高経営責任者において、カルロス・ゴーンの会長及び代表取締役の職を速やかに解くことを取締役会に提案いたします。   また、グレッグ・ケリーについても、同様に、代表取締役の職を解くことを提案いたします。   このような事態に至り、株主の皆様をはじめとする関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを、深くおわび申し上げます。   早急にガバナンス、企業統治上の問題点の洗い出し、対策を進めて参る所存であります。

ゴーン会長の逮捕を事前に知っており、もう事前にコメントを用意していたということです。                     

(続く)